2017年12月1日発売の、Nintendo Switch用RPG『ゼノブレイド2』。
ついにクリアをいたしました。
今作をプレイして感じた「良い点」「不満点」をレビューしていきます。
ストーリー的なネタバレは一切なしでお送りしますので、ご安心ください。
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目次
概要
ゲーム内容
主なゲーム内容は、以下の記事にまとめました。
→ 第1話をクリア ホムラ可愛い! ゼノブレイド2 (Xenoblade2) ファーストレビュー byみなと
戦闘システムの解説はこちら。「ブレイドコンボ早見表」も公開中。
→ ゼノブレイド2 (Xenoblade2) バトルシステム 解説・攻略のコツ
ブレイドシステムの解説はこちら
→ ゼノブレイド2 (Xenoblade2) ブレイドシステム 解説
ミニゲーム『TIGER! TIGER!』に特化した記事はこちら
→ TIGER! TIGER! ゲーム内容解説・攻略のコツ【ゼノブレイド2】
今作のちょっとした小技等をこちらの記事にまとめています
→ ゼノブレイド2 (Xenoblade2) 小ワザ・小ネタ集
良い点
広大な世界を舞台にした大冒険
雲海の世界アルスト。
そこに生息する巨神獣(アルス)たちの身体が、冒険の舞台です。
アルスは複数存在していて、そのどれもが非常に広大なフィールドになっています。
建物に入ったり、ダンジョンに入ったり、戦闘したりする時に読み込みはなく、シームレスに展開されます。
イベントシーンやスキップトラベル(ワープ)の時はロードが発生しますが、数秒ですのでストレスもありません。
そのため没入感はかなりのものです。
別のアルスに移動する時はイベントやスキップトラベルを介するので、体感としてはオープンワールドゲームと変わりません。
アルス1体1体の密度もかなりのもので、
- 宝箱
- 採集ポイント
- 絶景・秘境
- モンスター
- ユニークモンスター(特殊な敵)
- イベント
これらが至る所に用意されていて、探索のしがいがあります。
噛めば噛むほど、楽しいバトル
今作のバトルは、かなり特徴的。
最初のうちは、複雑で思うように戦えなくて楽しめない部分もあるかもしれません。
ですが、バトルシステムを理解していくと、その爽快感や奥深さにハマり、雑魚戦すら楽しいものに。
- ブレイドコンボ
- ドライバーコンボ
- フュージョンコンボ
- チェインアタック
これらの主要なコンボができるようになると、バトルの印象はガラっと変わります。
一気に開放すると、これまた理解されなさそうなので悩ましいところですが。
豊富なサブクエスト
今作には、非常に多くのサブクエストが用意されています。
アイテムを持ってきたり敵を倒したりといったお使い的なものから、種族の起源に関わるようなものまで、実にさまざま。
中には、ひとつのサブクエストから複数のサブクエストに派生するものもあります。
驚いたのは、レアブレイド1人1人にも固有のイベントが用意されている点です。
レアブレイドは、入手がランダムで運次第なブレイドです。
全てのレアブレイドと出会えるプレイヤーは、多くはないと思います。
そんなレアブレイドたちにも、しっかり声とモーションの付いたイベントが用意されているとは・・・。
聞いてもらえない可能性だってあるのに。
先が気になるストーリー
今作はストーリーの作り込みも凄いです。
アルストの舞台設定がしっかりしているからか、大きな矛盾や疑問も少なく、とても理解しやすいです。
導入部分から引き込まれるストーリーで、どの話も見せ場や盛り上がりが用意されています。
ムービーシーンは長いですが、その分アクションも演出も見応え十分で、何度も何度も泣きました。
サブクエストや探索を楽しみたいけど、メインストーリーは気になるし・・・。
という、うれしいジレンマにさいなまれました。
キャラクターも魅力的
しっかりした舞台設定には、魅力的なキャラクターを。
今作には、物語をぐいぐい引っ張る、個性的で素敵なキャラクターが沢山登場しました。
特に、主人公のレックス。
ヒロインのホムラ。
この2人は、まさに王道の主人公とヒロインで、共感できるし応援したくなる、素晴らしいキャラクターでした。
もちろん、ニアやトラなど、他の仲間たちも大好きです。
他にも、それぞれが抱えている問題や、それぞれの意思がしっかり伝わるキャラクターばかりで、大変魅力的でした。
敵も、サブキャラも、レアブレイドたちも。
サルベージが楽しい
雲海から宝箱を引き上げる「サルベージ」。
プレイヤーとしては QTE をするだけですが、サルベージポイントやシリンダによって結果が変わるし、運の要素も強く、何が出るかわからないギャンブル要素もあります。
モンスターを引き上げることも多く、一筋縄ではいきませんが、お気に入りのシステムでした。
「ゴールドシリンダ」が買えるようになってからは、世界が変わります。
がっぽり引き上げて、がっぽり稼げます!
その他の良い点
- 音楽が良い
各地域の音楽も良曲揃いで、イベント中の音楽もシーンの盛り上がりに合わせて計算された楽曲です。
スペルビアのフィールド・昼の曲が特にお気に入り。 - 傭兵団
余りがちなコモンブレイドの活用法。
サブイベントや発展レベルにも上手く絡ませたシステムだと思います。
まぁ、「コモンブレイドが余る」ということ自体は改善の余地がありそうですが。 - 地域の発展レベル
発展レベルを上げると、傭兵団の任務が増えたり、商品の価格が変わったり。
こういうのがあると、ガンガン貢献したくなります。
最終的には、全地域レベル5まで上げました。 - 権利書
お店のアイテムを全て1つ以上買うと、その店の権利書が売りだされ、買うとオーナーになる。
この権利書の効果がとても大事で、何とか買い揃えようと頑張りました。
なかなかないシステムで、新鮮でした。
不満点
地図がわかりづらい
画面右上のミニマップも、スティック押しこみで表示されるマップも、スキップトラベルで表示されるマップも、目的地までの道がわかりづらいです。
アップデートでミニマップの使いやすさは上がりましたが、まだ微妙です。
『ゼノブレイドクロス』のナビゲーションボールが欲しい・・・。
ただ、アップデートで見やすくはなりました。
バラバラと飛び散るアイテム
敵を倒したり、スマッシュで叩きつけたり、宝箱を開けたり。
そうすると、アイテムがバラバラと飛び出てきます。
それ自体は賑やかで悪くないのですが、そのままアイテムが崖から落ちたり、壁に挟まったりして拾えなくなる場合がありました。
せっかくのアイテムが取れないのは悲しいですし、それがレアなものならなおのこと。
どうにか崖から落ちないようにか、自動で入手できるようにしていただきたいです。
フォトモードがほしい
今作には、本当に美しい場所が多く、ついつい写真に撮りたくなります。
上の画像もそうですが、やはり「ブレイドスイッチ」やコンパスや時間など、写真としては余計なものが多いです。
これら(HUD)を消す設定があれば良いのですが・・・これも『ゼノブレイドクロス』では消せたのに・・・。
理想はやはり、『マリオ オデッセイ』のような「フォトモード」ですね。
フィルター機能などもあると、なおうれしいです。
モンスター図鑑がほしい
非常に多くのモンスターが生息している、アルスト。
どの地域に、どのモンスターがいるか、それをまとめた図鑑がほしかったです。
クエストや、ブレイドの成長にも重要なので、なぜ無いのか不思議なほど・・・。
せめて、ユニークモンスターの討伐達成状況ぐらい確認したかったです。
ソート機能が不十分
例えば、傭兵団の任務の際、欲しいスキルを持っているブレイドを見つけたい時。
例えば、アイテムを管理する時、値段順や性能順に並べたい時。
ソート機能、ソートできる項目が不十分だと感じました。
■18年5月追記
アップデートにより、ブレイドのソートができるようになり、かなり快適になりました。
ナナコオリフラジオレット、頑張ってます?
レアブレイドの1人、ナナコオリ。
彼女が登場するかどうかは運次第ですが、彼女のイベントを完遂するには、運と根気が必要以上に要求されます。
彼女専用の傭兵団任務(レッスン)を、無数にこなさなくてはならず、まさに作業。
そりゃ、レッスンは大事だけど、そこをそんなリアルな回数にする必要ありました?
ナナコオリは頑張っているかもしれませんが、スタンプの設定おかしすぎるでしょ。
しかも最終的には、これまた運次第のスキルが必要になる始末。
これからプレイする人は、彼女と同調できたとしても、うかつにイベントを進めないことをオススメします。
何か改善策や解決策があるなら、教えてほしいです。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード版 |
プレイ時間 | 140時間 |
購入した追加コンテンツ | エキスパンション・パス |
購入した関連本 | ゼノブレイド2 ザ・コンプリートガイド ゼノブレイド2 オフィシャルアートワークス アルスト・レコード |
所持しているサウンドトラック | ゼノブレイド2 オリジナル・サウンドトラック |
シリーズのプレイ状況(みなと) ※記事作成時点 |
ゼノギアス(PS) ゼノブレイド(Wii) ゼノブレイドクロス(WiiU) |
総評
1作目である『ゼノブレイド』を、正統に進化させた印象の今作。
ただし、「良い点」も「不満点」も非常に多くなり、1作目より人を選ぶと思います。
キャラクターも可愛らしくなり、ライトな作風かと思いきや、芯のしっかりしたシナリオと意外とハードな展開。
王道かつ燃えるシチュエーションをこれでもかと詰め込んだ快作です。
プレイ時間はかなり長くなりますが、ガッツリじっくり楽しめました。
ネタバレなしで今作の魅力を語るのは、とても難しかったですが・・・。
2018年の追加コンテンツに合わせて、「2周目要素」も増えるとのこと。
「2周目要素」は、エキスパンション・パスを購入していない人でも楽しめるそうです。
まだまだ改善の余地はある作品ですが、現段階でも最高クラスの作品だと思います。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |