評価:3
今日のレビューは『パスパルトゥー2:あるアーティストのキセキ』です。
お絵描きシミュレーション『パスパルトゥー』の続編ですが、ゲームシステムを大きく変えています。
主な良かった点
- 依頼を通した住人との交流
- 紙以外にも描ける
主な不満点
- クエストの一覧がない
- 移動が不便
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目次
概要
ゲーム内容
主人公のパスパルトゥーは、すべての画材と家を失い「フェニックス」という町で一からキャリアを積むことになります。
前作のキャラも登場しますが、前作を未プレイでもまったく問題はありません。
依頼を受ける
ひたすら絵を描き、売っていた前作とは異なり、今作では街の中を歩き回って住人と交流することができます。
中には主人公に依頼をしてくる住人もいます。
依頼内容は、
- 旗のデザイン
- チラシデザイン
- 物集め
などなど、基本的には「絵を描ける人」に頼むような内容の依頼です。
依頼をクリアすることで画材やお金などを獲得できます。
絵を描く
街中で平らな場所であれば、どこでもイーゼルを出して絵を描くことができます。
カンバスは消耗品で、種類があります。
画材屋さんで買ったり、依頼をこなして手に入れましょう。
絵を描く筆などのツールも、ゲーム進行や依頼達成などで増えていきます。
絵を売る
イーゼルと同様に、絵を展示するためのテーブルもフィールド上に置けます。
絵を置くと、周囲の住人が見に来て、気に入ったら買ってくれます。
自分のアトリエに展示すると、色んな場所の人が見に来ます。
良い点
依頼を通した住人との交流
街を歩き回り、住人と交流し、時には絵を通した依頼をこなす。
前作にはなかった部分ですが、こういったやりとりはおもしろかったです。
紙以外にも描ける
依頼の中には、車などの立体物に絵を描くものもあります。
全面を好きな色にしてOKですし、模様を色々考えるのもアリです。
自分の成果が形になっている感じが良いですね。
動きが良い
前作でもそうだったけど、絵を描く時の動きがキャラと連動してるの、良いです。(みなと)#パスパルトゥー2 #NintendoSwitch pic.twitter.com/8Pk8XvZNdw
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) November 3, 2023
絵を描く時の筆運びと、キャラクターの動きは連動しています。
前作でもそうでしたが、この仕様は良いですね。
建物に入る時、壁と屋根が持ち上がる演出、良い。(みなと)#パスパルトゥー2 #NintendoSwitch pic.twitter.com/PXSR9thzn9
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) November 3, 2023
また、建物に入る時に壁と屋根が持ち上がるのですが、その演出は珍しいし好きでした。
不満点
クエストの一覧がない
依頼を受けても、どんな依頼を受けたのかを確認することができません。
絵であれば色の好みとかも言ってきますし、どこの誰が依頼したかも覚える必要があります。
移動が不便
街中を移動することになった今作。
ですが、移動速度は決して速くはありません。
ワープなどの機能もありません。
そこまで街が広くないのはさいわいですが。
ペイントツールとして
肝であるペイントツールですが、ここもいくつか不便なところがありました。
まず「拡大・縮小」がない。
かなり細かく描きたい時でも、拡大ができず思ったように描けないことが多かったです。
「一手戻る」がないのも不満でした。
リアルな創作を表現しているのかと思いますが、ちょっとした失敗もやり直せないのはツラいところです。
カンバスの地の色を活かしたい時もありますし、もうちょっとゲームらしくても良かったのでは。
また、描いた絵や売った絵の記録が見れないのも不満です。
どんな絵を描いたのか、誰がいくらで買ったのか、そういった記録が見られると良かったです。
気になった点
不安定なところがある
プレイ中、動作が遅くなることがありました。
筆を走らせているのに、一歩遅れて線が描かれたりします。
あと、これは川なのでしょうか?
ずっとこの状態なのでそういう色の川なのか、描画できていないのかわからないです。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版(スペシャルエディション) |
プレイ時間 | 8時間 |
所持しているサウンドトラック | スペシャルエディション同梱サントラCD |
シリーズのプレイ状況(みなと) ※記事作成時点 |
パスパルトゥー:アーティストの描いた夢(Switch) |
『パスパルトゥー2:あるアーティストのキセキ』の総合評価・レビュー
前作よりはゲームとしてかなり遊べる作品になりました。
反面、今までやらなかったクエスト周りで、洗練されていない部分も目立っています。
お絵描きツールとしては筆の種類も増え、かなり描きやすくなりました。
「拡大・縮小」や「一手戻る」など、まだまだほしい機能も多いですが、「絵描きのストーリーのあるゲーム」として完成度は高まった印象です。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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パスパルトゥー:アーティストの描いた夢 感想・レビュー byみなと / ある意味リアルな絵画ゲー
創作活動の苦しみを味わえる!?絵を描きまくって売りまくるシミュレーション『パスパルトゥー』の感想・レビューです。