評価:4.5
『ムーンライター 店主と勇者の冒険』をレビューします。
ショップ「ムーンライター」の店主である主人公「ウィル」。
店主と勇者の二足の草鞋を履くことになります。
主な良かった点
- 死んでも致命的ではない
- 一見、面倒なことが楽しい
主な不満点
- 説明は絵。説明なしのところも。
- 所持数がわからない

プレイしたのはSwitch版です。
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目次
概要
ゲーム内容
『ムーンライター』は、冒険と商店経営を楽しむ、アドベンチャーシミュレーションRPGです。
▼オプション
オプションから
- オーディオ
- 難易度
- キーコンフィグ
などの設定ができます。

私はノーマルで楽しみました。
村「リノカ」
▼掲示板「タウン」
掲示板から「タウン」を選択すると、出資先を選べます。
必要な金額を支払うと村に来てくれます。
- バルカンフォージ
防具や武器を作ってくれる。 - ウィッチハット
回復薬などのポーションを作ってくれる。
また防具や武器を強化してくれる。(エンチャント) - ル・リテイラ
ダンジョンの中で見つかるアイテムを売ってくれる。
昼の営業のみ。 - エディーズバンク
資産運用を行ってくれる。
昼の営業のみ。 - デ・コラツィ
経営に影響を与える装飾品を売ってくれる。
昼の営業のみ。
▼掲示板「ショップ」
ショップを改装することができます。
- ショップ
詳しくはこちら「改装」 - セールボックス
要らないものを入れておくと数十%オフで自動で販売する。 - レジ
商品価格の数十%のチップを払ってくれる。 - ベッド
最大HPが一時的に増える。(ポーションなどで回復はしない)
また攻撃を1度防いでくれるシールドも付く。 - チェスト
保管スペースが増える。
▼ウィルの生い立ちが聞ける
夜、ダンジョンへ向かう途中にゼノンがいます。
彼から、ウィルについての話を聞くことができます。

エンディングを見る前に会話してみてください。
ショップ「ムーンライター」
昼間はお店を経営します。
昼間でも冒険は可能ですが、ダンジョンは夜の方がお得だそうです。
▼販売
step
1バッグに売りたい商品を入れる
step
2商品台をチェックすると商品を置けるようになる
step
3商品を置いたらZRボタンで「商人手帳」を出し「価格と反応」をチェックして、実際に売る金額を決める
という感じに進めます。
金額は適正価格でないと買ってくれません。(しぶしぶ買う人や、金額を気にしない気前のいい人もいます)
初めて売る商品には「価格」は書かれていませんが、ボーダーラインが書かれているので、適正価格の目安となります。
▼改装
ショップを改装することができます。
- 商品台が増える
- 万引き対策のショーケースが増える
- チェストが増える
- 装飾品を飾る場所が増える(棚や壁)
- クエストが受注できる
- 「?表示のお客さんに『応対する』と買ってくれるお客」が登場する
- バイトが雇える(売上の30%をバイトが持っていくので雇わない方が賢明)
- 万引きが増える
と、ほとんどメリットが多いです。
▼万引き
万引き(強盗含む)をする悪い奴が店舗に入ってきます。
入ってきた時に、アイコンが出るので見つけやすいです。
万引きというより、レジから盗んでいるので強盗。(とも)
#ムーンライター #Moonlighter #NintendoSwitch pic.twitter.com/su2p4MyXGb— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) January 6, 2023
倒すと、商品(コイン)は戻ってきます。

▼クエスト
ショップを改装すると、クエストを受けられるようになります。
討伐クエスト(メモ集め)、または収集クエストの依頼がきます。
失敗してもデメリットはないので、受けておきましょう。

サポートモンスター
モンスターの卵が手に入ることがあります。
持ち帰ることができると、卵は自動で庭へ行きます。
そこで必要な日数が経つと、モンスターが生まれます。
連れ歩くと、ダンジョン攻略に役立ちます。

ダンジョン
ダンジョンはランダム生成です。(ポータルを使用した時のみ、固定になっています。)
ダンジョンは夜に行くと上質なアイテムが手に入るそうです。
しかし、それだけ危険も伴います。
▼呪われたアイテム
モンスターが落とすアイテムは呪われていませんが、宝箱に入っているアイテムは呪われている場合があります。
- 何度も攻撃を受けるとアイテムが壊れて消える
- ダンジョンにいる間は中身が見えない
- ダンジョンから出る時に矢印方向のアイテムが1個消去される
- バッグ(インベントリ)の左端または右端にしか置けない
- バッグ(インベントリ)の上端または下端にしか置けない
- 矢印方向のアイテムの呪い効果を解除
- 矢印方向のアイテムをショップに瞬間移動
- 矢印方向のアイテムがこのアイテムに変化
とさまざま。
しかし「呪いを解除」や「ショップに瞬間移動」はかなり助かります。
また「アイテム変化」も使いようによってはありがたい存在となります。
▼ダンジョンは3階層。1階ごとに治癒の泉があります
1階→中ボス→2階→中ボス→3階→ボス
となります。

ボスの近くには「治癒の泉」があり、そこで回復ができます。
ボス戦後も利用ができます。

▼宝箱のある部屋
宝箱は、その部屋にいるモンスターを全員倒さないと、開けられません。
▼穴に落ちる
ダンジョンには穴が開いた部屋があります。
中でも、穴がキラリと光る部屋が存在します。
その穴に落ちると、
- アイテムが置かれている
- モンスターを倒すと、宝箱がゲットできる
- 手持ちのアイテムを家のチェストに送ってもらえる宝箱が置かれている
など、メリットが多いです。
間違って落ちたとしても、たいしたダメージではないので、落ちてみてください。
下記の画像は「アイテムを入れると自宅に送ってくれる、ありがたい宝箱」です。
なにかしらの理由で送られなかった場合、その場に落ちるので、完全に送られるか見届けてください。
▼時間制限のある宝箱
制限時間に部屋のモンスターを倒さないと開けられない宝箱が出現します。
宝箱の下が緑色なのでわかりやすいかと思います。

沈みきる前に倒しましょう。
▼ダンジョンから脱出する
ダンジョンから無事に脱出するには以下の3つの方法しかありません。
- 商人のペンダントを使う
コインと引き換えに村へ戻してくれる。 - 商人のポータルを使う
脱出したダンジョンの部屋と村をつなぎ、再度ダンジョンの部屋に戻ってこられる。
コインが必要。 - ダンジョンのボスを倒す
ダンジョンのボスを倒すとポータルが出現し、村に戻ることができます。
ペンダントまたはポータルを使うにはコインが必要不可欠。
余裕を持ってダンジョンに挑みましょう。
もしコインが足りない場合は「商人のミラー」を使ってアイテムをコインに変えていきましょう。

とても便利だったので、3階の入り口でポータルを使い、アイテムを家に置いてから再度挑戦していました。
▼死ぬと・・・
肌身離さず持っていた5つのアイテムは無事ですが、バッグに入れていたアイテムは落としてしまいます。(再回収不可)
「もう一度プレイ」を選ぶと、そのダンジョンの1階からチャレンジとなります。
その他
アイテムについている星マーク。
これは防具、武器、ポーションに必要な素材を「欲しいものリスト」に追加することで、「今、どの素材が必要なのか」がわかるようになっています。

しかし「欲しいものリスト」に追加されないので、注意が必要です。
良い点
死んでも致命的ではない
死んでしまった場合に食らうペナルティはバッグに入れていたアイテムのロストのみ。
肌身離さず持っていたものはロストしませんし、レベルの概念もないので、レベルが下がることもありません。
ロストしたアイテムも再度拾えることが可能なものが多く、そこまで悲しむような出来事ではなかったのです。
強いていえば、指輪やモンスターの卵は非売品ですので必ず持ち帰りたいところですが、肌身離さず持っていれば無くさないのでやはり致命的ではないのです。

一見、面倒なことが楽しい
商品の値段決め、呪いのアイテムの入れ替え。
どちらも「面倒だな」と最初こそ思ったのですが、しだいに「これこそが醍醐味」に思えて、夢中で行っていました。

親切設計
必要な素材を「欲しいものリスト」に追加することで、星マークがつきますが、かなり便利で、素材を無駄にせずに済みました。
サポートモンスターの面々もよく、1人ではツラい冒険も心強かったです。
また品出しする際の「人気上昇マーク」や「人気下降マーク」の表示はもちろん、品出ししている最中は時が止まっていることがとても助かりました。
こんな感じに雑多に並べてみましたが、全体的に親切設計で、遊びやすいかと思います。

理由は不満点に。
不満点
説明は絵。説明なしのところも。
説明は、ほとんどが絵で描かれています。
落ちている日誌などや直前の会話など、注意深く読んでおかないと、「???」と疑問だらけになっていただろうなと思います。
また資産運用については説明がありません。
いきなり ↓ の画面です。

と、疑問だらけ。
コインを預ければ増やしてくれるのでしょうが、説明がなかったので怖くてやっていません。
「やっていればわかるでしょ?」のスタンスではなく、「TIPS(チュートリアルの説明文)」を用意するとか、絵と言語で説明するなどの工夫が欲しかったです。

諦めないでほんとよかったです。
所持数がわからない
経営中も冒険中も、「今、どのアイテムがどのくらいの在庫があるか」がわかりません。
便利な「商人手帳」にも書いていません。
書いてあれば、冒険中に「こんなに在庫があるなら要らないや」と気軽にコインと交換できたのに、と思います。
ソート機能なし
チェストにはソート機能はありません。
「多いものから売りたいな」と思っても、バラバラに入っているので、なんとなくで商品を選んでいました。

気になった点
ところどころ日本語があやしい
ごく一部ではあるのですが、日本語があやしい箇所がありました。
例えば、以下の文章。(ディエゴは人物名)
誤「王国はディエゴを授賞し、」
正「王国はディエゴを表彰し、」

プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード版 |
プレイ時間 | 約16時間 |
『ムーンライター 店主と勇者の冒険』の総合評価・レビュー
発売当初から人気を博していたのは知っていましたが、まさか自分もこんなにハマるとは思いませんでした。
実はダンジョン生成ものは『ブレイブダンジョン』以来2作目。
そこまで得意じゃなかったので、ハマるか不安だったのです。
しかし、親切設計のおかげで、無事クリアできました。
とても楽しい時間を過ごせました。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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