評価:4.5
今日のレビューは、『Portal2(ポータル2)』。
Steamの運営会社としても有名な「Valve」が手掛けた、一人称視点パズルアクションゲームの2作目です。
オリジナル版は2011年にPC用に発売されていて、2022年6月28日に『Portal』と『Portal2』がセットになった『Portal:コンパニオンコレクション』としてSwitch用にリマスターされました。
主な良かった点
- よりドラマチックになった物語
- パズルのバランスが改善
主な不満点
- 前作とのつながり

今回は『Portal2』の方のレビューです。
前作『Portal1』のレビューはこちら
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ポータル 感想・レビュー byみなと / 待望のリマスター!「どこでもドア体験FPS」パズル【Portal:コンパニオンコレクション】
名作一人称パズルの『Portal』がSwitchに。『ポータル1』をクリアした感想・レビューです。
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目次
概要
『Portal:コンパニオンコレクション』を購入すると、Switchのホーム画面には『Portal』と『Portal2』が別々のソフトとしてダウンロードされます。
2作は完全に別のソフト扱いで、「セーブデータお預かり機能」なども別のものとして扱われます。
ゲーム内容
ゲーム内容やゲームの主な仕様は、前作『Portal』と変わりません。
「どこでもドア」のような穴を壁に設置できる「ポータルガン」を用いた、一人称視点のパズルアクションゲームです。
今作ではさらに「協力プレイモード」が追加され、オンラインでもローカルでも、画面分割でも2人プレイができるようになりました。
良い点
よりドラマチックになった物語
前作でも物語はありましたが、比較的淡々とパズルを解く場面が多い作品でした。
ですが今作では、よりドラマチックになった物語を楽しめます。
主人公はしゃべらないので、主に周りのAIが話を進めます。
特に、今回新登場となった「Wheatley」というAIは、とても個性的で表情豊かに作品全体の雰囲気を作ってくれました。
パズルのバランスが改善
パズル自体の難易度は、前作の方が高いと感じました。
ただ、それは照準を合わせる技術や即座に動かすテクニックが必要なパズルがあったから。
今作ではそういったパズルはほとんど出てこず、解き方さえ思いつけばなんとかなるパズルばかりでした。

バランスよく少しずつ難しくなり、ギミックのバリエーションも多彩で飽きずに最後まで楽しめました。

ダイナミックに動く背景
パズルステージの舞台や背景が、リアルタイムで大きく動くステージがあります。
AIが「今、用意しています」といったことを言いながら、ダイナミックに動きます。
施設の臨場感も増しますし、そこで展開している状況やストーリーにも説得力が出ます。

すごかったです。
今作にも「開発者による解説」があり、「どんなアイディアで、どんなシステムでこのような演出を実現したのか」も詳しく解説してくれています。

不満点
前作とのつながり
一応前作をプレイしていなくても楽しめる内容ではありますが・・・、
物語の展開やパズルの仕掛け、施設の造りなどは前作をプレイ済みの方がずっと楽しめる作品です。
今回は2作パックなので問題なく前作を遊べますが、今作と前作では操作方法も少し異なりますし、カメラ設定もちょっと違います。

完全に「前作とは別物」として作っても良かったのでは。と思いました。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロードソフト |
プレイ時間 | 10時間半 |
シリーズのプレイ状況(みなと) ※記事作成時点 |
Portal(Switch) |
『Portal2』の総合評価・レビュー
前作の時点で完成度の高いパズルでしたが、さらにバリエーション豊かに、さらにアイディア満載なパズルアクションを楽しめました。
前作での不満もほぼ解消され、かなりオススメしたい作品になりました。

一人称視点が苦手な人には厳しいと思いますが。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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ポータル 感想・レビュー byみなと / 待望のリマスター!「どこでもドア体験FPS」パズル【Portal:コンパニオンコレクション】
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