評価:4
今日のレビューは、『Portal(ポータル)』。
Steamの運営会社としても有名な「Valve」が手掛けた、一人称視点のパズルアクションゲームです。
オリジナル版は2007年にPC用に発売されていて、2022年6月28日に『Portal』と『Portal2』がセットになった『Portal:コンパニオンコレクション』としてSwitch用にリマスターされました。
主な良かった点
- 奥深いパズル
- 研究施設の怪しさとユーモア
主な不満点
- 酔いやすい
- アクション技術を求められる
今回は『Portal1』の方のレビューです。
次作『Portal2』のレビューはこちら
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ポータル2 感想・レビュー byみなと / 「どこでもドア体験」は、よりドラマチックに!【Portal:コンパニオンコレクション】
パズルのバリエーションも、ボリュームもアップ!展開にも引き込まれる上質一人称パズルアクション『Portal2』の感想・レビューです。
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目次
概要
『Portal:コンパニオンコレクション』を購入すると、Switchのホーム画面には『Portal』と『Portal2』が別々のソフトとしてダウンロードされます。
2作は完全に別のソフト扱いで、「セーブデータお預かり機能」なども別のものとして扱われます。
ゲーム内容
研究施設のようなところで目覚めた主人公は、流れる機械音声に従って用意されたテストを解いていきます。
今作は、空間を繋げる「ポータルガン」という特殊な銃を使ってパズルを解き、先のステージに進む、一人称視点のパズルアクションです。
ポータルガンの効果
ステージがある程度進むと、2種類のポータルを設置できるようになります。
「ZRボタン」で青いポータルを、「ZLボタン」でオレンジのポータルを作れます。
この2つのポータル間で、空間を無視して行き来できるようになります。
ドラえもんの「どこでもドア」を壁に設置するような感じです。
どちらが入り口とかでもなく、行き来できます。
勘違いしそうですが、「通り抜けフープ」ではありません。
壁の向こうに行ける穴ではないのです。
このポータルガンには殺傷能力はなく、ポータル自体も無害です。
このポータル機能を使って、各ステージのパズルを攻略していきます。
例えば↑の画像で言うと、中央奥の黒い壁には設置できませんし、壁の隅にも設置できません。
操作方法
メニュー画面の「コントローラー」で、今作の操作方法を確認できます。
キーコンフィグ可能です。
振動の強度も変更できます。
また、今作はジャイロ操作にも対応しており、「オン」にするとJoy-Conの傾きで照準を合わせることができます。
実績
Switchなので「トロフィー」や「実績」がアカウント側で保存はされませんが、ゲーム内には「実績」が用意されています。
クリアするだけで取れるものや、変わったプレイをすることで取れるものなど、多数用意されています。
良い点
奥深いパズル
2つのポータルを使ったパズルは非常に高度で奥深く、その発想に驚きました。
- ブロックを運ぶ
- エネルギー弾を誘導する
- タレット(銃を装備した固定ロボット)の銃撃を避ける
などのさまざまなギミックもあり、「ポータル」という独自システムを軸に、バリエーション豊かなパズルを楽しめました。
ちなみにクリア後には「上級者モード」も用意されていますし、「少ない歩数」や「少ないポータル数」でクリアを目指したり、やり込みできる要素もあります。
研究施設の怪しさとユーモア
ネタバレにならない範囲で書きますが、パズルの舞台になる研究施設は、ただパズルを進めるだけのゲームとはちょっと違いました。
キレイで整然とされたステージですが、ちょっとバックヤードを除くとサビだらけだったり。
聞こえてくる機械音声も妙なことを言ったり、比較的序盤でも研究施設の異質さに気づくかと思います。
パズル達成のご褒美はケーキらしいですし、不思議なユーモアも感じられる作品でした。
セリフがそのまま歌になっているんです。
オーディオコメンタリー
スタート画面で「開発者による解説」を選択すると、各ステージに↑のような吹き出しマークが現れます。
これを調べると、開発者が音声で「このステージはどういった狙いなのか、どういったところに気を付けたのか」などの開発秘話を語ってくれます。
「ポータルの機能が理解しやすいように部屋の構造を吟味した」といった興味深い話が多く、とてもおもしろかったです。
不満点
酔いやすい
一人称視点に慣れていないからかもしれませんが、今作は酔いやすいと感じました。
特に「落下中にポータルに入った時の上下感覚の変化」が大きいです。
高所からポータルに入ると、その落下の勢いのままもうひとつのポータルから出ます。
そのテクニックを使ったパズルが多く出るのですが、ポータル間を移動する際に自分にとっての「下」が変化するので、それに合わせてカメラも大きく動いてしまいます。
プレイしているうちにある程度慣れましたが、酔いやすい人にはオススメできません。
「ワープ後即座に狙い直してポータルガンを撃つ」といった解き方が必要な場面もあり、大変でした。
アクション技術を求められる
上でも述べたように、即座にポータルガンを撃って解く「アクション技術やエイム(照準)技術を求められるパズル」が、そこそこ登場します。
解き方はわかっているのに、腕が悪いために解けないという情けない事態に。
失敗を重ねながらもエンディングまでは行きましたが、やり込みまでできる気がしません。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロードソフト |
プレイ時間 | 約10時間 |
シリーズのプレイ状況(みなと) ※記事作成時点 |
なし |
『Portal』の総合評価・レビュー
「名作パズル」として名高い『Portal』。
気にはなっていましたが、プレイする手段がなく諦めていたタイトルでした。
それがこのたびNintendo Switchでリマスター。
念願かなってプレイしてみると、評判にも納得の良質なパズルでした。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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