今日のレビューは、Nintendo Switch『Strange Telephone(ストレンジテレフォン)』です。
入力した番号により、さまざまな「奇妙な世界」を訪れることができるアドベンチャーゲームです。
なんと、今作は1人で開発したとのこと。
未プレイの方の楽しみを奪わないように、極力ネタバレなしの感想・レビューいきます。
スポンサーリンク
目次
概要
ゲーム内容
主人公・ジルは、異世界にとらわれています。
奇妙な電話機・グラハムを使って「様々な奇妙な世界」を巡り、アイテムを集め、現実世界への脱出を目指します。
ジャンルとしては2D脱出ゲームです。
ゲームオーバーはありますが、直前までに獲得したアイテム等は失いません。
電話をかける
拠点となる「Core」で、6桁の番号を入力することで各世界(ワールド)へ飛ぶことができます。
入力した番号は電話帳に記録することもできます。
ワールド1つ1つはとても小さく、ジルの歩幅で6~15歩くらいの大きさです。
ワールドの端から、隣のワールドへ移動できます。
例えば「160806」の右隣のワールドは、「160807」といった感じで、1つずつ番号が変わります。
他のワールドから独立したワールドも存在します。
同じ番号で生成されるワールドは、全て同じです。
なので、番号の情報交換をユーザー間ですることもできます。
グリッチ
電話をかけた世界(ワールド)に居続けると、グリッチ(故障やバグの意味)が増えていきます。
0~5に時間経過で増加します。
グリッチが増加すると画面も見づらくなり、「5」になるとゲームオーバーになります。
電話を切れば、グリッチも「0」に戻ります。
エンディング
エンディングは11種類用意されています。
↑のゲーム開始画面の上部にあるマークが、クリア済みのエンディングを表しています。
ゲームオーバーも、エンディングの1つとしてカウントされます。
ミニゲーム
特定の条件を満たすと、『DROP』というミニゲームをプレイできます。
発見さえすれば、タイトル画面から開始できます。
良い点
斬新なアイディア
- 電話をかける。
- 異世界に繋がる。
- かけた番号によって世界が変わる。
このアイディアはとても斬新で、ゲームとして実現できたこと自体「スゴイ」と感じました。
エンディングが11種類も用意されている点や、攻略に無関係なオブジェクトがたくさんある点も、おもしろかったです。
奇妙でコミカルなキャラクター
キャラクターは全体的に奇妙で、謎だらけ。
「理不尽で脈略のない夢」のようなキャラクターたちは、コミカルで楽しかったです。
一見ホラーっぽいですが、怖さはありません。
図鑑が良い
出会ったキャラクターや発見したオブジェクトは、「書庫」に図鑑登録されて閲覧可能です。
独特な解説がついていますので、読むのも楽しかったです。
ちょっとだけ攻略のヒントになることも書かれていました。
不満点
ディスコネクト(死神)がしつこい
ワールドによって出現する、死神・ディスコネクト。
攻撃を受けると一発ゲームオーバーなので、初回以外は出会いたくない存在です。
出会ってしまったら、すぐに電話を切れば良いですが・・・出現率は高めです。
なんてことがよくありました。
対抗策か、ゲームオーバーまでに1クッションあると良かったです。
ノーヒントだと難しいエンディングがある
自力で全てのエンディングに到達しようと頑張りましたが、どうしてもできないエンディングがありました。
調べると、特定の番号でのみ到達できる場所で、公式Twitterでヒント動画が公開されていました。
できればゲーム内のヒントだけで到達したかったので、残念です。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード |
プレイ時間 | 8時間 |
総評・攻略のコツ
独特で奇妙な世界とキャラクターで、大変印象的な作品でした。
繰り返しますが、これを1人で作ったのはスゴイです。
考えようによっては、「1人だからこそ、ここまでトガった作品が誕生した」のかもしれません。
インディーズ らしい、挑戦的で魅力的な作品でした。
ただ、Switch版は980円(税込)。
8時間程度で全エンディングを見れたので、少し割高かもしれません。(トゥルーエンド到達自体は半分の時間でできます)
最後に、今作の「攻略のコツ」を軽くご紹介。
詰まってしまって投げ出しそうな人は、参考にしてください。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |