ゲームレビュー

ラジアントヒストリア レビューbyみなと

2017/05/19

概要 

【発売日】2010年11月3日
【発売元】アトラス
【開発元】アトラス、ヘッドロック
【ハード】ニンテンドーDSシリーズ
【ジャンル】RPG
CERO】B(12才以上対象)
【公式サイト】http://rh.atlusnet.jp/
画像は全て上記サイトより引用

ラジアントヒストリア

「死亡フラグをへし折る」、ファンタジーRPG。

先日アトラスの「スタジオ・ゼロ」による新プロジェクトの発表がありましたが、そこで「今だからこそできるファンタジーRPG」へ挑戦すると言っていました。
新プロジェクトのHPはこちら → http://rpg.jp/
「アトラス製のファンタジーRPG」と聞いて、真っ先に思い浮かんだのが今作『ラジアントヒストリア』です。

 

ラジアントヒストリア

©ATLUS CO.,LTD. 2010

「時間移動」をテーマとした作品で、2つの時間軸を移動し、歴史を改変し、世界を救う未来へ導く。
2つの時間軸は「正伝」・「異伝」と称され、基本的にはこの2つを行き来し、物語を進めることになる。
それぞれの時間軸では、プレーヤーの選択により結末が枝分かれし、様々な「 バッドエンド 」に入る。
バッドエンド」はモノローグや簡単な描写等で表現され、すぐに前の時間選択に戻れる。(ゲームオーバーではない)

音楽は下村陽子氏。

[追記]
今作のリメイク版が発売されます。
詳しくはこちら

→ アトラスの隠れた名作ファンタジー『ラジアントヒストリア』に動き! みなとも GameNewsPickUp 17年3月15日~3月21日

 

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良い点

「時間移動」のシステム

主人公・ストックが序盤で得る「白示録」というアイテムで「時間移動」が可能になる。
この「時間移動」のシステムは、とても練られていて面白い。

メインとなる「正伝」と「異伝」の時間軸は、それぞれに影響し合っている。
片方で詰まっても、もう片方でイベントをこなすと、物語を進めることが出来る。
任意の時間に簡単に戻れるので、アイテムの取りこぼしもない。

概要でも触れたが、「 バッドエンド 」でストレスを感じることはなく、考えさせられる結末も多い。

ラジアントヒストリア

©ATLUS CO.,LTD. 2010

 

魅力的なキャラクター

特に主人公・ストック。
クールでカッコよく、物語をしっかり前へ進める正統派の主人公。
 ドット絵 ではあるが、仕草1つ1つに性格が良く出ていて、「壁にもたれる」といった動きも自然でとても良い。

他のキャラクターもメイン・サブ・敵に問わず魅力的なキャラが多い。
それぞれ個性が立っているし、絵も綺麗でよく映える。
単純な「善悪」で測れない人物も多く、物語の深みを増している。

ラジアントヒストリア ストック

©ATLUS CO.,LTD. 2010

 

爽快かつ戦略的な戦闘システム

敵側のフィールドは3×3のマス目(グリッド)で仕切られていて、敵はグリッド毎に配置されている。
主人公側はこの「グリッド」が攻撃対象。
敵の位置を操作する「グリッド移動スキル」を上手く使い、敵を同グリッドにまとめることで、多くの敵にダメージを与えることができる。

自分たちの行動順番を調整する「チェンジ」を使い、出来るだけ仲間が連続で動ける状態を作り、「グリッド移動スキル」で敵をまとめ、まとめたグリッドに強力なコンボを叩きこむ。
これが基本戦略となる。

パズル要素が強く、少しだけ頭を使うが、上手く狙い通りハマった時の爽快感はかなりのもの。

ラジアントヒストリア

©ATLUS CO.,LTD. 2010

 

不満点

キャラクターによって扱いの差がある

具体的に言うと、序盤から仲間になる「レイニー」と「マルコ」。
どの時間軸でも仲間である安心感はあるが、能力的には平凡で、これといった強みは無い。
シナリオ上でも目立つ場面は少なく、かわいそう。
もちろん、キャラクター自体の個性はある。

ラジアントヒストリア レイニー

©ATLUS CO.,LTD. 2010

ラジアントヒストリア マルコ

©ATLUS CO.,LTD. 2010

中盤以降に仲間になるキャラの中には、鬼のように強力な「トラップスキル」を持つキャラや、「全グリッドの敵を一点に集める」といった反則的なスキルを持ったキャラが居て、キャラ間の扱いの差を感じる。

「正伝」と「異伝」では仲間に出来るキャラは異なるが、性能が被るキャラが同じ時間軸で仲間になったりする。
「隠しボス」に挑めないキャラも出てくる。

 

せっかくの戦闘システムが活きない敵

ラスボスも含め、大型のボスや終盤の敵はグリッド関係なし。
戦略的なグリッド操作も、トラップスキルも、それらの戦闘では活かせない。
今作の戦闘を楽しくしている大きな要素だけに、とても残念。

ラジアントヒストリア

©ATLUS CO.,LTD. 2010

味方もグリッド配置にしてはどうか?

これは「不満点」というより「要望」。
今作では敵だけが「グリッド」に配置され、味方だけが「グリッド移動スキル」を使える。
ここに、なんとなく「不自然」さを感じていた。

味方も敵同様3×3のグリッドに陣形を敷き、敵も味方同様「グリッド移動スキル」を駆使して戦ってくれると駆け引き出来て面白そう。
配置したグリッドによって効果が異なったり、陣形によっては特殊効果が出たり、「グリッド移動スキル」を耐えるスキルがあったり・・・。
どうでしょうかね?

 

総評

「時間移動」による歴史改変が面白いストーリー。
「グリッド移動」が戦略的で楽しい戦闘システム。
カッコいい&美しい登場人物たち。
今作はあまり有名ではないタイトルだが、埋もれているのが勿体ないくらいの良作!

もし店頭で見つけたら、是非買いましょう。
アトラスが目指す「ファンタジーRPG」の一端が見られるかも!?

[追記]
関連記事はこちら

→ アトラスの隠れた名作ファンタジー『ラジアントヒストリア』に動き! みなとも GameNewsPickUp 17年3月15日~3月21日

【ソフトウェア】パッケージ版
【プレイ時間】不明

全体評価   ★★★★☆

シナリオ   ★★★★★
操 作 性  ★★★★☆
システム   ★★★★☆
キャラクター ★★★★★
ビジュアル  ★★★★☆
音   楽  ★★★★☆  

妻からもちょっと言わせてもらいます

タイムトラベル系のゲームをプレイするのはこれが初で、ものすごく楽しみながらプレイしていました。
全てのエンディングを埋める為に、かなりやり込みましたね。

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