評価:4
総員、ユナイトアップ!
プラチナゲームズがクラウドファンディングを経て復活させた『The Wonderful 101: Remastered(ザ・ワンダフル ワン・オー・ワン)』をレビューします。
2013年にWiiU専用ソフトとして世に出た『The Wonderful 101』。
時を経て、プラチナゲームズが自社でパブリッシングし、SwitchとPS4でリマスター版がリリース。
主な良かった点
- 熱いストーリー
- ワラワラ楽しい群体アクション
主な不満点
- QTEが多い
- サブ画面が使いづらい
プレイしたのは、Switch版です。
スポンサーリンク
目次
概要
ゲーム内容
『The Wonderful 101: Remastered』は、ステージクリア型の3Dアクションゲームです。
「3D」とは言っても視点をグリグリ動かすタイプではなく、主に見下ろし視点で進行します。
ステージ中にはいくつもミッションが用意されていて、ミッションごとに評価(リザルト)が下されます。
自動セーブです。
サブ画面
WiiU版ではゲームパッドに表示されていた部分が、一画面に表示されます。
このサブ画面はON・OFF可能で、サイズを変更したりメイン画面と横並びに使ったりも可能です。
ユナイト・モーフ
今作の大きな特徴、ユナイト・モーフ。
右スティックやタッチ操作で○や直線などの図形を描くと、対応するヒーローがリーダーとなって固有の攻撃を繰り出せるようになるシステムです。
図形は大きく書けば書くほど威力が上がります。
ワンダフル・コード
タイトル画面やメニュー画面から「ワンダフル・コード」という「隠しコマンド」を入力できます。
正しい言葉を入力できると、本編には登場しないヒーローやユナイトモーフなどが使えるようになります。
「ワンダフル・コード」は、こちらの公式サイトで公開されています。
良い点
熱いストーリー
ストーリーは「変身ヒーローもの」の王道を行く、熱い熱いストーリー。
ダイナミックな演出とBGMで、非常に盛り上がります。
特に演出面は「さすがプラチナゲームズ」と言いたくなるほどで、怒涛の展開が畳みかけるように起こります。
グラフィック
ラテックスっぽいヒーロースーツのテラテラ感や、ジオラマ風の街並み、宇宙人の超技術マシーンなど、グラフィック表現もハイレベル。
100人のヒーローにはそれぞれロゴマークもデザインされていて(↑の画像の右上)、こだわりっぷりもスゴイです。
ワラワラ楽しい群体アクション
ステージ攻略中は常に何十人ものキャラクターを同時に動かすことになります。
道中で助けた一般人も一時的にチームに加わるため、そのワラワラ感はかなりのもの。
という、なかなか珍しい操作感がおもしろいです。
ユナイト・モーフで戦法をどんどん変えながらのバトルも斬新で、色彩も鮮やかで見てるだけでも楽しいです。
ユニークな会話劇
ストーリー展開は王道ヒーローものですが、細かい会話劇はむしろギャグマンガ的。
「大笑い」とまでは行きませんが、クスリと笑えるやりとりが楽しめます。
キャラクターそれぞれは記号的ではありますが、とても味付けが濃く個性的。
そう思わせるくらいのギャグ加減です。
不満点
QTEが多い
バトル中もイベント中も、ガンガン QTE が入ります。
失敗すると評価(リザルト)が下がるうえ、判定はまぁまぁシビア。
特に「連打系」は求めてくる速さが異常で、かなり頑張って連打しないと間に合わないくらいです。
連打の難易度だけは、どうにかしてほしいところです。
サブ画面が使いづらい
もともとはWiiUで出たソフトなので、ゲームパッドを使ったサブ画面のシステムがそのまま。
1画面になったリマスター版で、なんとかサブ画面のシステムを入れていますが正直使いづらさは否めませんでした。
会話にサブ画面がかかってしまったり、リーダーを変えたい時にパッとできなかったり・・・。
違うゲーム性のシーン
プラチナゲームズの作品によくある「アクション以外のゲーム性のシーン」が、今作でも多々あります。
奥スクロールや横スクロールのシューティングっぽいところもあり、こちらの失敗も評価(リザルト)に直結。
ただ、あまりシューティングが得意ではないので、こういうところでストレスが溜まります。
収集要素の確認ができない
- 救出していないヒーロー
- 集めていないファイル
- 手に入れていないフィギュア
などがミッション選択時に確認できません。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 約20時間 |
『The Wonderful 101: Remastered』の総合評価・レビュー
プレイし始めの時は、
という印象でしたが、キャラが増え戦法が増え、操作方法に慣れてきて楽しさが増していきました。
かなり「しり上がり」な作品なので、最初は印象が良くなくても、もう少しプレイしてみてほしい作品ですね。
「ワンダフル・コード」でベヨネッタだけでも開放しておくと、序盤の攻略難易度は変わるかと思います。
ひとつアドバイスをするならば、「まずは評価(リザルト)は全無視でクリアした方が楽しい」ですね。
初見で高評価を出すのは至難の業ですし、低評価を気にしていると楽しめないです。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
-
【毎月更新】2024年の「フリープレイ」まとめ【PS Plus】
2024年に配信のPS+「フリープレイ」タイトルを紹介します。毎月更新し資料記事にしていきます。