評価:4.5
今日のレビューは、ボクセルのアドベンチャーゲーム『7年後で待ってる』です。
fumiさんが個人で制作し、スマホアプリとしてリリース。
全世界600万DLを超えるヒット作です。
主な良かった点
- 感動的なストーリー
- かわいいボクセルグラフィック
主な不満点
- チャプター選択ができない
- オート機能がない
プレイしたのはSwitch版です。
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目次
概要
ゲーム内容
『7年後で待ってる』とは
『7年後で待ってる』は、主に「ハルト」という少年を操作し話を読み進めるアドベンチャーゲームです。
ハルトは記憶を失っており、その中で唯一覚えている「7年後で待ってる」という約束を果たすため、昔住んでいた町に帰ってきました。
歩き回れる作品ですが、ストーリーは一本道で分岐や収集要素もありません。
ストーリーは細かくチャプター分けされていて、チャプターが終わるタイミングでセーブ画面になります。
自由移動中であれば、メニュー画面からのセーブも可能です。
オートセーブもされています。
操作方法
操作方法は画像の通り。
タッチ操作には対応していません。
クリア後
本編クリア後には、
- エピローグ
- サイドストーリー
- サウンドモード
- 人物・用語辞典
が解禁されます。
こちらはスマホ版では追加DLCだったもので、Switch版では収録済みです。
良い点
感動的なストーリー
今作最大の魅力は、ストーリー。
ネタバレは避けたいですし、公式でも触れていないので「○○もの」というジャンルすら言えませんが、とにかく引き込まれましたし先が気になりました。
複雑なところも多く、理解するのに時間がかかる部分もありますが、疑問はほぼ回収されるのでスッキリします。
かわいいボクセルグラフィック
立方体の組み合わせで表現する「ボクセルグラフィック」を採用した今作。
ドット絵っぽいですが立体的で、またちょっと違う印象を与える表現です。
今作はボクセルでの表現がとても可愛らしいです。
それでいて各オブジェクトは、かなり納得のいく見た目でした。
- 病室に置いてあるもの
- デスクにあるもの
- 木や花などの自然物
といったものも、ボクセルでしっかり表現しています。
個人的なお気に入りは↑のオイルヒーター。
熱が出ているのがわかって、感心しました。
魅力的なキャラクター
キャラクターそれぞれが抱えている事情や過去などが、しっかり練り込まれていました。
各々の趣味や性格なども垣間見え、自然と感情移入ができました。
特に好きなキャラは、サキちゃんかな。
部屋に入る時に「こんこん!」って口で言うのカワイイ。
あと、ピンク髪の看護師さんも好きです。
画像はクリックすると拡大します。
画像はクリックすると拡大します。
不満点
チャプター選択ができない
今作には「Start(初めから)」と「Load Game(続きから)」のみ。
見終わったチャプターを見返したくても、初めからやり直すしかありません。
チャプターごとにセーブしようにも、セーブスロットは7個。
とても足りません。
せめてクリア後はチャプター選択ができれば良かったです。
オート機能がない
この手の作品によくある「オート機能」が、ありません。
ゲーム内容のほとんどを「会話」が占める今作。
読みながらいちいちボタンを押すのは、少し億劫ではありました。
気になった点
「ゲーム」なのか
キャラクターを動かして行動させるシーンはありますが、行く場所も話す相手も決まっています。
行動によって物語が分岐したりしません。
とあるタイミングであの人と話をしたら・・・という隠しルートとかもなさそうです。
花壇を調べるとアーカイブが・・・という収集要素もありません。
何も動かす必要のない作品よりはゲーム的ですが、今作は「ゲーム」をしたい人にとっては物足りないかと思います。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロードソフト |
プレイ時間 | 約8時間 |
『7年後で待ってる』の総合評価・レビュー
ほぼストーリーを追うだけの作品で、プレイ時間はエピローグを含めて約8時間。
なかなかのボリュームの作品でした。
でも、泣くほど感動できる物語でした。
物語の力って、すごいなぁ
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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