評価:4
今日のレビューは インディーズ 作品の『Timelie - タイムライ』。
12月16日に放送された「インディーワールド」で紹介され、即日配信されたタイトルです。
早速プレイし、エンディングまで行きましたので感想・レビューいってみます。
購入を迷っている方は参考にしてください。
主な良かった点
- アイディア満載のパズル
- 「クリアした動き」を見られる
主な不満点
- シークバーの操作が誤爆する

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目次
概要
ゲーム内容
今作は少女を操作し、監視ロボットから隠れて進み施設からの脱出を目指すステルスパズルゲームです。
とはいえ少女を直接動かすわけではなく、エリア上の場所を指定するとそこへ移動します。
ちなみにセリフは何もなく、物語を示すテキストもまったくありません。
ストーリーは、プレイヤーの想像にゆだねられます。
時間操作
インディーワールドで紹介された『タイムライ』を早速購入しました。
未来を視て、監視ロボットの動きを見極めて脱出するパズルゲームです。(みなと)
#NintendoSwitch pic.twitter.com/cSYaOFZgsk— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) December 16, 2021
今作の特徴的なシステム、時間操作。
監視ロボットの動きは、ランダムではなく固定。
プレイヤー側が何もしなければ、寸分の狂いもなく同じ動きをします。
ゲーム画面の下方には動画などで使う「シークバー」があります。
このシークバーを動かす(直接操作、もしくは「Lで戻る」「Rで進む」)と時間が動き、監視ロボットも動きます。
プレイヤーは少女(とネコ)を指定位置に動かしたりギミックを操作させたりしつつ、時間を動かしてロボットの動きを見極めて捕まらないよう立ち回らせます。
少女とネコの違い
ステージによっては、少女だけではなくネコを動かすこともあります。
それぞれできることが異なります。
▼少女
- 足が遅い
- 壁のスイッチを操作できる
- 壊れた橋を修復できる(光の玉が必要)
- 監視ロボットを壊せる(光の玉が必要)
光の玉は次のステージに持ち越しできません。
▼ネコ
- 足が速い(ただし監視ロボットには追い付かれる)
- 狭い道を通れる
- ニャーと鳴いてロボットの注意をひける(連続使用はできない)
レリックチャレンジ
ステージを特定条件でクリアすると「レリックチャレンジ」が達成となります。

良い点
アイディア満載のパズル
「見つからないように進む」というステルス要素が強めに見えますが、実際は「見つかったら巻き戻して行動を変え、捕まらない行動を探る」という作品です。
言ってみれば「やり直し可能な詰将棋」という感じのパズルゲーム。

ステージのバリエーションも豊かで、ただ見つからなければいいだけではなく、
- ネコと協力して攻略
- 敵を倒せる「光の玉」の使いどころを考える
- 時間経過で消えてしまうエリアを切り抜ける
などなど、一筋縄ではいかないアイディア満載のパズルステージが用意されています。
「クリアした動き」を見られる
未来を予知しているかのような、神回避!(予知しています)
(みなと) #Timelie #タイムライ #NintendoSwitch pic.twitter.com/ZJkuCzNgJZ— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) December 18, 2021
ステージの攻略は、実を言うとリアルタイムで切り抜けているわけではなく「少女の未来予知能力でシミュレートしている」という作りです。
攻略の道筋が確定したら、その動きを「再生」して実際に切り抜ける様子が実行されます。(「X長押し」でスキップ可能)

なんだか自分が超プレイをしたみたいで、おもしろいですよ。
その他の良い点
- ネコがかわいい
- 音楽がキレイ
- 敵の視界がわかりやすい
不満点
シークバーの操作が誤爆する
ゲーム画面での操作は、左スティックでカーソルを動かし、カーソルの場所で「Aボタン」を押すとそこへキャラクターが移動する。というもの。
画面の下方には時間経過を表すシークバーが表示されています。
このシークバーは、シークバーにカーソルを合わせて操作すると動きます。
キャラクターを移動させたい場所とシークバーのラインが重なっていた場合、優先されるのはシークバー。
なので「ここまで移動させたいなぁ」と思ってキャラクターを操作したつもりが、シークバーが動いてしまい、とんでもない時間のところへジャンプしてしまっていたことが多々ありました。

タッチ操作や「L・Rボタン」でもシークバーは操作できますので、カーソルではシークバーが動かない。
という作りの方が良かったです。
未取得のレリックチャレンジがわからない
今作はクリア済みのステージなら、いつでも再プレイできます。
クリア後に未取得のレリックチャレンジを達成しようかと思いましたが、どこを取っていないのかわからなかったです。
条件は伏せていて構わないのですが、せめてどこで取るのかはステージ選択画面から確認できるとよかったです。
気になった点
プレイヤーの想像にゆだねられるストーリー
今作にはセリフがなく、言葉も文章も登場しません。(操作説明やレリックの解説は日本語でされます)
何やら怪しいオブジェクトや設備はありますが、物語はすべてプレイヤーの想像にゆだねられます。

プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロードソフト |
プレイ時間 | 7時間半 |
『Timelie - タイムライ』の総合評価・レビュー
想像よりずっと歯ごたえがあり、かなり頭を悩ませながらクリアしました。
そのぶんクリアした時の達成感はありますし、システムも斬新でわかりやすい、良作です。

新しく、手ごたえのあるパズルゲームがプレイしたい人に、特にオススメですよ。

全部やろうと思ったら、かなりのボリュームですね。
DLC と書かれていますが、Steam版で無料DLCだったものが、Switch版だと最初から入っているようです。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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The Gardens Between(ザ・ガーデンズ・ビトウィーン) 感想・レビュー byとも / 巻き戻したり、進めたりのパズルアドベンチャー!
アイディアがすばらしい、時間操作のパズルゲーム。美しいステージ、完成されたパズル、少年少女の友情に泣けます。