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A Space for the Unbound 心に咲く花 感想・レビュー byみなと / 美しいピクセルアートで紡ぐ、展開の読めないアドベンチャー

評価:4

A Space for the Unbound 心に咲く花

今日のレビューは、23年1月19日に発売された横スクロールのアドベンチャーゲーム『A Space for the Unbound 心に咲く花』です。

インドネシアの開発スタジオ「Mojiken Studio」と、『コーヒートーク』の「Toge Productions」が手掛けた作品です。
SwitchとPS5にはパッケージ版も発売されています。

 

主な良かった点

  • 息を飲むほど美しいピクセルアート
  • 感情をゆさぶる物語

主な不満点

  • 移動が大変
  • 収集要素を取り逃すと大変
それではネタバレなしで、詳しく書いていきます。
プレイしたのはSwitch版です。

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概要

画像はすべて、クリックすると拡大します。

 

 

ゲーム内容

『A Space for the Unbound 心に咲く花』はインドネシアの田舎町を舞台にしたアドベンチャーゲームです。

高校生のアトマを操作し、町の人々と関わりあいながら、町で起こる出来事を体験していきます。

今作はオートセーブと手動セーブがありますが、イベント後にセーブをしてもロード時はもう一度イベントが開始されます。

 

選択肢

A Space for the Unbound 心に咲く花

会話時に↑の画像のような表記になっている場合、答え方に複数の選択肢があります。
十字キーの左右で選択できます。

ボタンを連打していると強制的に最初の選択肢で話が進行しますので、注意しましょう。

 

操作方法

A Space for the Unbound 心に咲く花

操作方法は「+ボタン」→「設定」→「コントロール設定」で確認できます。
キーコンフィグはできません。

「本を開く」はメニュー画面を開くことです。
「走る」は「Bボタン」押しっぱなしでもできるほか、方向キーを2回押すことでもできます。

ちなみに「+ボタン」→「履歴」で会話のバックログを確認できます。

 

特殊なアクション

A Space for the Unbound 心に咲く花

シーンによっては、

  • タイミングよくボタンを押す
  • 指定されたコマンドを入力する
  • 連打や長押しをする
  • 隠れながら進む

など、特殊なボタン操作が必要な場面があります。

そこそこ操作が難しいところもありますが、失敗しても直前から再挑戦できるので、ご安心を。

 

 

良い点

息を飲むほど美しいピクセルアート

A Space for the Unbound 心に咲く花

決して高精細なグラフィックではありませんが、制限されたドット数で見事に美しい情景を表現しています。
何度も足を止め、景色に魅入ってしまうほどです。

光の表現や、散らかったところ、生活の様子や整った建物。
神秘的な場所も、恐ろしい表現も、丁寧に描きあげていました。

例えば↑の場面、動くと背景や影も動くので臨場感があります。

A Space for the Unbound 心に咲く花

展開的に一瞬しか持たないようなアイテムにすら、きちっと拡大画像を描いています。

A Space for the Unbound 心に咲く花

神秘的な表現もステキ。

 

感情をゆさぶる物語

A Space for the Unbound 心に咲く花

「インドネシアの片田舎」という、一見共感しづらい舞台設定ですが、そんなことはありませんでした。

登場する人物はどれもリアリティがあり、生々しさもあります。
人間味があるからこそ、完璧ではなく愚かな、考えなしな部分もあり、どうしようもなく優しく愛おしい部分もあります。

多分、誰がプレイしても共感できる人物が出てくると思います。

時代設定的には今より少し昔(90年代後半)ですが、青春を彩るあれこれに「なんだか懐かしいかも」と思わせるものがあると思います。

心に入って物事を解決したり、超能力が登場したり。
非現実な要素もありますが、プレイしていると大事な要素として楽しむことができました。

シーンひとつひとつの演出も、かなり良いです。

 

豊富な寄り道

 

A Space for the Unbound 心に咲く花

物語の本筋とは無関係の寄り道要素もあります。

収集は一筋縄ではいきませんが、単純に物語を追うだけではない楽しみがあり、好みの要素でした。

2個ほど取り逃していますが・・・。

 

その他の良い点

 

A Space for the Unbound 心に咲く花

  • ノラネコの名前を決められる(選択肢)
  • 音楽が良い
  • 章ごとの展開が単調にならない

 

 

不満点

移動が大変

A Space for the Unbound 心に咲く花

ワープ等の機能はなく、地図もちょっと作りがわかりづらく、移動は大変でした。

それほど大きな町ではありませんが、そこそこの移動距離を走らされます。
道中でイベントやクエストが進行する場面もあるので、単純に「ワープ可能」にすると進行に不具合が起こってしまうのかもしれませんが・・・。

「自由に探索する場面ではワープ可」とか、やりようはあったと思います。

 

収集要素を取り逃すと大変

今作は章構成になっており、章が進むと取り逃したものを回収することができなくなります。

章選択やワープもなく、さらにクリアデータをロードしてもラストシーンが繰り返されるだけ。
収集要素をコンプするには、完全に最初からプレイし直す必要が出てきます。

「1周目とは違う選択肢を選んで別の会話を楽しむ」という手はありますが、もう1周やるのは大変です。
移動も多いし・・・。
収集要素自体は良いだけに、残念です。

 

 

気になった点

注意書き

A Space for the Unbound 心に咲く花

ゲーム起動時、上記のような注意書きが表示されます。

ネタバレになるので詳しくは言えませんが、上記に該当するシーンがあったりなかったりします。
念のため、そういった場面が非常に苦手な場合は、あるていど覚悟してプレイしてください。

といってもグロテスクなシーンがあるわけではないので、そこはご安心を。

 

ミス?

A Space for the Unbound 心に咲く花

このセリフ、アトマのセリフとしては口調がおかしいです。
別のキャラのセリフか、口調の書き間違えかと思います。

 

 

プレイ状況

ソフトウェア パッケージ版
プレイ時間 12時間
所持しているサウンドトラック 初回パッケージ版付属のサウンドトラック

 

 

『A Space for the Unbound 心に咲く花』の総合評価・レビュー

  • 美しいドット絵
  • 甘酸っぱい青春
  • 不思議で不穏な出来事
  • 読めない展開

と、PVで感じた印象以上の、上質なアドベンチャーゲームを楽しむことができました。

収集要素が引き継げず、実質「周回プレイが大変」という不満はありますが、そこを抜きにすれば非常にオススメしたいタイトルです。

学生時代に苦い思い出がある人、創作をしている人していた人、自分の心と上手に向き合えていない人。
そんな人に、特にプレイしてみてほしいです。

 

レビュー

総合評価
シナリオ
操作性
システム
キャラクター
ビジュアル
音楽

 

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