アトラスのファンタジーRPG、『ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー』。
先日クリアしたみなとに引き続き、私・とももクリアしましたので、レビューをします!

DSのオリジナル版『ラジアントヒストリア』もクリア済みです。
数年ぶりにプレイした、『ラジアントヒストリア』。
オリジナル版とは違った魅力がありました。
リメイクされて良くなった所は、もちろんあります。
しかしリメイクされて、逆に不満に思うところもありました。
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目次
概要
ゲーム内容
ゲーム内容については、こちらの記事でまとめています。
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ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー ゲーム内容・解説
3DS『ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー』のゲーム内容を解説します。
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ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー特別体験版 感想・レビュー byみなと
『ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー』特別体験版の感想・レビューです。プレイ時間約8時間の贅沢ボリューム。是非プレイしてみましょう。「隠れた名作」を、「みんなが認める名作」に!
良い点
ストーリー
政治、戦争、国、差別、宗教など、すべてが絡み合った世界。
ゲームの世界とは思えぬ、完成されたストーリーです。
少し都合がいいところもありますが・・・。
なお、ラストに向けて、目頭が熱くなりました。
歴史の改変
クエスト、ストーリーを進めるために、正伝、異伝の過去を行ったり来たりして、歴史の改変をするのが、このゲームの醍醐味。
結末が変わったり、困っている人を助けたりと、楽しい。
しかし、どこの過去に飛べばスムーズなのかわからないものもあり、面倒に感じることもあった。
ちなみに、既に見た場面は「スキップ」が可能。
早送りもできます。
表情とボイス
みなとも褒めていましたが、私も改めて。
リメイク版の今作では、キャラクターの顔グラフィックが変化する「表情」が追加されています。
また、主要キャラクターには声優さんが、フルボイスでしゃべってくれます。
このおかげで、オリジナル版よりもさらに感情移入ができ、盛り上がることができました。
キャラクター
それぞれのキャラクターが個性的で、とてもいい。
良くも悪くも信念が強く、ブレない姿勢は好感が持てる。
サポートスキルが発動しない
味方1体のMPを少しずつ回復する「マナリジェネ」をよく使っていました。
味方のターンになると、MPが少し回復するため、全員に 「マナリジェネ」をかけた後は、しばらく「防御」という戦法を取っていました。
途中で気づいたのですが、この「防御」している間は、控えメンバーによるサポートスキルが発動しませんでした。
敵は残り1体。
サポートスキルで攻撃されて、この1体が倒されてしまうと、「マナリジェネ」の戦法ができません。
よく考えられていると感じました。
不満点
キャラオリジナルパックDLC
「キャラオリジナルパックDLC」とは限定版に付属されていた DLC 。(250円で有料配信もされている)
オリジナル版に登場したキャラクターは「こにしひろし」氏が描いたバストアップカット(胸から上の画像)で、新キャラは「廣岡正樹」氏が描いたバストアップカットになるDLC。
オリジナル版が好きだったため、この「キャラオリジナルパックDLC」を使っていた。
しかし、バストアップカットのみオリジナル版のため、様々なところで、リメイク版とオリジナル版が表示され、統一感がなくなってしまった。
なので、しかたなく、リメイク版に戻した。
このDLC、意味があったのかな。
「時の彼方の出逢い」DLC
限定版に追加イベントがプレイできる DLC が4つも付属していました。(各250円で有料配信もされている)
このDLCの中の1つ、「時の彼方の出逢い」。
実はこれ、「亜伝」をクリアした後のお話なのです。
しかし解禁条件がなく、ヒストリアへ行けるようになると、プレイが可能になってしまいます。
これ、設定ミスじゃありません?アトラスさん!
なので、このDLCは「亜伝」をクリア後プレイすることを強くオススメします。
なお、他のDLC「星霜の亡者」「月夜に満ちる想い」「過去たちの復讐」は、解禁直後にプレイしても大丈夫です。
しかし、私は無料でプレイできたが、このDLC、1つ1つが250円なのは高い気がする・・・。
イベントイラスト
リメイク版で追加されたイベントイラスト。
その場面の印象をより強くするのですが、その絵が好きではありませんでした。
なぜなら明らかに、絵が違うから。
「私の知っているストックじゃない」と冷めた目で見てました。
モブのボイス
良い点にも挙げた、ボイス。
概ねいいのですが、残念なことが1つ。
それは、モブのボイス。
主に「おー!」などの掛け声や、「うーん」などの声が収録されているのですが、声が繰り返されることがありました。
例えば「おー!」の連発をされて、耳障りに感じました。
連続しないように配慮するとかできなかったのかなぁ。
そもそもモブのボイスを排除してもよかったかも。
亜伝のメンバー
新キャラクター「ネメシア」とともに追加された、新たなシナリオ「亜伝」。
可能性世界の中でクエストをしていくのだが、「なぜこのメンバー?」と思いながらプレイしていました。
例えば、主人公・ストックは、その可能性世界で仲間であるレイニーとアトに出会った。
そこで敵が現れ、戦闘が開始されたという設定ならば、パーティメンバーはストック、レイニー、アトの3人でいいはず。
しかしなぜか、フルメンバーが参戦できます。
「なぜ、この場面にこの人いるの?」という違和感がありました。
気になった点
亜伝
新キャラクター「ネメシア」とともに追加された、新たなシナリオ「亜伝」。
可能性世界の中でクエストをしていくのだが、可能性世界という名の「こうだったらいいのにな」の世界が好きではなかった。
ファンブックとか、同人誌とかの世界で、「私はそんな世界求めてない」と冷めた目で見てしまった。
また、一部のクエストは通常(正伝、異伝)のストーリーの人物を変化させるものもある。
人物によっては、バッドエンドからハッピーエンドになるものもあり、違和感は拭えない。
しかし、アーティファクトを集めた後の話はとても好き。
砂漠化の根本的解決ができなかったオリジナル版と比べると、解決に向かって、協力する仲間や悲しい過去など、熱くなるものがあった。
この亜伝は、メリットもデメリットもあり、好き嫌いが分かれるシステムだと思う。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 31時間(難易度を途中から「FRIENDLY」にしたため、プレイ時間が短い) |
購入した追加コンテンツ |
限定版『ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー』付属DLC 星霜の亡者 |
購入した関連本 | 限定版『ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー』付属スペシャルアートブック |
所持しているサウンドトラック | 限定版『ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー』付属コンプリートCD |
シリーズのプレイ状況(とも) | ラジアントヒストリア(DS) |
総評
リメイクされ、良い点も増えた一方、不満点も増えてしまった今作。
しかし、魅力あふれるキャラクター達との冒険は、かなりの印象を残すと思います。
ちなみにストーリー(テキスト)を飛ばして、戦闘や歴史の開放、クエストの達成だけを目的とする場合は、今作の魅力の半分しかわからないだろうと思います。
今作が素晴らしいのは、そのストーリーにあります。
ぜひ、ストーリーを堪能してほしいと思います。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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