17年9月のフリープレイにもなった『バウンド:王国の欠片』。
主人公は妊婦さん。
その妊婦さんの精神世界を、妊婦であるともが体験してきましたのでレビューしていきます。
なお、みなとは早々にクリア済みです。
また、私は本編のみプレイ。
やりこみ要素はプレイしていません。
やりこみ要素等はこちらの記事を参考にしてください。
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バウンド:王国の欠片 感想・レビュー byみなと
抽象的でアーティスティックな世界を、コンテンポラリーダンスとバレエダンスで旅をしよう。PS4『バウンド:王国の欠片』をレビューします。
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目次
概要
ゲーム内容
現実世界では妊婦さんを、そして精神世界では仮面を付けた姫を操作します。
基本操作
基本操作は、4点だけ。
- 移動(左スティック)
- ジャンプ(×)
- バリア(R2)
- カメラ(右スティック)
ダッシュするならば、L2を押しっぱなし。
これだけで本編はクリアできます。
というか私はクリアしました。
その他の基本操作は、
- ○ ローリング
- □ ターン(敵の攻撃を弾く)
- タッチパッド押しこみ フォトモード
テクニック アクション操作方法
- ジャンプ中に壁でジャンプ → 壁キック
- ダッシュしながらローリング中にジャンプ → 長距離ジャンプ
- 梯子を高速で降りる → ○押しっぱ
- 梯子を高速で登る → ×をリズム良く押す
- リボン(ロープ)を高速で降りる → ○押しっぱ
- リボン(ロープ)を高速で登る → スティックを倒さずに、×をリズム良く押す
- 壁際を早く進む → ローリング
- ステージ最後のスライダーは、L2押しっぱだと少し早い(気がする)
各ステージに隠されているショートカットは、克服してない「トラウマ」によっては、通れない場合があります。
「通し」で タイムアタック する場合は、ステージ攻略する順番も吟味しましょう。
ステージ選択のしかた
絵が描かれたノートブックで「ステージ選択」をします。
該当するページで○ボタンを長押しすることで、ステージ開始。
良い点
動きが艶やかで美しい
優雅で艶やかで、美しい動き。
バレエとコンテンポラリーダンスを融合した動きで、魅とれてしまう。
雨が降るステージがあるのですが、動かさずに放置していると、雨ならではの動きもしてくれます。
プロダンサーのモーションをキャプチャーしているので、かなりリアルで、きれいです。
ストーリーが難解!?
プレイし始めは、ストーリーというストーリーはないのかと思っていました。
しかし、ステージを進めるごとに感情や意図が見えてきて、自分と重なる部分を発見し、私の心を揺さぶっていき、本編ラストのリボンを渡っているところで、涙が出てきました。
ストーリーは確かに難解です。
明確に「こういう流れで・・・」「これは誰で・・・」という話はありません。
プレイヤーが妊婦さんのトラウマ(恐怖)を見て、なにを感じるかに委ねられているのです。
こういう不明瞭なストーリーは、不満点に挙げられそうですが、私はとても気に入ったので、良い点として挙げさせてもらいました。
不満点
カメラが勝手に動く
自分が見たい角度にしておいても、自動的に動いてしまい、結果見にくい。
いちいちカメラ位置を直したり、右スティックでカメラ位置を固定していましたが、さすがに面倒になり、やめました。
だんだん自動のカメラ位置に慣れていったので、終盤では気になりませんでしたが、序盤はかなり気になりました。
モデリングが怖い
精神世界の美しさやアーティスティックとは対照的に、現実や思い出のモデリングが怖い。
けれど、もしかしたら「意図」しているのかもしれないです。
「怪物」と「救世主」の区別
どっちがどっちなのか、わからなくなりました。
悲鳴と叫び
姫は落ちると「キャーーーー」と悲鳴を上げる。
「怪物」はステージ中に叫ぶ。
あまりにも不快なので、オプション設定の「SE」を0.2まで下げました。
0.2だと、ほどよく聞こえる程度になったのでよかったです。
気になった点
母だから感じたこと
子ども2人の母親として、妊婦として、この作品で感じたことを綴ります。
「トラウマ(恐怖)に立ち向かう」というのが今作の核となる部分。
自分にもトラウマはもちろんあるし、嫌な思い出ばかり思い出され、姫と同じように頭を抱えたくなる。
だから、ストーリーを進むほど、悲しくなるし、辛くなっていった。
だからこそ、立ち向かっていく姫に対して、ラストのラスト、リボンのところで、泣いたのだと思う。
▼「良い母親」
さて、今作をプレイして感じたのは「母となる決意や覚悟」。
あの妊婦さん、お腹の大きさからして、臨月(※)に近いか、もう臨月に入っている頃だと思う。
自分の子どもを抱ける日が近づき、希望もあるだろうが、母となる自分を前にして、不安もあるだろう。
自分は「良い母親」になれるのだろうか。
誰しも自分が「良い母親」になれるのか、なれているのかと、ふとした時に思う。
自分もその1人。
叱りすぎただろうか、トラウマになっていないだろうか、子どものためになっているのだろうか、自分は子どもに楽しい記憶を与えてあげているのだろうか。と考える。
主人公の妊婦さんからも、自分は「良い母親」になれるのだろうかという不安を感じる。
※臨月(りんげつ)・・・出産の予定月
▼親としての自分を見つめ直す
子どもだから、わからないだろう。
子どもだから、覚えていないだろう。
そんなことを思って接していると、子どもにも、自分にも良くない結果になります。
意外と子どもはわかっているものだし、覚えているもの。
大人が考えている以上に、子どもは大人なのです。
そういうことを強烈に訴えてくるゲームでした。
親としての自分を見つめ直す、いいきっかけになったゲームでした。
男女関係なく、子どもがいる方、子どもができる方に特にプレイしてほしいと思いました。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード |
プレイ時間 | 約2時間(本編クリアのみ) |
トロフィー 状況 | 68% |
トロコン 難易度 | 非常に難しい |
総評
製作発表当初から気になっていた、今作。
しかし、夫のプレイを見ていて、なかなかプレイする気になれず、しばらく放置していました。(モデリングが怖かったから)
自分が3人目を妊娠し、「妊婦だからこそ、わかることがあるかもしれない」と思い、プレイしました。
プレイして自分の心境や心持ちが変わった気がします。
プレイして良かったです。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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バウンド:王国の欠片 感想・レビュー byみなと
抽象的でアーティスティックな世界を、コンテンポラリーダンスとバレエダンスで旅をしよう。PS4『バウンド:王国の欠片』をレビューします。