日本ファルコムの英雄伝説・軌跡シリーズのひとつ。
話的な繋がりもあり、ほぼ同システムなので二作同時レビューとします。
シリーズのプレイ状況としては、空の軌跡三部作(PSP)をクリア済み。
空の軌跡も、閃の軌跡も、PS+のフリープレイで配信されたのでプレイしてみました。
今回はⅠもⅡも、ともが2週して装備を整えた後、ナイトメア(最高難易度)を俺がクリアすることで トロフィーコンプリート を目指した。 スポンサーリンク
そのため、戦闘難度やバランス等についてはレビューできないので、あしからず。
目次
概要
良い点
世界設定
軌跡シリーズは、世界の横(各国間の関係)も、縦(各国の歴史)も練り込んで作られていて、感心する。
それぞれの組織の思惑や、その過程、主人公たちとの関わり方も単純ではなく、複雑に絡み合いながらも、理解しやすく描かれている。
主人公たちと敵対しているから「悪」だとは言い切れず、見方変われば味方も変わる。
それは軌跡シリーズ全体から見てみても同様。
皆、自分たちが正しいと思いながら行動している。
それは現実の国家でも同じかもしれない。
キャラクター
没個性のキャラクターがおらず、みんな何かしらの魅力があって良い。
パーティーメンバーや協力者はもちろん、町人や生徒たちも個性豊かで、何かしらの物語を持ち、シナリオ進行で彼らを取り巻く状況も変わり、セリフにも変化が出てくる。この作り込みは凄い。
お気に入りは、エマ、トワ会長、シャロン、デュバリィ、アナベル・・・女子ばっかりだ!
改善する意欲
Ⅰで不満に感じた要素は、Ⅱでかなり改善されている。
- ぎくしゃくモーション
- アクティブボイス
- ロード時間
- マップアイコン
- フィールドアタック等々
デザイン
随所でデザインセンスの良さが光る。
- 「閃の軌跡」のロゴ
- マスタークォーツのデザイン
- ギルドや仕官学院の紋章
- メカニックデザイン
- タイトル画面の変遷
- 学院祭の衣装
等々・・・。
不満点
シナリオ展開(特にⅠ)
Ⅰの話の流れが、章ごとにほぼ一緒。
依頼をこなし → 事件が起き → ピンチになり → 実力者の介入で解決。
さすがにこのパターンを何回もやられるのは良くない。
ⅡはⅡで、最終局面での連戦でも、実力的に決して劣っていないはずなのに、倒しきれずに手助けが入る描写が続く。
熱い展開に見えなくもないが、主人公たちの株は下がり続ける。
Ⅰのラストは、新たな事件が起き、非常に中途半端なところでエンディングとなってしまう。
Ⅱの発売まで待たされた人の心中はいかほどか。
蛇足な外伝と後日談(Ⅱ)
ⅠとⅡを跨ぐ重大事件は、Ⅱの終章にて決着となる。
そこで終わればいいのに、その後の「外伝」と「後日談」が入る。
これもゲームクリアには必須となってしまう。
前作、零の軌跡と碧の軌跡キャラを操作する「外伝」。
前作をやっていない人間には、なんのこっちゃわからん。
「後日談」はパーティーメンバー勢揃いのお祭り状態。
ここでしか使えない人もいるが、その人選は謎。
話の内容も本筋に関わりないものだし・・・。
どちらも「おまけ要素」としてならアリだが、必須要素にすべきではない。
ボイスに関して
イベントによってボイスがあったりなかったり。
セリフによってボイスがあったりなかったり。
主人公だけボイスがあったりなかったり。
登場人物によっては、Ⅰではボイスがあったのに、Ⅱではなかったり。逆もあったり。
統一してよ。
特に主人公だけボイスついてない状況って、どういうことよ。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード版 |
プレイ時間 | ⅠとⅡ合わせて50時間以上 |
購入した追加コンテンツ | デザインめがねセット(Ⅱ用 100円) |
所持しているサウンドトラック | 英雄伝説 閃の軌跡 スーパーアレンジバージョン 「聖女のアリア」のみ |
シリーズのプレイ状況(みなと) | 空の軌跡Ⅰ~Ⅲ(PSP) |
トロフィー 状況 | Ⅰ&Ⅱ トロフィーコンプリート |
トロコン 難易度 | Ⅰ&Ⅱ 難しくはないが、時間はかかる |
総評
Ⅰ→Ⅱへのシナリオ展開は、あまりにもユーザーを待たせ過ぎ。
即発売すべきであった。せめて半年以内には。
が、Ⅰ→Ⅱへの改善点の多さを見るに、ファルコムも3D化の際に試行錯誤しながらゲーム作りをしているのでは、とも感じた。
キャラクターは魅力的だし、世界情勢もまだまだ気になる。
空の軌跡をプレイした人は、当然プレイすべき。
空の軌跡をプレイしてない人は、先に空の軌跡をやるべきである。
零の軌跡はどうだろう。俺はプレイしていないが、ネタバレ的に、楽しめるのだろうか?
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
(ⅠとⅡの平均です)
-
閃の軌跡Ⅰ&Ⅱ 感想・レビュー byとも / 帝国編の始まりはここから
軌跡シリーズ。空の軌跡から始まり、零の軌跡、碧の軌跡(零のⅡ)、そして閃の軌跡。 ⅠとⅡを同時レビュー。