スーパーファミコン版の『ロマンシング サ・ガ3』をレビューします。
今作は、みなとがRPG好きになるきっかけとなったゲームです。
詰みながら、やり直しながら、攻略本をあさりながら、何度も何度もプレイしました。

未クリアの周も含めると、全主人公でプレイしています。
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目次
概要
ゲーム内容
8人の主人公から1人を選び、自由に冒険するRPGです。
「フリーシナリオ」と言い、決められた順番がなく物語を進められます。
自分で町を見つけ、イベントを見つけ、手探りで攻略するタイプのゲームです。
- シンボルエンカウント
- 技は戦闘中に「閃く」
- 陣形や陣形技
- トレード(買収戦)やマスコンバット(軍隊指揮)といったミニゲーム
など、特徴的なシステムがあります。
良い点
戦闘システム
なんと言っても「閃き」。
武器を使ったり、技を使うと確率で新たな技を閃く。
これが言いようもなく気持ちよかったです。
強敵なほど閃く確率は上がるため、全滅寸前で強力な技を閃き、一発逆転!
なんてことも。
- ステータスや効果が変わる「陣形」
- 派手な演出が楽しめる「コマンダーモード」
- 強敵対策に役立つ「見切り」
- 雑魚からは必ず退却できる
等々、他にも魅力的なシステムがありました。
フリーシナリオ
ストーリーを進めるためのイベントもありますが、それ以外のイベントは、やってもやらなくても良い。
序盤からほとんどの地域に行けますし、雑魚敵はこちらの強さに合わせて強くなります。
戦闘の関係ないイベントもあり、進め方はかなり自由です。
いきなり強力ボスに挑み、有用な技を閃き、全滅して逃げ帰り、技だけ増やす。
・・・なんて芸当も可能です(一部のボスにのみ有効)。
グラフィック
ドット絵 はかなり拘って描かれており、非常に美麗です。
特に大型のモンスターや、建物の外観は、スーパーファミコンとしては最高レベル。
大技のエフェクトもカッコいい。
BGM
伊藤賢治氏の曲は今作で知り、それからずっと気に入っています。
大人気の戦闘曲はもちろん好きですが、「ポドールイ」や「最果ての島」、「各主人公のテーマ」等、街の曲や、良く聞く曲も大変心地よく素晴らしい。
トレード
今作にはマスコンバットや闘技場等、ミニゲームがいくつかありますが、特に気に入っているが「トレード」。
商会の社長になり、他社を買収し会社を大きくするのが目的です。
買収した会社同士につながりや共通点があれば、グループ技として沢山資金を提供してくれたり、「ネマワシ」や「接待」といった駆け引きで買収を有利に進めたり・・・。
RPGのミニゲームとしては珍しい作りで、おもしろかったです。
何より、地域によって様々な会社があり、その世界の住民の生活や、経済状況が見えるのが良い。
楽器職人や革細工職人、造船や宝石商、見世物小屋、酒場やホテル、武器工房、コーヒー屋等。
その街を構成する数々の業種を知ることができ、世界に深みをもたらしていました。

(子会社の商品は安く買えたり、特定のモンスターを乱獲すると流通に影響が出たり)
不満点
没データが多い
いろんな事情があるとは思いますが、今作には「データは入ってるのに見られない、戦えない」といったイベントやモンスターが多数存在します。
最初に疑問に思ったのは、とあるダンジョンで、明らかに入れる扉が見えているのに、そこへ行く手段が見つからなかった時。
その後、攻略本を読むと「ゲーム中で出会わなかった強力なモンスター」の記載があり、その何体かは、今作のエンディング中に戦闘描写がありました。
色々調べた結果、それらは本来プレイできるはずだった没イベントや、戦闘レベルの設定の関係で出会うことができないモンスター等でした。
謎めいているがゆえに魅力的ともとれますが、やはりそのあたりも遊びたかったです。

術の扱い
技の扱いが良すぎるせいか、術の扱いが悪く見えます。
- 術の威力は、相当鍛えないと技に劣る
- 術を鍛えると技を閃きづらくなる
- 技は通常の戦闘で閃き、そこが楽しい
- 術は基本的には術士から買う
コマンダーモードならコマンダーモード専用の合体術を使用できて、派手で強力。
ですが、一人一人で技使った方が結果的には高威力。
補助魔法は便利なのですが。
極意
閃いた技や見切りは、繰り返し使用・発動することで極意を修得し、極意を修得した技や見切りは、誰でも使用が可能となります。
極意を修得してない技や見切りを一度捨てると、再び閃くまで使えなくなります。
このシステムのせいで、一度閃いたものは、是が非でも極意を修得せねばなりません。
アクティブな技欄は有限なため、極意がないといつまでも圧迫します。

いずれは修得できますが、運が悪いといつまでも残ってしまいます。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 不明。5周はしています。 |
購入した関連本 | ロマンシング サ・ガ3 [基礎知識編] ロマンシング サ・ガ3 [完全攻略編] |
所持しているサウンドトラック | ロマンシング サ・ガ3 オリジナル・サウンド・ヴァージョン ロマンシング サ・ガ 3 ウィンディ・テイル Kenji ItoדSaGa” Battle Music Collection+ |
シリーズのプレイ状況(みなと) ※記事作成時点 |
ロマンシング サ・ガ2( SFC 、 VITA) サガ フロンティア(PS) サガ フロンティア2(PS) アンリミテッド:サガ(PS2) ロマンシング サガ ーミンストレルソングー(PS2) |
総評
美しい ドット絵 、熱いBGM、閃きの中毒性。
ミニゲームも楽しいし、セリフ回しも独特でおもしろい。
妙なところ、不便なところもありますが、思い出深く、大好きな作品です。
リメイクしてほしいなぁ。トウテツパターン作りたい。
【追記】
19年11月11日に、リマスター版『ロマンシング サガ3』が発売されました。
対応機種は、PS4、PSVITA、Switch、Xbox One、PC、スマホです。
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リマスター版『ロマンシング サガ3』細かすぎる「変更点」まとめ
オリジナル版をひたすらプレイしたみなとが気づいた、リマスター版『ロマサガ3』の新要素・追加要素・変更されたポイントを書き出しました。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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リマスター版『ロマンシング サガ3』 感想・レビュー byみなと / 美しく、かつ自然に描き直されたグラフィックに感動
原作の良さはそのままに、美しく遊びやすくなった『ロマサガ3』の感想・レビューです。