評価:4.5
販売が『鬼滅の刃』のアニメを制作したアニプレックス。
開発が『ドラゴンボールZ KAKAROT』や『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』など格闘ゲームに定評があるサイバーコネクトツー。
この2つの会社が作った作品がこの『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚(けっぷうたん)』です。
この記事はファーストレビューを再編集したものです。
主な良かった点
- バトルが最高にカッコイイ!!
- 『鬼滅の刃』の世界を追体験できる
主な不満点
- 調べないとゲットできない
- エンドロールがローマ字表記
プレイしたのはPS5版です。
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概要
ゲーム内容
ヒノカミ血風譚
ストーリーモード。
序章から第8章まであります。
▼物語
ストーリーとバトルを中心に楽しめます。
内容としては探索モードとバトルモードがあります。
探索モードでは、青色の「!」マークの物や人を調べたり、キメツポイントや「想いの欠片」を探します。
最終的には、赤色の「!!」へ向かいます。
夜の探索の場合、野良の鬼と戦うこともあります。
画像をクリックすると拡大します。
下記の画像はバトルモード。
バトルは評価され、総合評価として章評価があります。
画像をクリックすると拡大します。
またボス戦では QTE もあります。
▼想いの欠片
キャラクターの過去や、「物語」には描かれなかった舞台裏を鑑賞することができます。
この「想いの欠片」は撮影禁止区域となります。
また「想いの欠片劇場」という、アニメでいう「大正コソコソ噂話」のようなやりとりもあります。
▼特別任務
鬼を討伐する「特別任務」があります。
こちらはバトルのみで、2種類の難易度があります。
対戦
▼オンライン対戦
ランクマッチとプレイヤーマッチがあります。
- ランクマッチ
対戦結果によって、ランクポイントが増減。
ランキングが決まる。 - プレイヤーマッチ
対戦結果で、ランクポイントは増減しない。
「地域設定」と「時間設定」が同じ相手で対戦する。
フレンドとも対戦が可能。
▼オフライン対戦
「VS プレイヤー」か「VS COM」を選びます。
「対戦設定」ではハンデを付けることが可能です。
▼プラクティス
操作方法やコンボなどの練習ができます。
メニューでは、ゲージの設定や相手の設定を細かく設定できます。
なので、演出だけをじっくり見たい時も活用できます。
▼隊士票メニュー
オンライン対戦時に使用する「隊士票」を設定します。
隊士票には、獲得した「隊士票台紙」と「名言」を設定できます。
なお、隊士票にはアカウント名と国名も表示されます。
褒章盤(ほうしょうばん)
パズルのようになっていて、開放条件を満たすと絵が表示され、隊士票台紙や名言などを獲得できます。
また未入手のものについては入手条件を見ることができます。
▼キメツポイント
キメツポイントは探索中にゲットできるほか、「褒章盤」で△ボタンで「キメツポイント獲得条件一覧」を見ることができます。
「キメツポイント獲得条件」は主にオフライン対戦、オンライン対戦での条件です。
戦術指南
各キャラクターが相手役となって、戦います。
各キャラクターに壱の段~拾の段までのお題があり、それぞれに課題が設けられています。
隊士記録帳
以下の4つを、獲得することで見たり聴いたりすることができます。
- 衣装
各キャラクターの衣装を様々な角度から見ることができます。
これらの衣装は「対戦」で使用ができます。
また未入手のものについては入手条件を見ることができます。 - 隊士票台紙
「隊士票」に使用する、隊士票台紙の一覧を見ることができます。
また未入手のものについては入手条件を見ることができます。 - 名言
各キャラクターの名言集で、聴くことができます。
「隊士票」にも使用します。
また未入手のものについては入手条件を見ることができます。 - BGM
ゲーム内のBGMを聴くことができます。
また未入手のものについては入手条件を見ることができます。
遊戯指南
これまでに見た、チュートリアル集です。
21年11月6日追記
アップデート第1弾による追加要素
21年11月4日に無料アップデート第1弾が配信されました。
このアップデートで、鬼の「塁(るい)」「猗窩座(あかざ)」を対戦モードで使用できるようになりました。
加えて、「褒章盤の追加」「オンラインミッションの実装」もされています。
鬼の仕様
画像をクリックすると拡大します。
追加キャラクターである鬼は、通常のキャラクターとは仕様の違いがいくつかあります。
違いは以下の通りです。
- 対戦モードでのみ使用可能(ストーリーや戦術指南では使用できない)
- 共闘できない(代わりに「特殊ゲージ」があり、使用感は共闘と差はない)
- 開放・全開放で回復できる
追加褒章盤
追加キャラクターに合わせ、褒章盤も追加されました。
こちらは開放条件が全て「キメツポイント2000を使用」となっています。
オンラインミッション
新規追加要素として、オンライン対戦の成績などによって達成できる「オンラインミッション」が追加されました。
1日ごとに条件が変わる「デイリーミッション」と、一定期間で条件が変わる「シーズンミッション」が用意されています。
- ○○を使用してランクマッチで○〇回勝利
- ○○を使用する
- オンライン対戦をする
といった条件を達成するとキメツポイントを獲得できます。
という感じでしょうか。
良い点
バトルが最高にカッコイイ!!
とにかくバトルの演出が最高です。
アニメさながら、いえ、アニメを超えるようなバトル演出に感動を覚えます。
QTEの場面。
難しくないけど、ドキドキするよね。(とも)#PS5Share, #鬼滅の刃ヒノカミ血風譚 pic.twitter.com/UY8A2duRk9— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) October 14, 2021
煉獄さんとの交代シーンがうまく撮れた!(とも)#PS5Share, #鬼滅の刃ヒノカミ血風譚 pic.twitter.com/5zuwiE4bIp
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) October 19, 2021
また下記の動画のとおり、攻撃に合わせて地面が変化します。
こういった細かいところまで、丁寧に作られていて素晴らしいです。
攻撃に合わせて、地面や床が傷ついたりするんだよ。
すごいよね。(とも)#PS5Share, #鬼滅の刃ヒノカミ血風譚 pic.twitter.com/eJE4uitpot— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) October 19, 2021
親切丁寧
チュートリアルも丁寧でわかりやすいですし、バトル中もどの範囲に攻撃が来るかが赤で示されるため、回避しやすいです。
『鬼滅の刃』の世界を追体験できる
見せる順番こそ違いますが、ほぼほぼ原作のストーリーそのままを追体験できます。
もう一度アニメ版を見ているような感覚でもあります。
キャラクターグラフィックはもちろん、背景もアニメさながらで、見応え十分です。
なので、原作ファンの方、アニメファンの方、どちらも未視聴の方でも楽しめる内容になっています。
ほぼフルボイス!
主人公クラスの人々はもちろん、敵もフルボイス。
アニメ版さながらの演出に脱帽です。
不満点
調べないとゲットできない
キメツポイントや、想いの欠片はボタンを押して調べないと獲得できません。
エンドロールがローマ字表記
ザ・日本!という感じの世界観なのに、エンドロールは日本語表記ではなくローマ字表記。
読みにくいだけでなく、世界観も壊してきます。
「日本だけでなく、海外も視野に入れているためか?」とも思ったのですが、言語切り替えはできません。
ではなぜローマ字表記なのか。
普通に日本語表記にしてほしかったです。
「想いの欠片」の解放場所
「想いの欠片」は基本的には時系列に沿っているのですが、原作第1話の話を第2章で開放しているのが1つありました。
ちょっと唐突で、ここに入るのはちょっと違う気がしました。
気になった点
スキル開放や装備セットの必要はなく、探索の楽しみもない
探索モードにある、「!マーク」や「キメツポイント」「想いの欠片」はすべて、地図で確認ができます。
つまり
というような探索のワクワク感は得られません。
「1/4個、獲得中」のような個数表示だけで十分だったのではないでしょうか。
またスキル開放や装備などもありません。
あくまでもストーリーとバトルを楽しむゲームになっています。
体感的には、探索1:バトル3:鑑賞6
メインストーリーである「ヒノカミ血風譚」。
個人差はあると思いますが、私の体感的にいえば「探索1:バトル3:鑑賞6」という感じ。
後半へ行けば行くほど、ストーリー展開を見ている時間が多く、バトル画面が出てきてやっと
と思うほど、アニメのように見入ってしまいました。
好きな漫画、アニメなので苦痛ではありませんでした。
しかし「ゲームとしてはどうなのか」という点。
おそらく「ヒノカミ血風譚」は鑑賞を強めにして、「対戦」でバトルを思いっきり楽しんでもらおう、ということなのかと思います。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 約10時間 |
トロフィー 状況(記事作成時現在) | 58% |
トロコン 難易度 | 難しい |
『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』の総合評価・レビュー
想像以上の仕上がりで、期待値をはるかに超えてきました。
画像もとにかくきれいですし、声優さんもアニメ版と同じですので、これがまた泣けるのです。
ファンはもちろんのこと、『鬼滅の刃』初心者でも楽しめる内容で、オススメします。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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