メイド・オブ・ザ・デッド　感想・レビュー byみなと / 全方位から迫り来るゾンビを撃ちまくる紳士向けメイドさんシューティング

評価：4

今日のレビューは、全方位アクションシューティング『メイド・オブ・ザ・デッド』です。

アキバを襲ったパンデミックに、重火器を持ったメイドさんたちが立ち上がる！
紳士向けのセクシーキュートな作品が得意なqureateが贈る、最新ゾンビゲームです。

それでは詳しく書いていきます。
プレイしたのはSwitch版です。
公式サイトで書かれている以上のネタバレはありません。

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概要

ゲーム内容

『メイド・オブ・ザ・デッド』の主人公は、アキバのメイド喫茶で働いていたメイドさんたちです。

突如起こったウイルス災害で、アキバ中がゾンビであふれる事態に。
メイドさんたちは武器を手に、迫り来るゾンビたちと戦います。

自動射撃でバトル

拠点で準備をし、バトルステージを選ぶと戦闘開始です。

メイドさんは、持っている銃器で自動的に攻撃します。
プレイヤーは「射撃する方向」「移動」「近接攻撃」を操作できます。

メイドさんによって、銃器や近接攻撃の性能・特性が違います。

敵を倒して得られるパワー（❤）を一定数手に入れるとレベルアップし、各スキルを手に入れられます。
ここで得られるレベルとスキルは、戦闘終了でリセットされます。

一定レベルまで行くと一部のスキルは出てこなくなるので、序盤で何をチョイスするかが重要になります。

「敵を全滅させる」「8分間耐える」などステージによって違う勝利条件を達成すると、ステージクリアです。

ステージごとで言えば、ローグライク的な要素もある作品ですね。
『ヴァンパイアサバイバーズ』に近いシステムらしいですが、未プレイなので何とも言えません。

使役弾

「B か R を長押し」で、使役弾を撃てます。
敵として出てくるメイドさんに当てると、そのステージ中でのみ味方として一緒に戦ってくれます。
ダメージを受けすぎると消えてしまいます。

使役しているメイドさんの数が多いほど、メイドさんたちが強くなる仕様です。

ただし、使役弾は有料かつ作成に素材が必要です。（安価ですが）
ステージに持ち込める弾数も限りがありますので、無駄撃ちしないように気を付けましょう。
ちなみに、自分とメイドさんの間に敵がいてもメイドさんに当てることができます。

通常の敵より大きなサイズの敵が出現することがあります。
上の画像で言うと、右側にいる敵が大きな敵。
このタイプの敵は、たとえメイドさんでも使役することはできません。

倒すとスキルを獲得できます。

操作方法とアイテム

操作方法とアイテムは画像の通りです。

アイテムは「薬素材」「チタン・シルバー」「繊維素材」「鋼材」「ポイント」が持ち帰ることができる物です。
それ以外はその場で使用したり、戦闘終了でリセットされるものです。

「カチューシャ」はイベント用アイテムで、獲得してからステージクリアするとサブシナリオを見ることができます。

取り逃しても同じステージを再挑戦すれば手に入りますが・・・。
めんどうくさいので、ステージ開始時にマップを確認するようにすると良いです。

治療

出撃したメイドさんが倒されてしまうと、「ゾンビになりかけ」となり出撃できなくなります。
治療をすれば人間に戻ります。

一度治療イベントを見れば、そのメイドさんの治療はイベントスキップできます。

血液の色

タイトル画面では、ゲーム中に表示される血液の色を変更できます。

紫にすると、こんな感じです。
イベントシーンの背景で出てくる血痕なども紫に変更されているので、赤い血の色が苦手な人は設定を変更しましょう。

良い点

とにかくかわいいメイドさんたち

さすがのqureate。
登場する女の子たちは、とってもカワイイです。

それぞれ個性的でキャラも立っており、衣装も凝っていてステキでした。

必殺技演出もダイナミックで、イベントシーンによっては動きもあり、絵の見応えはかなりありました。

個人的なお気に入りは、レイラ（右のメイドさん）。
金髪留学生で忍者メイドっていう属性盛り盛りで、朗らかな笑顔がカワイイです。
まぁ、バトルではやたら弱いのですが・・・。

ドローン無双で爽快殲滅

今作は、本当にびっくりするくらい敵が出てきます。
30分のサバイバルモードをクリアした時は、5,000体の敵を倒しました。

一度に襲ってくる物量もスゴイですし、それらを殲滅するメイドさんもスゴイです。

特にドローン系をしっかり強化できると、まさに「ドローン無双」と言えるほど強くなって爽快に敵を倒せます。

まぁ逆にドローンの強化ができないとかなり難しくなってしまいますが。
ドットとは言え、これだけ敵やエフェクトであふれていても、ほぼフリーズせずに描写できているのもスゴイ点ですね。

ただ、ここに必殺技のエフェクトなども入るとフリーズしてしまいました。
僕も一度フリーズに遭遇していますが、この件は修正が入るそうです。

その他の良い点

不満点

バランスが悪い部分がある

ドローンを強化できれば爽快ですが、逆に強化できないと難しすぎるステージがあります。
ドローンに限らず、キャラクターによっても性能差が大きいです。

といった感じに、一部バランスが悪いところが見受けられました。

「どのスキルもMAXまで強化できると非常に強い」という感じなら良かったです。
現状、ドローン優先で強化するしかありませんし、ドローンを満足に取れなかったら厳しすぎます。

サブシナリオの開放条件がわからない

ステージごとに開放できるサブシナリオは、ステージ開始時にカチューシャを探せばいいのですが・・・。
キャラごとのサブシナリオは開放条件がわからず、難航しています。

「特定キャラでステージを指定回数クリア」や「特定キャラでボスを撃破」とかですかね。
そんなところを隠さずに、開放条件を書いてほしかったです。

攻略失敗時に得るものが少ない

耐久ステージは特に難易度の高い今作。
攻略失敗も多かったですが、失敗時に得るものが少なすぎるのは不満です。

↑は失敗時のリザルト画面ですが、実際に獲得できたのは330Pのみ。（クリアできれば20倍はもらえます）
下の方に書かれている「取得アイテム」は、獲得できていません。
ステージによっては、10分以上戦ってこれ。

失敗すると「ゾンビなりかけ」になるので治療する必要があり、治療には100Pでワクチンを作る必要があります。
ワクチン作成用の素材は、失敗すると持ち帰れません。
つまり、失敗し続けているとジリ貧に。
わざわざ簡単なステージをクリアしに戻る必要が出てきます。

細かいことですが、治療時の演出スキップのカーソル初期位置が「いいえ」になっているのも地味に不満です。
治療が始まってしまうとスキップができないのも、良くありません。

その他の不満点

プレイ状況

『メイド・オブ・ザ・デッド』の総合評価・レビュー

不満もありますが、けっこう楽しめたのは事実。
今作はアップデートで修正の予定があるので、それ次第では少しレビューも変わる可能性があります。

セクシーな見た目やゾンビで敬遠されそうな作品ではありますが、システムはわかりやすく、キャラの描写も丁寧で好感触。
大人であれば、どなたでも楽しめる作品だと感じました。
グロテスクな描写もありません。

エロ描写もせいぜい下着程度です。
まぁ拠点画面が谷間祭りなので人目につくところではプレイしづらいですが。

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