評価:3.5
今日のレビューは、『Moncage -箱庭ノ夢-』です。
アメリカのインディースタジオ「OPTILLUSION GAMES」が手掛ける、コンパクトなパズルゲームです。
インディーワールドでも紹介されました。
主な良かった点
- 発想の秀逸なパズル
- メダルで達成感を得られる
主な不満点
- 収集しづらい
- カメラの反転

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目次
概要
ゲーム内容
『Moncage -箱庭ノ夢-』はステージクリアではなく、解くたびに状況が変化し、最後まで途切れなく進行するパズルゲームです。
中心にあるキューブそれぞれの面(底面以外の5面)が窓になっており、面の中には異なる場面が3Dで広がっています。
カメラを動かし面の見え方を変えることでオブジェクトを繋げ、シーンの状況を変えることで進行します。
『Moncage 箱庭の夢』は、キューブそれぞれの面が別場面の窓になっていて、視点を変えることでオブジェクトを繋げ、解いていくパズルゲーム。(みなと)#Moncage #箱庭の夢 #NintendoSwitch pic.twitter.com/oSmXVph8u0
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) January 15, 2023
操作方法・ヒント
操作方法はこちらの画像のとおりです。
パズルをしばらく解けずにいると「ヒント」を表示できるようになります。
ヒントを見るかどうかは任意ですし、「+ボタン」→「ヘルプ」で見直すこともできます。
フォーカス
「フォーカス」は「ZRボタン」を長押しすることで「使うオブジェクト」を光らせる機能です。
「ズームできる場所」や「操作するスイッチ」もわかるようになっています。
「クラシックモード」では「今使うオブジェクト」がわかるようになっています。
「チャレンジモード」では「使うオブジェクト」がわかるだけで、そのタイミングまではわかりません。
デフォルトでは「クラシックモード」になっています。
収集要素
パズル内には写真が隠されていて、見つけて触れると入手できます。
写真はフォーカスしても光りません。
写真は絵のみですがストーリー仕立てになっています。
写真を見たりパズルを解いたりすることで、登場人物がどのような物語を辿ったかを想像することができます。
また、ゲーム内で特定の行動や正確な行動を取ることで獲得できる「メダル」という収集要素もあります。
良い点
発想の秀逸なパズル
違う面のオブジェクトをつなげることで、絵が動き、シーンが変わる。
錯視やだまし絵のような謎解きは斬新な発想で、とても刺激的で楽しかったです。

と驚かされる仕掛けも多かったです。
難しめのパズルも多いですが、ヒント機能もありますので、ちょっと自信がない人でも安心してプレイできると思います。
メダルで達成感を得られる
メダルは、実績やトロフィーに近いシステムです。
通常プレイで問題なく取れるものもありますが、多くは発想の転換やテクニックで取るものです。
取れた時は「おぉ!」となりますし、やりこみ要素としても良いです。
完全獲得できると、かなりの達成感を得られると思います。
不満点
収集しづらい
「チャプター」と言う区切りがない作品なので仕方ない部分ではありますが、クリア後でも任意の場所から再プレイできません。
クリア後は最初からプレイすることになります。
見つけてない写真や、獲得していないメダルを取るのは、場所がわかっていてもそこまでいくのが大変です。
なにかしらの区切りを設け、クリア後は再開地点を選択できると良かったです。
カメラの反転
今作はカメラの設定変更ができません。
普段使っているカメラの動かし方とは逆だったので、慣れるまで思うように動かせませんでした。
気になった点
速度を要求するパズルがある
それほど多くはありませんが、仕掛けを動かした後にすぐに次の行動を取り、スムーズに連続で絵を合わせなくてはならないところがあります。
カメラのこともあり、思うように解けないところはイライラに繋がりました。

そういう要素もアクセントではありますし、カメラの設定次第ではスムーズにいく人も多いと思いますので「気になった点」にしました。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード |
プレイ時間 | 約3時間 |
『Moncage -箱庭ノ夢-』の総合評価・レビュー
パズルゲームとしての完成度は非常に高く、シームレスに繋がっていくので没入感も高いです。

ステージの切れ目がないので、エンディングまで終わりませんよ!
やり込もうとすると大変ですが、上質なパズルを楽しめると思いますよ。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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Behind the Frame 〜とっておきの景色を〜 感想・レビュー byみなと / 丁寧なイラストが光るコンパクトな感動作
絵画がテーマの謎解きアドベンチャー『Behind the Frame』の感想・レビューです。非常に短いですが、値段を気にしなければとてもオススメ。