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3DS『バッジとれ~るセンター』でゲットしたバッジを使った、私の勝手な映画のイメージ画像です。
画像のキャラクターと映画は一切関係ありません。
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目次
概要
初公開年 | 2014年 |
ジャンル | 長編アニメ |
監督 | 米林宏昌 |
主なキャスト | 高月彩良、有村架純 |
あらすじ
北海道札幌市に住む、佐々木杏奈(高月彩良)は、同級生とも打ち解けず、感情を表に出さなくなっていた。
ある時、持病のぜん息の発作が出てしまい、山下医師(大泉洋)から、環境の良い場所へ療養をするよう、強く薦められる。
そして、夏休みの間のみ、養母である佐々木頼子(松嶋菜々子)の親戚である大岩家で過ごすことになる。
原案原作
ジョーン・G・ロビンソン(イギリス)による児童文学作品。
出演者について
北海道を舞台にした映画ということで、北海道出身者である、演劇ユニット・チームナックス(TEAM NACS)のメンバー5人が声優として参加しています。
ちなみにメンバー5人は森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真。
実は、チームナックスの全メンバーが声優として参加しているジブリ作品はこれが、2作目。
1作目は「ハウルの動く城(2004年)」で出演されていました。
今まで私が観た、米林宏昌監督の監督作品
- 『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)
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感想
さすがのジブリ
湖の描写、草木の描写、建物の描写、1人1人の描写などなど、かなり作り込まれていて、さすがジブリ映画です。
本当に美しかったです。
思春期が抱える悩み
内気。
自信がない。
同級生と仲良くできない、仲良くしたくない、という悩みはとってもよくわかる悩み。
杏奈の悩みが共感できるという方は少なくないはず。
『思い出のマーニー』は杏奈の成長物語でもあります。
テンポ
重要なのは、後半。
しかし中盤が長く、テンポも遅め。
マーニー(有村架純)と杏奈(高月彩良)の描写を長くしたかったのは、わかります。
が、中盤のテンポをよくすると、全体的に見やすかったと思います。
声優
全体的に声優さんがよかったです。
一番好きだったのは、彩香。
キャラクターもとても良く、声も自然でよかったです。
調べてみると、杉咲花さんが声を当てていて、7月8日公開の『メアリと魔女の花』のメアリ役もされているのですね。
期待できそうです。
まとめとネタバレと評価
『思い出のマーニー』は、内容を調べずに観た方がいいです。
ラストのオチを知っているか、知らないかで、衝撃の度合いが違ってくるし、楽しみ方も違ってくるからです。
以下ネタバレのため、評価を先に。
総合★★★☆☆
脚本★★★☆☆
演出★★★☆☆
映像★★★★★
以下ネタバレが含まれています。見ても大丈夫な方のみスクロールしてください。
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ネタバレ
▼百合
『思い出のマーニー』は「百合」。
つまり「女性の同性愛」っぽいと、聞いたことがありました。
LGBTの方に偏見は一切ないのですが、イチャイチャを見せつけられるのはちょっと苦手。
でも、「そこまでのイチャイチャはないだろう」と思い観たのですが、濃厚なハグと「大好き」の連発。
ちょっと、うんざりしてしまいました。
▼腑に落ちない3つのこと
【突然出てきた、紫の髪留め】
中盤辺りから、紫の髪留めが、何事もなかったかのように、さらっと急に杏奈の髪に登場します。
しかもそれ以降、ずっと髪留めを付けている。
付けようと思ったきっかけの描写がなく、とても不自然で、気になっていました。
実は、紫の髪留めはとっても重要なアイテム。
付けようと思ったきっかけの描写がないのは、「ちょっと都合がいいな」と思いました。
【破けた日記】
マーニーが書いた日記。
なぜか最後の数枚が破れています。
物語が進行すると、その破れた日記が見つかります。
破れていた理由がわからず、まるで、ネタバレを遅らせるためにスタッフが破いたみたい。
【養母を許すタイミング】
ぎくしゃくしていた、養母・佐々木頼子(松嶋菜々子)との関係。
しかし、久子(黒木瞳)からマーニーの話を聞いたからなのか、杏奈を迎えに来た頼子を笑顔で迎えます。
杏奈にとって、「人間不信に陥る決定打」となったはずの補助金。
補助金問題は解決していないのに、なぜ、そんなに笑顔で迎えられるようになったのかが、わかりません。
しかもその後、補助金のことを頼子が杏奈に打ち明け、杏奈は頼子を許します。
この打ち明け後に、養母に対して笑顔になった方が自然だったのではないかと思いました。