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3DS『バッジとれ~るセンター』でゲットしたバッジを使った、私の勝手な映画のイメージ画像です。
画像のキャラクターと映画は一切関係ありません。
3DS『バッジとれ~るセンター』のレビューはこちら
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概要
原題 | フランス:La Famille Belier / 英語:The Belier Family |
初公開年 | 2014年 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | エリック・ラルティゴ |
主なキャスト | ルアンヌ・エメラ、カリン・ヴィアール、フランソワ・ダミアン |
Amazonビデオのページ | エール!(字幕版) |
あらすじ
田舎の酪農家の長女、ポーラ(ルアンヌ・エメラ)は高校1年生。
彼女の家族である、父ロドルフ(フランソワ・ダミアン)、母ジジ(カリン・ヴィアール)、弟カンタン(ルカ・ジェルベール)の3人は聴覚障がい者。
家族で唯一の健常者である、娘のポーラに社会との繋がりを頼って生活をしている。
ポーラは、ひょんなことから、コーラス部に入る。
そこで、音楽教師のファビアン(エリック・エルモスニーノ)に歌の才能を見出される。
歌か、家族か、悩むポーラ。そして、家族の決断は果たして。
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感想
ベニエ家
ベニエ家の4人の中で、強烈な印象を残す、母ジジ(カリン・ヴィアール)。
あの笑顔と行動。
いいキャラクターをしています。
母ジジの強烈な印象の影になりそうな、主人公ポーラ。
彼女は歌で強烈なインパクトを残します。
ラストの曲は、映画鑑賞後数日経っているのですが、頭から離れません。
手話
時々、手話の字幕が出ないことがあります。
表示が間違っているのではなく、そういう演出なのです。
おもしろいことに、その字幕がでなく場面でも、なにを伝えたいか、なにを言っているのかが、だいたいわかります。
音楽
音楽がとてもいいんです。
主にミシェル・サルドゥーというフランス人歌手の歌を歌っていくんですが、ラストの曲がとてもいい!!
ネタバレするのでタイトルは伏せますが、何度聞いても、泣きそうになる。
ルアンヌ・エメラの歌声とも相性が良く、とても良い曲です。
誤解を生む可能性
この映画を観ると「全ての聴覚障がいを持っている家庭は、健常者の家族に頼りっぱなしなのか。」と誤解を生む可能性があります。
実際は、そんなことがない家庭がほとんどだと思います。
自立できるように訓練もしますし、サポート体制や、聴覚障がい者を助ける道具やシステムもあります。
この映画は、あくまでもフィクションです。
聴覚障害者向けの字幕
例えば、字幕に(鳥のさえずり)とか(川のせせらぎ)とか(喧騒)などという聴覚障がい者向けの字幕があります。
題材が題材だけに、聴覚障がい者向けの字幕と、一般者向けの字幕の2種類が収録されています。
2種類収録はなかなかありません。
まとめと評価
演出もいいし、テンポもいい。
ラストはやっぱり泣いてしまいました。
ちょっと消化不良な所もありますが、概ねよかったです。
なお、この映画のレビューに合わせ、聴覚障がいについてのコラムも書いています。
こちらからどうぞ → 耳が聞こえない。ということ コラムbyとも
総合★★★★☆
脚本★★★★☆
演出★★★★☆
映像★★★★☆
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→ エール!(字幕版)