はじめに
『ペルソナ5 ザ・ロイヤル(P5R)』『ペルソナ4 ザ・ゴールデン(P4G)』『ペルソナ3ポータブル(P3P)』の3作品が、さまざまな機種にリマスターされることが発表されました。
『P5R』は新しい作品ですし、『P4G』はSteam版も出ています。
ですが、『P3P』が発売されたのは2009年。(オリジナル版である『ペルソナ3』は2006年発売。)
10年以上前の作品ですし、当時出た機種はPSP。
「よく知らない」という人がとても多いかと思います。
そこで今回は、『ペルソナ3ポータブル』の魅力を、ネタバレなしで語っていこうと思います。
「古い作品だし控えようと思ってたけど、それなら買ってみようかな」
と思っていただけると、幸いです。

画像は公式サイトからの引用です。
【権利表記 ©ATLUS ©SEGA All rights reserved.】
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目次
『ペルソナ3ポータブル』の基本情報
2006年にPS2用ソフトとして発売された『ペルソナ3(P3)』。
『ペルソナ3ポータブル』は、その『P3』のリメイク作にあたります。
機種はPSPで、『P3』本編の内容に加え「女性主人公」が追加されました。
『P3』ではできなかった「仲間への戦闘指示」など、全体的に遊びやすくなっている反面、ハードスペック低下による演出面やアニメーションの簡素化がされています。
過去作とのつながりは?
「3」と付いているので「続編」っぽいですが、過去作とのつながりはいっさいありません。
共通するのは「ペルソナ」という能力と、ペルソナ合体を担う「イゴール」の存在。
スキルやペルソナの名前。
あとは過去作を知っているとニヤリとする要素が少しだけあるくらいです。

もし「過去作プレイしてないし・・・」という理由で手を出していなかったのなら、安心してプレイして大丈夫です。
ちなみに『P3P』には、『P4』をプレイ済みだとニヤリとする要素もあります。
どういうストーリー?
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『P3P』公式サイトから引用
ー1日は24時間ではなく、深夜0時になると「影時間」という普通の人間には認識できない時間が存在するー
という話で、主人公たち「ペルソナ使い」と敵である「シャドウ」は、この「影時間」で戦うことになります。
主人公たちは高校生活を送りながら、この「影時間」の謎を追う。
というのが大まかな話の流れとなります。
主なシステム
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『P3P』公式サイトから引用
日中は高校生活を送り、夜はダンジョン(タルタロス)攻略やイベント進行。
そして次の日へ。
という、『P4』や『P5』でおなじみのカレンダーシステムを導入した作品です。
- 弱点を突いてダウンを取る「ワンモアプレスバトル」
- NPCと交流して心の力を高める「コミュ」
- 作成したペルソナを呼び出せる「ペルソナ全書」
など、後年のシリーズでは定番の要素がそろっています。
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『P3P』公式サイトから引用
スキルを直接覚えさせることができる「スキルカード」は、『P3』にはなく『P3P』から実装されたシステムです。
『ペルソナ3ポータブル』の魅力
ここからは『P3』および『P3P』の魅力について語っていきます。
2人の主人公
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『P3P』公式サイトから引用
『P3P』では、ゲーム開始時に「男性主人公」か「女性主人公」を選んでプレイすることができます。
ゲーム中に変更することはできません。
ストーリーの大筋は変わりませんが、
- 固有のイベント・会話展開
- コミュ活動できるキャラクター
- ベルベットルーム(ペルソナ合体をする施設)の人物
- メインで流れる楽曲
など、その違いはかなり多いです。

キャラクター
ゲーム内時間で、約1年。
苦楽を共にするキャラクターたちは、みんな個性豊かで印象的です。
有名どころで言えば、「アイギス」が『P3』のキャラです。
見たことありませんか?
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『ペルソナ3』公式サイトから引用
それぞれが抱えている想いや悩みなども、コミュ活動やストーリーイベントなどを通して垣間見ることができます。

キャラクターボイスを担当されている声優さんも、非常に豪華で実力派ぞろい。
詳しくはこちらの記事を参照してください。
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『ペルソナシリーズ』声優のお仕事まとめ【P3/P4/P5/PQ/PQ2】【週刊アトラス】
『ペルソナシリーズ』のキャラクターを演じている声優さんが、他にどんなゲームやアニメ等の声を演じてらっしゃるか、調べてみました。『PQ』と『PQ2』の全員分!
システム面
ゲーム内の日付によってイベントが進む「カレンダー」を使ったシステムは、今や定番となりました。
『P3』から実装された要素ですが、「高校生活」と「イベント進行」が密接に絡み、「月や時間の進行」が物語的にも意味がある今作にとって、とても革新的で重要な要素です。
ある意味「すべての日が1度きりで、後戻りはできない」というリアルな部分も味わえて、「その日その日を大切に過ごそう」という気持ちにさせてくれます。
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『P3P』公式サイトから引用
バトル面で言うと、弱点を突いてダウンからの「一斉攻撃」も今作から。
キャラクターごとに親密度とイベントが用意された「コミュイベント」も今作からです。

楽曲
『P3』の楽曲は、シリーズおなじみのコンポーザー・目黒将司さんが手掛けています。
参加アーティストは川村ゆみさん、Lotus Juiceさん、藤田真由美さん、喜多修平さん。
男性主人公か女性主人公かで、メインで使われる楽曲やアーティストが変化します。

「ペルソナミュージックライブ」でも定番の楽曲も多いです。
おわりに
ちなみに、『P3』には後日談を収録した『ペルソナ3フェス』というバージョンがありますが、PS2用ソフトです。
格闘ゲームの『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』も実質『P3』の後日談にあたります。
3DSで発売された『ペルソナQ』と『ペルソナQ2』にも『P3』や『P3P』のキャラが登場するので、興味がある方はそちらもチェックしてください。
さて、今回の【週刊アトラス】はいかがでしたか?
この記事で『ペルソナ3ポータブル』に興味を持ってもらえたらうれしいです。
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それでは、コンゴトモヨロシクお願いします。