龍が如く8 感想・レビュー byとも / ハマる要素盛りだくさん!考えさせられるストーリーにうなる

龍が如く8』をクリアしましたので、レビューします!

今作は『龍が如く7』の主人公、春日一番。
そして『龍が如く』シリーズの歴代主人公、桐生一馬。

その2人が主人公。

横浜の伊勢佐木異人町、そしてハワイを舞台とした、国境を越えたストーリーとなっています。

 

主な良かった点

  • 懐かしい人々との再会
  • 現代社会を風刺したストーリー

主な不満点

  • スジモンバトルの必殺技
  • バトルでの範囲攻撃

それではストーリーのネタバレはせず、詳しく書いていきます。
プレイしたのはPS5版です。

 

概要

24年2月24日時点の情報です。

発売日 2024年1月26日
発売元 株式会社セガ
開発元 株式会社セガ
ハード プレイステーション5、プレイステーション4、Xboxシリーズ
ジャンル ドラマティックRPG
プレイ人数 1人
CERO D(17才以上対象)
通常価格(税込) パッケージ版 PS5版、PS4版 各9,680円
ダウンロード版 スタンダード版 9,680円、デラックス版 10,780円、アルティメット版 12,760円
公式サイト 龍が如く8
画像の出典 画像は全て、ハード本体のスクリーンショット機能で撮影したもの
権利表記 ©SEGA

 

 

ゲーム内容

バトル

バトルは『龍が如く7』と同じく「コマンドバトル」です。

敵味方関係なく、1人1ターンずつのバトルになります。

 

▼ジョブ

職業を変更することができます。

それぞれの職業で使用できる技が違います。

また、絆レベルによって、他の職業の技を「継承技」として使えるようにできます。

 

▼デリバリーヘルプ

さまざまな人が戦闘の助っ人としてやってきてくれます。

高額ですが、かなり強力で、追加料金を払うとさらに強力です。 

シリーズファンならば、歓喜してしまう人物の助っ人もあります。

 

 

スジモンバトル

「スジモンバトル」はスジモンを仲間にして、育て、敵と戦ってもらうサイドストーリーです。

 

▼「レイド」で戦う

スジモンと春日たちがバトルします。
こちらは通常のバトルシステムです。

 

▼「筋神マネージャー」と戦う

スジモンとスジモンがバトルします。

通常とは異なるバトルシステムで、春日はスジモンに指示を出します。

 

 

ドンドコ島

荒れた地「ドンドコ島」をナンバーワンのリゾート地にするサイドストーリー。

魚や虫、鉱物などを集め、またゴミを拾って資源とし、素材にして、物や建物を作ります。

それらを島に設置して、ドンドコ島に宿泊に来たお客様に、満足してもらえるようにおもてなしします。

 

▼ドンドコファーム

ドンドコ島から行けるドンドコファームでは、スジモンたちを使って、資源を増やしたり、レベルを上げたりすることができます。

 

 

ミニゲーム(プレイスポット一覧)

『龍が如く』シリーズといえばミニゲーム。

今作もたくさんのミニゲームが用意されています。  

打ちっぱなしゴルフ 麻雀
バッティングセンター カラオケ
バーチャファイター3tb(ゲーセン) 将棋
ゲットバス(ゲーセン) 詰将棋
スパイクアウトFE(ゲーセン) サバイバル缶拾い
UFOキャッチャー 不審者スナップ
ポーカー 大海原ライセンススクール(クイズ)
ブラックジャック  クレイジーデリバリー
こいこい マッチングアプリ
おいちょかぶ  ダーツ

今作の私の獲得した最高得点

 

 

良い点

懐かしい人々との再会

『龍が如く』シリーズは、1~3、0、7しかプレイしていません。

なので、4~6、7外伝に登場した人物はわかりませんが、それでもかなりの方々が登場し、再会に感動しました。

桐生さんだけが主人公のゲームは『7外伝』で終わりと聞いたことがあります。
今作はそんな桐生さんの集大成ということでしょうか。

逆に言うと、『7』のみしかプレイしていない方にとっては、「この人誰?」が多いと思います。

 

ドンドコ島にハマる

ドンドコ島ではゴミを拾い、魚や虫を集め、物や建物を作り、出入りできるように敷地を整備。

人気やお金が稼げるように建物などを配置して・・・。

と街づくりが楽しかったです。

敵の出現がやっかいではありましたが、たくさんお金が稼げるし、街づくりが好きなのでハマりました。
ハマりすぎて、本編に戻れる自信を無くしたほどです。

ただ、後半になってくると時間を余すようになってしまったので、時間が進められると良かったです。

 

 

スジモンバトルにハマる

まだ全てのスジモンを仲間にしてはいませんが、こちらもハマりました。

ガチャチケットをもらえば回し、覚醒や進化をさせ、強いスジモンを育成していました。

時に戦い、時に土下座して仲間になってもらい・・・。

変な格好のスジモンが多いので、苦手なスジモンもいましたが、だんだん愛着も湧いてきたほどです。

大変、楽しかったです。

 

下記に愛着が湧いた一例を貼っておきます。

 

 

現代社会を風刺したストーリー

YouTubeやX(Twitter)などのSNSで発信されるアレコレ。
真実はわからないのに、「この人が言っているのだから真実だ」と信じ込み、情報源の不安定さを疑問に持ちません。
また、承認欲求のためや、自己満足の正義感により、誰かを傷つけることも、いとわない出来事も起きています。

(自分自身も気を付けなければいけないと思います。)

先日「元暴5年条項」がX(Twitter)で話題となっていました。
実は今作では、それがキーだったりします。

 

なにが正しくて、どうすべきなのかは私にはわかりかねます。
しかし今作は問題提起をすることで、

「春日たちはこうしたけれど、プレイヤーのあなたはどう感じ、どう行動しますか?」

問われている気がします。

 

 

豪華キャスト

今作にもたくさんの俳優さんが、モデリングと声で出演しています。

  • エリック・トミザワ 役 井口理さん(King Gnu)
  • 難波悠 役 安田顕さん
  • 三田村英二 役 成田凌さん
  • 海老名正孝 役 長谷川博己さん
  • 沢城丈 役 堤真一さん

みなさん、とてもいい味を出していて、ストーリーの厚みを出していると思います。

安田顕さんに対しては、前作に続き、『水曜どうでしょう』のネタがあって、笑わせてもらいました。

 

 

その他の良い点

  • 「継承技」として、他の職業の技を取り入れることができる。(前作は限られた技のみ)
  • 武器製作で作成できるもの、作成済みのものがわかりやすい。
  • ダンジョンでアイテムが落ちていると、必ず仲間が教えてくれる。
  • TBSラジオ『アフター6 ジャンクション2』が「龍が如く」のために、そして「龍が如く」の世界観のままで収録されており、かなりおもしろかった。
  • 移動手段の1つ「OKAサーファー」が便利だった。
  • サブストーリーに登場した人物が、その後も、ちゃんと存在している。
  • なにを食べたか、誰を指名したかなどがわかりやすかった。

 

サブストーリーのその後

 

 

不満点

スジモンバトルの必殺技

スジモンバトルで必殺技を使う時、ルーレットを回して、攻撃範囲や回復効果を底上げします。

赤図柄に当たれば、「必殺技」らしく大ダメージ、大回復となります。
しかし、青図柄に当たれば正面以外の敵には当たらず「MISS」となります。

これ、敵はルーレット制ではないので、成功率が高いまま必殺技を使ってきます。
なのに、こちらはルーレット制なので、ミスれば大損になります。

この必殺技のルーレットはテンポを悪くしていますし、敵との不公平感を感じました。

 

バトルでの範囲攻撃

範囲攻撃をする際、発動場所からプレイキャラクターが自動で移動してしまうため、複数の敵を狙ってもうまくいかないことがありました。

発動しても敵に届かない場合、移動してしまうと思うのですが、それならば発動前に色などで教えてくれてもいいのになと思いました。

もう少し範囲攻撃しやすいシステムがいいです。

 

ラジオの音量

CDの音楽を聞く時は「BGM」の音量が関わってきます。
ただ、ラジオを聞く時は「台詞」の音量が関わってきます。(ジュークボックスでラジオを聞く時は「BGM」扱い)

なので路上でしっかりラジオを聞こうとすると、BGM音量0、サウンドエフェクト音量0、台詞100にしなければいけません。

しかし、「アロハー」などのNPCの声、釣りをしていれば「やったぜ」などの声が聞こえてきてしまい、ラジオがうまく聞こえません。

ラジオはラジオ音量として別にしてもらえるとありがたかったです。

 

釣りのシステム

今作の釣りは、釣り人に話しかけ、釣り竿を100円(100$)で借りて、1回だけ釣りをします。

なので、例えばアイテムのために何十回としたい場合、同じ回数だけ釣り人に話しかけなくてはなりません。

いや、1000円あげるから、10回プレイさせて。

と思いながらプレイしていました。

 

その他の不満点

  • ドンドコ島で、物や建物を配置する際、他の建物にカメラが合ってしまうのか、自動でズームしてしまうことがある。
  • ジョブ「召喚士」が弱い。
    スジモンを最大レベルにしたとしても「素手」のせいか弱い。
  • 途中までキーマンだった、とある人物のその後が描かれていない。
    みんな忘れてしまったのかな。それとも『9』とかで再登場??

 

 

気になった点

章タイトルがすべて「J-POP」

今作の章のタイトルはすべて「J-POP」から取っています。
しかも一章はトミザワ役の井口さんが歌う『白日』です。

実は、7章を迎えた時「あっ、スカパラと同じタイトル」と思ったのですが、まさか全部がそうだとは。
結局、最終章になるまで気がつきませんでした。

すごーい!

 

一覧にしてみました。
間違っていたら、ごめんなさい。

  • 一章 白日(King Gnu)
  • 二章 異邦人(久保田早紀)
  • 三章 また逢う日まで(尾崎紀世彦)
  • 四章 イミテーションゴールド(山口百恵)
  • 五章 魅せられて(ジュディ・オング)
  • 六章 慟哭(工藤静香)
  • 七章 美しく燃える森(東京スカパラダイスオーケストラ)
  • 八章 リライト(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
  • 九章 うそ(中条きよし)
  • 十章 嵐の素顔(工藤静香)
  • 十一章 祭りのあと(桑田佳祐)
  • 十二章 粉雪(レミオロメン)
  • 十三章 つぐない(テレサ・テン)
  • 最終章 ありあまる富(椎名林檎)

 

 

プレイ状況

ソフトウェア パッケージ版
プレイ時間 約135時間
シリーズのプレイ状況(とも) ※記事作成時点 龍が如く1&2 HD EDITION(PS3)
龍が如く3(PS3)
龍が如く0 誓いの場所(PS4)
龍が如く7 龍が如く7 光と闇の行方(PS4)
トロフィー 状況(記事作成時現在) 98%
トロコン 難易度 普通
ただし時間がかかる

 

『龍が如く8』の総合評価・レビュー

ストーリー的には前作の方が好きでしたが、今作も負けじと、とても良かったです。
激アツ展開もあり、春日や桐生さんのことを考えると、泣けてきます。

ただ「胸くそシーン」がいくつかあったので、そこがどうしても許せない。
けれど、当の本人はたぶん気にしてないのでしょう。

本人がいいなら、私の感情は、まぁいいのです。

 

レビュー

総合評価
シナリオ
操作性
システム
キャラクター
ビジュアル
音楽

 

オススメ
龍が如く7 感想・レビュー byとも / 熱い男と共に、成り上がりストーリーを堪能!

「主人公は違うのになぜナンバリング?」そんな疑問を持っていましたが、最後までプレイをしてその理由が判明。これは正統なナンバリング作品でした。『龍が如く7 光と闇の行方』のレビューをどうぞ。

オススメ
香水が苦手な私たちがどうすれば「『龍が如く』真島吾朗をイメージした香水」を使用できるか考えた!

「香水は苦手だけれど、キャラクターのイメージした香水は気になる!!」という方。こんな方法で香りを楽しむのはいかがでしょうか。

『龍が如く』関連記事はこちら

  • B!

おすすめ記事

1

「ゲーマー夫婦 みなとも」のゲームレビュー記事一覧です。検索・ソート機能付きで目的の記事を探しやすい!

2

ゴールデンウィーク!! 1人でどっぷり、ガッツリはまれるゲームを紹介します。中毒性の高い作品、ボリューム満点の作品、揃っています!

3

長い休み。子どもと一緒になにか楽しみたい、そんな時「テレビゲーム」という選択肢はいかがでしょう?「テレビゲーム」を理解し、子どもとの距離をグッと近づけるため「一緒に遊べるテレビゲームのオススメ」を紹介します。

4

私たち夫婦にとって、特別なメーカーである「アトラス」。アトラスが出しているゲームから、特にオススメしたい作品をご紹介します!

5

値段が安いのに、おもしろい!長時間楽しめる!そんなインディーゲームをご紹介。「コストパフォーマンス」の観点からゲームをおすすめします。