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CHAOS;CHILD(カオスチャイルド) 感想・レビュー byみなと / 妄想と恐怖で彩られた緊張感のあるADV

2018年4月7日

評価:3.5

CHAOS;CHILD

今回は、5pb.の科学ADVシリーズ『CHAOS;CHILD』のレビュー・感想です。
できるだけネタバレなしでいってみます。

様々な機種で発売されていますが、プレイしたのはVITA版。
VITA版はタッチ操作に対応していますが、基本的な部分はどの機種も変わりないかと。

 

ミステリー要素があるゲームで、CERO は「Z」
かなりショッキングな描写もありますので、苦手な方はご注意を。

ちなみに、前作にあたる『CHAOS;HEAD NOAH』は未プレイです。
一部共通の用語や設定、人物が登場するようですが、未プレイでも問題なく楽しめました。

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概要

 

 

ゲーム内容

2009年に渋谷で大地震が起き、その6年後が物語の舞台。

主人公・宮代拓留は自称「情報強者」。
新聞部の部長である彼は、渋谷で起きたある猟奇的な事件を追いながら、奇妙な運命に翻弄されていきます。

 

主なゲームシステム

CHAOS;CHILD

イラストと音声で読み進めていくアドベンチャーゲームで、いわゆる「ビジュアルノベルゲーム」です。

  • 膨大なセーブスロット
  • 別枠で、自動的にクイックセーブされる
  • 複数のエンディングルートと、トゥルーエンディング
  • バックログやスキップ、強制スキップボタン
  • 用語集
  • キャラクター毎の音声のON/OFF

などなど、このタイプのゲームとしての基本的なシステムは完備されています。

CHAOS;CHILDCHAOS;CHILD

 

妄想トリガー

CHAOS;CHILD

今作の特徴的なシステムの1つ「妄想トリガー」。

物語中にいきなり差し込まれ、「今後の展開をポジティブかネガティブか」を選択。

「ポジティブ」の場合は、色気のある展開平和な展開に。
「ネガティブ」の場合は、凄惨な展開恐ろしい展開に。

あくまで「妄想」なので、本編のストーリー展開にほとんど変化はありません。

2週目以降は、この選択によってエンディングが分岐します。
1周目は、どのように選択してもノーマルエンドです。

 

マッピングトリガー

CHAOS;CHILD

物語の随所で、新聞部のコルクボードに貼る写真や付箋を選択する場面があります。
これが「マッピングトリガー」。

とある章のマッピングトリガーは、連続して不正解するとバッドエンド。
ですが、基本的には間違えても問題ないシステムです。

ただし、トロフィー コンプするためには全問正解する必要があります。

 

 

良い点

妄想と現実を絡めた世界設定

今作の重要なキーとなる「妄想」。 そしてその「現実化」。

ネタバレになるので詳しくは書けませんが、とある現象・力に関するおもしろい解釈がなされていて、その設定がとても理にかなっていました。
その研究過程も、非常に「ありそう」な感じで、題材として好みです。

 

個性的なキャラクター

CHAOS;CHILD

物語を彩るキャラクターたち。 『STEINS;GATE』ほど妙な方向に尖っているキャラは少なく、全体的に共感できます。

声優さんの演技も、とても良いです。
「妄想トリガー」によってはハチャメチャな展開にもなりますが、全力で演じてくれています。

 

ハマる展開・恐怖感

猟奇的な事件を追うことで生まれる緊張感。

主人公たちが遭遇する、とある現象。

初見での恐怖感はなかなかのもので、手に汗を握りながら読み進めました。
気になる展開が連続しますし、終盤はノンストップでプレイしました。

 

 

不満点

視点が複数

CHAOS;CHILD

シーンによっては、主人公・宮代拓留以外の人物の視点で話が進みます。
誰でもない第三者、いわゆる「神の視点」が使われるシーンも。

これ、ミステリー要素のあるノベルゲームではあまり好ましくないです。
「トリック的にどうしても」って事でないのなら、あまり視点はバラけさせてほしくなかったです。

主人公以外の視点で語られると、その人物の心情がわかってしまうため「疑わしい人物」から外せてしまうんです。
また、「そのシーンが誰目線なのか」も定まらないため、読んでいると混乱しました。

 

妄想トリガーが話の流れを邪魔する

CHAOS;CHILD

ちょいちょい挿入される「妄想トリガー」。
エンディング分岐に必要ですし(2週目以降は)、今作の世界設定的にも必要なシステムなのはわかりますが、正直言って邪魔でした。

それまでの話をぶった切るうえ、あまりにも突拍子のない妄想が多すぎで、無駄に長い。
妄想が終わったら、

ええと、なんだっけ

となりがち。

・・・とはいえ、本編の展開がハードなので、「妄想トリガー」は箸休め的な意味合いがあるのかもしれません。

 

ディソードの場違い感

これまたネタバレが強いので詳しく書けないのですが、「ディソード」という武器が登場します。
これが、ちょっと世界設定に合わなくてファンタジー色が強いです。

「ギガロマニアックス同士は戦わねばならない」 という決まりでもあるのでしょうか? 本編で特に説明がなかったので、場違い感は強いです。
※「ギガロマニアックス」についてはネタバレのため詳しくは書きません。

ただし、デザインはかなり良いです。

CHAOS;CHILD

ディソードデザインは、『ゼノブレイド2』でレアブレイドの「ミクマリ」「セオリ」を手掛けたCHOCO氏。
美しくて、禍々しい。

 

 

プレイ状況

ソフトウェア ダウンロード版
プレイ時間 約45時間
シリーズのプレイ状況(みなと STEINS;GATE(VITA)
STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん(VITA)
トロフィー 状況 100%
トロコン 難易度 簡単

 

 

総評

ネタバレを避けてレビューを書くのが、非常に困難な今作。
未プレイの人にどう説明していいのやら・・・。

CERO が「Z」なだけあり、かなりキツくてショッキングなシーンもあり、「これバッドエンドじゃん?」というエンディングもちらほら。

ただ、グイグイ引き込む謎とストーリーは魅力的ですし、それぞれのキャラクターがそれぞれの意思で動き、終盤回収される伏線も秀逸でした。

まぁ、細かいこと言うと矛盾しているところもけっこうあるんですが、演出や展開が優秀で気になりません。

今作は「妄想科学ADV」。 読み手も妄想力をフル回転させ、物語の結末を予想してみてください。

 

レビュー

総合評価
シナリオ
操作性
システム
キャラクター
ビジュアル
音楽
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