評価:5
今日のレビューは、『Sea of Stars(シー オブ スターズ)』です。
カナダの「Sabotage Studio」が贈る インディーズ ゲームで、日本の多くのRPGから影響を受けたグラフィックやシステムが話題になりました。
サウンドはなんと、光田康典氏が担当されています。
主な良かった点
- 立体的な2Dフィールド
- 王道かつ意外性のある物語
- 魅力的なキャラクター
主な不満点
- 移動が不便なところがある
- ザコ敵との戦闘
プレイしたのはPS5版です。
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目次
概要
ゲーム内容
プレイヤーは始めに、操作キャラをゼイルとソレンの2人から選択します。
どちらも主人公であり、物語は2人セットで進むため、どちらを選んでもストーリーに変化はありません。
途中で変更はできません。
2Dフィールド
今作はドット絵で表現された2Dのフィールドを冒険します。
ブロックやハシゴなどのギミックもあり、仕掛けを動かしながらダンジョンを攻略していきます。
バトル
フィールドをうろついている敵シンボルに当たると、そのまま戦闘に移行します。
味方全員はどの順番で行動させてもOKです。
味方は最大3人で戦います。
味方が4人以上の場合は、ターン消費なしで交代可能です。
どんどん交代して戦うと良いですよ。
▼強ヒット・強ブロック
攻撃やスキルは、タイミングよくボタンを押すことでダメージや攻撃回数がアップします。(強ヒット)
敵の攻撃も、タイミングよくボタンを押すことでダメージを軽減することができます。(強ブロック)
▼ロック
また、敵が特殊な行動を取る際アイコンが表示されます。(ロック)
アイコンに対応した攻撃を当てることで、このロックを壊すことができ、すべて壊せば行動をキャンセルさせることができます。
壊しきれなくても削っておいた方が良いです。
▼生マナ
ある程度ストーリーを進めると「生マナ」を使えるようになります。
敵に通常攻撃すると「生マナ」がはじけ飛びます。
自ターン時に吸収することで、攻撃が強くなったり属性がついたりします。
物理攻撃が効かない相手にも有効です。
吸収できる最大数は3です。
場に出る生マナも最大3なので、積極的に使いましょう。
生マナに限らず、戦闘中に蓄積するゲージ類(HP・MP以外)は戦闘終了時にリセットされるので、惜しみなく使った方が良いです。
MPは通常攻撃で回復しますよ。
秘宝
今作に難易度変更機能はありませんが、「秘宝」というアイテムによってシステムを個別にON・OFFして難易度をカスタマイズすることができます。
例えば、
- 全員の体力を大きく上げる
- 戦闘終了後に体力が全回復する
- 一定確率で攻撃を自動ブロックする
などなど。
秘宝は自動的に手に入ったり、お店で買って増やせます。
ぞういった秘宝は入手時は「効果OFF」になっています。
良い点
超美麗ドット絵
ドットで描かれたグラフィックは、SFC後期の作品を思わせる丁寧さです。
特に水や光の表現は秀逸で、目を見張るシーンがいくつもありました。
立体的な2Dフィールド
今作は2Dの作品ですが、フィールドやダンジョン構成は非常に立体的で、飽きさせない作りでした。
壁の裏や高低差のあるところもあり、ロケーションも多彩でギミックもたくさんありました。
特に気に入ったのは「飛び下り」で、飛び降りれる場所ならどんなに高くても降りられます。
これにより帰るのが楽になったり、屋根から降りて近道もできました。
王道かつ意外性のある物語
島をめぐり、仲間を増やし、巨悪に立ち向かう。
聞きなれない固有名詞こそ多いですが、ストーリーの構成は王道でわかりやすい作品でした。
舞台背景も、とても練られた設定ですし、伏線もガンガン張られるので2周目でも発見があります。
魅力的なキャラクター
主人公の2人は、それほど個性が強くはありません。
その代わり、他のキャラクターは非常に個性豊かでした。
ずっと操作する主人公たちは、クセを抑えてバランスをとっているのかと。
個人的なお気に入りは、ガール。
男の子ですが、ガールです。
その他の良い点
- がっつり作り込まれたミニゲーム「ホイールズ」
- 釣りができる
- 楽曲が良い
- 大マップではいつでもセーブ・回復が可能
- 遊び心満載
この場所は本編と無関係ですが、ネタだらけの大量の石碑が飾られているので、必見です。
不満点
移動が不便なところがある
- 大マップでの移動はゆっくりなので時間がかかる
- ダンジョンや街から一瞬で外に出る手段がない
といった、移動での不満点はありました。
船での移動はなぜか「■ボタンで前進」なので、操作しづらかったです。
ザコ敵との戦闘
宝箱などの回収でクリア済みのダンジョンを攻略する際、格下のザコ敵と戦うハメになります。
数ターンで終わるとはいえ、入る経験値もわずかですし、できれば省略したいところでした。
気になった点
虹の巻き貝
ほとんどのやりこみ要素は、ストーリー上必須ではありません。
ですが、「虹の巻き貝」のコンプはクリア後要素(真エンド)の条件になっています。
通常の攻略時から「どこで手に入れたか」をメモしておくと、コンプを目指す時に楽になるかと思います。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード版 |
プレイ時間 | 約50時間 |
トロフィー 状況(記事作成時現在) | 100% |
トロコン 難易度 | 難しくはないが、時間がかかる |
『Sea of Stars』の総合評価・レビュー
スーパーファミコン後期のRPG。
特に『クロノトリガー』の影響が強いと言われている作品です。
まぁ、『クロノトリガー』は未プレイなので比較はできませんが。
確かにその時代のテイストは感じられましたし、現代向けの調整もしっかりしているため、誰がプレイしても楽しめる作品だと思いました。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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