今日のレビューは、心霊ホラーアドベンチャー『死印(しいん)』。
エクスペリエンスが贈る、本格ホラーです。
「都市伝説」や「怪異」といったものがテーマの、ゾクゾクする恐怖を体験できます。
Nintendo Switch、PS4、VITA、Xbox Oneとさまざまな機種で出ています。
今回プレイしたのは、VITA版です。
ネタバレなしです。
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目次
概要
ゲーム内容
探索
『死印』は、テキストのみで進行するアドベンチャーゲームではありません。
心霊スポットを探索し、手がかりを見つけていきます。
左上のマップを頼りに、十字キーで移動します。
左スティックで懐中電灯を動かし、気になるところを調べます。
場合によっては、探索中に見つけたアイテムを使用します。
選択
ゲーム中では、さまざまな選択に迫られます。
↑の画像のような選択肢は、進行に大きく影響はありません。
「デッドリーチョイス」という、ゲームオーバーの危険がある選択肢も存在します。
霊魂(制限時間)が尽きる前に、正しい選択をしましょう。
また、探索に連れていくパートナー(印人)を誰にするかにもよって、細かいセリフに違いがあります。
怪異との対決
各章の終盤では、怪異と対決します。
探索中に見つけたアイテムを、適切なタイミングで使用することで、怪異を倒すことができます。
その倒し方によって、怪異を「破壊」するか「救済」するか分岐します。
「破壊」か「救済」かによって、登場人物の運命も大きく変化します。
どちらのパターンにもトロフィーが用意されています。
良い点
作り込まれた設定
怪異が生まれた背景、その舞台の設定等、非常に作り込まれていて感心しました。
パートナー1人1人にも背景があるため、誰と同行するかによって話す内容が変わる点も良かったです。
丁寧で怖さのあるビジュアル
キャラクターデザインは、「純生 文屋」さん。
怪異やキービジュアルデザインは、「友野 るい」さんが担当されています。
見ごたえと説得力のあるデザインは、今作の「怖さ」をいっそう引き立ててくれました。
怪異はかなりおぞましいデザインなので、苦手な人は注意しましょう。
探索要素
ただ、物語を読み進んで選択するタイプではありません。
「心霊スポットの探索」というゲーム要素が、とても好みでした。
懐中電灯での探索は、ゾクゾクする恐怖を味わうことができました。
時折物語と無関係の幽霊が見えてしまうのも、こだわりが見えて良かったです。
親切設計
選択肢の間違いや対決の失敗等で、ゲームオーバーになりやすいゲームです。
ですが、ゲームオーバーになっても、
- 選択肢の直前や対決の直前
- さらに少し前
- セーブポイント
などなど戻れるポイントを指示できる点は親切で良かったです。
「バックログ」や「スキップ」「オート」等、テキストアドベンチャーに欠かせない要素も揃っています。
怪異との対決も、きちんと探索して情報を読み解いていけば勝てる内容です。
ホラー要素に反して、ゲーム内容自体は親切な作りだと感じました。
不満点
パートナー固定要素
連れているパートナーによってセリフに変化があったり展開に差異が生じます。
その点自体は好きでしたが、ところにより「特定のパートナーを連れていないと解決しない・進行しない部分」があるのは不満でした。
その後の展開的に仕方がないところもありますが、「ずっと気に入ったパートナーと探索したい」と思いました。
ギャラリーがない
ゲーム中に表示された画像を観賞できるモードが、VITA版にはありませんでした。
PS4版とNintendo Switch版には実装されているので、ギャラリー要素を求める方は、そちらにしましょう。
気になった点
急なお色気要素
唐突にエロティックなビジュアルが差し込まれることがあります。
ホラーにエロは付きものですが、脈略が薄くて反応に困ります。
プレイ状況
ソフトウェア | PSVITAダウンロード版 |
プレイ時間 | 16時間半 |
購入した追加コンテンツ | 追加エピソード:雨の赤ずきん(無料) |
シリーズのプレイ状況(みなと) ※記事作成時点 |
なし |
トロフィー 状況(記事作成時現在) | 100% |
トロコン 難易度 | 簡単 |
総評
「探索」と「対決」で、ゲーム的要素も高い心霊アドベンチャー『死印』。
ゲームを始める前の印象より、はるかに楽しめました。
- 怪異は、かなりおぞましいデザイン
- ビックリ系の恐怖は少なめ
- 内臓や血みどろも少なめ
- 暗いところが多い
この辺りが平気なら、オススメしたいところです。
「口裂け女」等の都市伝説系が好きなら、さらにオススメ。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |