フリューのファンタジーRPG『レジェンドオブレガシー』。
2015年に発売された、ニンテンドー3DS用ソフトです。
『サガシリーズ』でおなじみの小林智美さんや小泉今日治さんが関わっており、『サガ』っぽい印象の今作。
『サガ』が好きなみなとが、気になっていた作品です。

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目次
概要
ゲーム内容
7人の主人公から1人を選び、未知の島「アヴァロン」を冒険していく、ターン制のRPGです。
シンボルエンカウントで、3人パーティーでバトルをします。
仲間になるキャラクターは、主人公候補の7人のみです。
精霊術
特徴的なシステムとして、「精霊術」があります。
戦闘では、精霊のパワーバランスが重要になります。
- 火
- 水
- 風
- 邪
の4色で、どの精霊が強い影響を持っているかによって、ダメージ量や効果に変化が起きます。
↑の画像の場合、右上に表示されているのが精霊のパワーバランス。
さらに、各精霊と契約をしないと、対応する術が使えません。(「邪」は敵専用)
常に精霊の影響と契約状態を気にかけることが、今作のバトルにおいて最も重要なことです。
ポジション
「アタック」「サポート」「ガード」の3パターンのポジションを各キャラに割り当て、フォーメーションとして保存します。
名前は自由に付けられます。
保存したフォーメーションは、バトル中ターン毎に切り替えることができます。
ポジションはゲーム中、新たに取得することがあり、組み合わせや状況によって臨機応変に切り替えることが大切になります。
覚醒
戦闘中に新たな技や術を閃くことがあります。
それが「覚醒」。
相手が強敵ほど閃きやすいです。
地図
ダンジョンを歩くと地図が埋まっていきます。
地図が埋まっているほど、地図情報を売る時に良い値が付きます。
地図情報を売ることで、そのダンジョンの攻略難度が下がり、ポジションを得ることもあります。
なので、「攻略がツライ」と感じたらすぐに売ってしまうのも手です。
良い点
特徴的なシステム
「契約の取り合い」になる精霊術のシステム。
理解するまで時間はかかりましたが、噛み応えのある斬新なシステムでした。
地図情報の売却も、おもしろい点です。
売るタイミングが「難易度調整」になるのは、感心しました。

やはり新たな技や術を閃いた時の感動は、ひとしおです。
美しいグラフィック
3DSとしては「かなり頑張っている」と感じた、グラフィック。
ちゃんと立体視にも対応しています。

心地の良いSE
サウンドは良質。
特に効果音は、とても好みでした。
中でも盾技「ベアカバー」が成功した時の「ガゴンッ!」という音が心地よく、そればかり使っていました。
スクリーンショットが撮れる
今作は、「STARTボタン」か「SELECTボタン」で、スクリーンショットが撮れます。(上画面のみ。ムービーシーンは撮影できない。)
ニンテンドー3DSのゲームで、ゲーム画面の写真が撮れるゲームは珍しいです。
ゲームブロガーにとって、とてもうれしい機能です。
ちなみに「Lボタン+Rボタン+STARTボタン」もしくは「Lボタン+Rボタン+SELECTボタン」で瞬時にタイトル画面に戻れる「ソフトリセット」が使えます。
こちらも多用しました。
が、ボタンを押す順番を気をつけないとスクショが暴発します。
「LR」を先に押すと、スムーズ。
不満点
ゲームバランスが悪い
地図情報売却によって難易度が下がるとは言え、ゲームバランスは良いとは思えませんでした。
そもそも、その難易度調整のシステム自体、普通にゲームプレイしていても気づきにくいです。
敵の攻撃は強力なものが多く、全体攻撃ばかり連続して繰り出してくることもありました。
かと思えば、大したことない攻撃ばかりの時もあり、運に左右されがちで理不尽さも感じました。
中盤以降はどうにもならず、やむを得ず攻略サイトを見ました。
特徴的なシステムはどれも魅力がありましたが、何も見ずに進めていても理解できなかったと思います。
「手探り感」を演出したかったのだと思いますが、理解される前に投げ出されては無意味です。

「ささやく岩のかけら」に関して
精霊術を使うには、まずは各地にある「ささやく岩のかけら」を入手し装備する必要があります。
その「ささやく岩のかけら」が持っている術を使うことで、その術を覚えたり新たな術の覚醒に繋がります。
この「ささやく岩のかけら」。
手に入れた時点では、なんの術を有しているのかわかりません。
アイテム欄で説明を読む必要があります。
アイテム欄も「新しい順」になっているわけでもないので、なんの術を手に入れたかわかりづらい仕様でした。
「ささやく岩のかけら(エルフショット)をゲット!」とか表示されれば良かったのに。

精霊術の契約用に「歌う岩のかけら」も装備しないとならないので、アクセサリーを全然装備できません。
かけら用の装備スロットが欲しかったです。
大砂漠の蜃気楼
ゲームの中盤以降に行ける「大砂漠」。
地図を書くこともできず、マップがランダムに切り替わるので、自分がどこにいるのか分からなくなります。
このダンジョンに登場する蜃気楼は、触れると特定の場所にワープする可能性がある ギミック。
蜃気楼を利用しないと辿りつけない場所も多いのですが、この発生もランダムで、必ずワープできるわけでもないのがツラかったです。
目的の蜃気楼がなかなか見つからず、見つけてもハズレ。
これが何度も起きた時はさすがにイライラしました。

周回プレイ
選んだ主人公でクリアすると、クリアデータから2周目を開始できます。
しかし、引き継げるのは図鑑のみ。
覚えた技や術、ポジションなどは白紙に。

その他の不満点
- 宝箱の中身がしょぼい。
- そもそも全体的に報酬がしょぼい。
- 使わない技が増えると邪魔。非表示にしたい。
- ストーリーの魅力が薄い。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 35時間 |
総評
閃きは楽しかったですし、斬新なシステムは理解するとおもしろかったです。
ですが、楽しめるようになるまでのハードルがやたら高かったです。
攻略サイトを見ずにクリアしたかった・・・。
光るものはあったと思います。
個人的には「もったいない作品」という印象です。

そちらはどうなのかな?
2019年の秋にHD版が発売されるそうですが、ちょっと気にしてみようと思います。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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