17年12月23日で最終回を迎える『ウルトラマンジード』。
その感想記事を毎週、書いてきました。
その感想記事に、欠かさずコメントをくださる、カイトさんよりオススメしてもらった『ウルトラマンメビウス』。
その『ウルトラマンメビウス』を全話視聴しましたので、感想をまとめたいと思います。
目次
概要
放送年 | 2006年~2007年 |
話数 | 全50話 |
主なキャスト | 五十嵐隼士、仁科克基、斉川あい、渡辺大輔、平田弥里、内野謙太、田中実 |
Amazonビデオのページ | ウルトラマンメビウス |
どんなウルトラマン?
光の国の宇宙警備隊のルーキーである、ウルトラマンメビウス。
ウルトラの父の命を受けて、地球に降り立つ。
ウルトラマンメビウスは、対怪獣防衛チーム「CREW GUYS(クルー ガイズ)」のヒビノ・ミライ(五十嵐隼士)という隊員となって、正体を隠しながら、活躍していく。
今までのウルトラマンシリーズのともの鑑賞歴
- テレビ放送
『ウルトラマンX』(2015年)
『ウルトラマンオーブ』(2016年)
『ウルトラマンジード』(2017年) - Amazonプライム・ビデオ
『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA(ジ・オリジン・サーガ)』(2016年~2017年) - 映画
『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』(2006年公開)
『劇場版ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』(2016年公開)
『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』(2017年公開)
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はじめに
こちらの記事のコメント欄について
『ウルトラマンメビウス』について、私とコメントを通じて話したいという方がいらっしゃると思います。
こちらのコメント欄のみ、ネタバレしても大丈夫なこととします。
まだ視聴していない方、ネタバレを見たくない方は、どうか、コメント欄を見ないようお願いいたします。
なお『ウルトラマンメビウス』以外のネタバレは自重ください。
感想
下手な演技?
主人公である、ヒビノ・ミライ役の五十嵐隼士さん。
第1話で、初めて彼の演技を見た時は、正直「下手!」と思った。
残り49話を見ることができるか、不安に思ったほど。
しかし、のちに「地球語が苦手なウルトラマンメビウスが話している演技」をしているということに気づかされる。
が、やはり元々、演技力が足りないので、そういった演技に見えない。
けれど、だんだんと、彼も演技力が磨かれていくし、ウルトラマンメビウスも地球語を会得していくので、演技については気にならなくなるのだが、最初は苦痛だった。
これから視聴する方は、どうか温かい目で。
個性的なキャラクター
対怪獣防衛チーム「CREW GUYS(クルー ガイズ)」の隊員の個性的なキャラクターが好きだった。
「このキャラクターが好き」とかはなく、みんな好きになった。
全50話を見て、さらに好きになった感じ。
40周年記念作品として
ウルトラマン誕生40周年記念として、歴代のウルトラマンや怪獣のエピソードが語られたり、ウルトラマンだったご本人が登場することもある。
『ウルトラマンメビウス』の放送当時は、子どもの頃に見ていたウルトラマン達が、再度、ウルトラマンとして登場するのは、話題性もあっただろうし、なにより熱くなるものがあったのではなかろうか。
21話から、グッと引き込まれる
第21話で、急におもしろくなってきた。
それまでもおもしろかったが「とりあえず、見るか」という感じだった。
しかし、21話からは「見たい!」と思うようになった。
ストーリーがおもしろくなるのが遅い気もしますが、全50話なので、しかたがないのかなとも思います。
今の『ウルトラマンジード』は全25話。
少ない話数だからこそ、ギュギュツと濃密な作品に仕上げられる。
その方が見やすいし、飽きさせないのかもしれない。
アクションやカメラワーク
『ウルトラマンメビウス』を見ていて、
カメラワークも普通・・・あれぇ?
と思った。
おそらく、最近のウルトラマンのアクションやカメラワークが、映画並みの気合いの入れようなのではないかと思った。
『ウルトラマンジード』を見ていても、かっこいいアクションやおもしろいカメラワークがあったり、ミニュチュアも感動する時がある。
しかし、『ウルトラマンメビウス』では、そんなに心が踊らない。
いや、全部のアクションがおもしろくないというわけではない。
時々だが、おもしろいアクションを見せてくれるが・・・なんだか足りないのだ。
最終三部作が泣ける
最終回へ向う、第47~50話の最終三部作。
これが、涙なしには見られない。
ネタバレになるので、あまり詳しくは言わないが、「人間と宇宙人とウルトラマン」を考えさせられる。
スーツアクター
『ウルトラマンジード』でジードのスーツアクターを務めている岩田栄慶さん。
『ウルトラマンメビウス』にもスーツアクターとして、活躍しているのだが、時々、クレジットに名前がないことがある。
過去の放送(わかる範囲で)を調べてみると、ウルトラマンジード=ウルトラマンX=岩田栄慶さんで、固定だった。
しかし『ウルトラマンオーブ』では、ウルトラマンオーブ=岩田栄慶さんでなく、他にも+2人など、オーブを複数で演じていた。
つまり、『ウルトラマンメビウス』や『ウルトラマンオーブ』では、スーツアクターがバラバラなのだ。
やはり、同じスーツアクターとはいえ、1人1人の動作は違ってくるので、固定の方がいいと思った。
素敵な言葉たち
「優しさを失わないでくれ。弱いものを労り、互いに助け合い、どこの国の人たちとも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。たとえ、その気持ちが何百回裏切られようと。」
とあるウルトラマンが地球を去る時に話した言葉なのだが、『ウルトラマンメビウス』でも登場し、同じ言葉を発している。
この言葉をコメントにて教えてもらった時、かなりの衝撃を受けました。
「この言葉を全人類が受け止め、実行し続ければ、戦争なんてなくなるのに」と。
また、宇宙語で「キエテ、コシ、キレキレテ」がある。
意味は「僕、君、友達」。
とっても素敵な言葉たち。
偏見や差別などせずに、平等に接していくことは難しいけれど、それが実行できればと自分に言い聞かせています。
これから観る方へ
『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』という映画があるのですが、この映画、テレビ本編の第24話へお話が続いていきます。
- テレビ本編の第4話までを見てから、映画を見る。
- テレビ本編の第20話までを見てから、映画を見る。
のどちらかを選んで、映画を見た後に、再度、テレビ本編を見た方が良いです。
『ウルトラマンメビウス』を深く味わうには、映画視聴は必須です。
なお、レビュー記事はこちら
-
映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」 レビューbyとも
『ウルトラマン』シリーズ40周年記念として作られた今作。ウルトラマンを始めとする、ベテランウルトラマンが勢ぞろい。監督は小中和哉。主なキャストは五十嵐隼士、黒部進、森次晃嗣、団時朗、高峰圭二。
まとめとネタバレ
全話視聴して思う事は「観て良かった!!」です。
比較的、ダークなお話もなかったので、落ち込むこともなく、全話観ることができました。
全話視聴後、より一層、ウルトラマンメビウスや「CREW GUYS(クルー ガイズ)」達が好きになりましたよ。
ちなみに、他のウルトラマンシリーズをオススメされても、同じことを思うかどうかはわかりません・・・。
これより、以下にはネタバレ感想があります。見ても大丈夫な方のみスクロールしてください。
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→ ウルトラマンメビウス
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ネタバレ
▼メビウスの正体
通常のウルトラマンシリーズならば、正体は最終回辺りでバレるだろう。
しかし、ウルトラマンメビウスは途中で、バレる。
バレるのは、仲間内だけではあるが・・・。
この「途中でバレる」ということが、のちのストーリーに大きな役割を担っており、より一層、おもしろくしている。
▼トリヤマ補佐官
トリヤマ補佐官(石井愃一)は、ギャグ要員でもあり、事件の引き金を引いてしまう存在だったり、一般的な宇宙人を嫌う人物である。
しかし、最終話三部作では、一転。
これまでのトリヤマ補佐官はどこ行った?という感じ。
しかも宇宙人をかばう始末。
ギャップがありすぎて、びっくりしたが、それほどまでに彼の心境に変化が起こったということだろう。
あの演出はニクイ!