評価:5
アトラス × ヴァニラウェア の大作『十三機兵防衛圏』。
ヴァニラウェアの代表である神谷盛治氏が2013年に描いた年賀状のコンセプトアートから、6年。
さまざまな困難を乗り越えて、発売されたそうです。
唯一無二のグラフィックとストーリーで目を見張る今作。
ネタバレなしで、クリアレビューします。
プレイしたのはPS4版です。
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目次
概要
ゲーム内容
簡単にゲーム内容をお伝えします。
主人公は13人。
抱えている事情も違い、個性あふれる13人です。
パート選択
3つのパートに分かれています。
▼追想編
13人それぞれの視点を追体験する探索パート。
ルート分岐もありますが、「ルートを取り逃す」ということはありません。
章をクリアするごとにメタチップがもらえます。
メタチップは機兵等の強化に使用します。
▼崩壊編
機兵(ロボット)を使っての戦闘パート。
最大6人まで操作できます。
難易度は3段階から選択できます。
敵を倒すとメタチップがもらえます。
メタチップは機兵等の強化に使用します。
戦闘はリアルタイムのように見えますが、キャラクターの行動を考えているときは時間が止まるので、焦らずにプレイできます。
▼究明編
一度見た追想編の追体験(探索パート)を再度回想したり、操作することができます。
また、「ミステリーファイル(用語解説集)」も閲覧できます。
一部は崩壊編で手に入る「ミステリーポイント」で開放します。
「クラウドシンク」システム
追想編ではクラウドシンクシステムを採用しています。
見聞きした言葉や名前をキーワードとして、主人公は覚えます。
それをクラウドシンク内で考えたり、使用するシステムです。
また、新規で話しかけることがある場合は右上が赤く光ります。
セーブ数
オートセーブ枠が1つ、手動セーブ枠が9つです。
解説書
解説書が見られます。
一度目を通した方がわかりやすいと思います。
良い点
グラフィックの良さと、キャラクターの自然な動き
追想編は、水彩画のようなタッチで、優しさとノスタルジックな雰囲気で、かなりの好感触。
また人物の動きもとても自然で、よいです。
今作にもちゃんと出てきます。
複雑に絡むストーリーは壮大で驚くべきものでした
主人公たちは13人ですが、他のキャラクターも含めると20人以上にもなります。
プレイしているとだんだんと名前や特徴を覚えていきます。
しかし、人物相関図が複雑だったり、時代も変わるため、頭の中でプチパニックになりやすいです。
しかし、真実が明るみになるたびに、驚いたり、感動したりしていました。
その感情は、バラバラになったパズルのピースがハマるたびに喜ぶのと似ています。
完成したパズルは壮大で、感慨深いものでした。
戦闘が爽快で楽しい
いわゆる「タワーディフェンス」といわれるタイプのバトルパート。
機兵(ロボット)を使うので「難しいのかな」と思っていましたが、難しい操作はいらず、意外にもサクサクと進んでいきました。
そして、たくさんの敵をいっぺんに倒す爽快感をたっぷり味わいました。
ミサイルレイン。爽快感MAXで好き。(とも) #PS4sharehttps://t.co/EkAtknjbg7 pic.twitter.com/MiR5sdIHKh
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) December 14, 2019
なので、誰をどう使い、どう作戦をたてていくか、を考えるのも醍醐味になっています。
バランスが良い
最序盤は自由に選択できませんが、パート選択が解禁になると、主に「追想編」と「崩壊編」を行き来することになります。
ノベルパートである「追想編」でキャラクターを知り真実を追い、バトルパートである「崩壊編」で敵を倒し爽快感を得る。
このバランスが良いと思いました。
強制的にノベルパート、バトルパートでもよいのですが、気分によって自由にプレイできるのは良かったです。
機兵起動シーンがカッコイイ!
13人それぞれの機兵起動シーンがカッコイイんです。
そのシーンだけで泣けてきます。
泣けるくらいカッコいい、機兵起動シーン。(とも)
※体験版やPVでも公開している動画なので、ネタバレにはならないかと。 #PS4sharehttps://t.co/EkAtknjbg7 pic.twitter.com/cu7v33O0w6— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) December 14, 2019
バックログ
縦書きのバックログはかなり見やすく、台本のようでカッコいいと感じました。
不満点
文字が小さくて読みにくい
崩壊編(バトルパート)で兵装のカスタマイズをする際に感じました。
どんな技なのか、という部分がとても小さいです。
採用しているフォントも読みにくいです。
どんな敵だっけ?
戦闘前の準備画面では「地上型」「飛行型」の敵の特徴が書かれている時があります。
しかし「敵の名前」のみしか書かれていない時があります。
どんな特徴を持っているかまでは書いておらず、その場で詳細も見ることができません。
なので、ミステリーファイル(用語解説集)まで行き、敵の特徴を調べてから、再度崩壊編に戻ってくるという作業をしていました。
準備画面でボタン1つで敵の特徴が見られるとよかったです。
しかし、全ての敵の名前と特徴を覚えられるはずもなく、不安な時は調べていました。
機兵強化をサクサク上げたい
機兵強化はメタチップを使い、長押しでメーターをMAXにするとレベルが1つ上がります。
メーターをMAXにすること自体は、それほど時間はかかりませんが、13人分ともなると長く感じます。
また、連続でレベルをたくさん上げたい場合も長く感じます。
ボタン1つで、レベルを上げられる方がスムーズでよかったです。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 29時間(クリア時点) |
所持しているサウンドトラック | 十三機兵防衛圏 プロローグ(体験版)のミニサントラ |
シリーズのプレイ状況(とも) ※記事作成時点 |
十三機兵防衛圏 プロローグ(体験版)(PS4) |
トロフィー 状況 | 100% |
トロコン 難易度 | 簡単 |
総評
『十三機兵防衛圏 プロローグ(有料体験版)』をプレイ済みですが、かなり忘れていたため、新鮮な気持ちでプレイしました。
クリア時間は約30時間と短めですが、濃厚な時間を過ごすことができました。
どのキャラクターも愛着があり、愛おしく感じ、クリア後もいろいろと考えてしまいます。
クリア後、ストーリー内容のわからない部分を補填しようと、ミステリーファイルを読んだり、究明編を時系列で見たりしました。
究明編は全て見返していないせいか、一部わからない部分があります。
矛盾点はないストーリーだそうなので、こらからも究明編を見たりして、理解していこうと思っています。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |