今日のレビューは、『Lovekami -Useless Goddess-』です。
今作はテキストと絵で進行し、選択肢でストーリーが分岐する、いわゆる「ビジュアルノベル」です。
今作は、PC用のアダルトゲーム『恋神-ラブカミ-』の派生作品『Love Kami -Trouble Goddess-』の家庭用版です。
『恋神』本編は家庭用にはなっていません。
『Lovekami -Divinity Stage-』の世界観を共有する続編ではありますが、物語やキャラクターのつながりはないので、今作からプレイしてもOK。
主な良かった点
- 必要なシステムがそろっている
- かわいらしく、平和なキャラと物語
- ラッブラブ
主な不満点
- 「アラガミ」という設定について
- またアイドルか?
- ゲーム的ではない
ストーリーのネタバレは、ほぼなしです。
-
Lovekami -Divinity Stage- 感想・レビュー byみなと / 胸踊る平和なカミサマラブストーリー
カミサマアイドルとの明るい恋。ビジュアルノベル『Lovekami -Divinity Stage-』の感想・評価です。
スポンサーリンク
目次
概要
ゲーム内容
現代社会と、少しだけ違う世界のお話。
神様を信じなくなった現代人の前にカミサマたちが降臨して、少し経ったあとの物語です。
見た目は人間と変わりない、カミサマたち(ただし、全員美少女)。
基本的には人間に対して友好的ですが、中には気ままに神力を使って人間に害をなす「アラガミ」という位置付けのカミサマもいます。
今作では、アラガミである「椿姫アカネ」というカミサマの更生を目的としたストーリーが展開されます。
ヒロイン
今作の攻略対象のヒロインは、2柱と1人。
↑ の画像で言うと、
- 左:椿姫(つばき)アカネ cv.東雲りあ
- 中:神木(かみき)イノリ cv.朝香ゆず
- 右:功刀(くぬぎ)舞花(まいか) cv.月野きいろ
です。
中盤までは共通の物語を進行しますが、中盤に出てくる選択肢で各ルートに進みます。
選択肢は1回だけです。
操作方法
良い点
必要なシステムがそろっている
前作のレビューでも書きましたが、
- バックログ
- クイックセーブ・ロード
- 豊富なセーブスロット
- オート
- 既読スキップ
- メッセージウインドウOFF
などなど、ビジュアルノベルを読み進めるうえで必要なシステムが、きっちり揃っています。
システムがないと、それだけで読むのがつらくなりますからね。
実は大事なのです。
かわいらしく、平和なキャラと物語
ここも前作と同様。
おそらくこのシリーズは、こういった「平和な物語」を意識して作っているのかと思います。
- 悪人は登場しない
- 誰かがひどく傷ついたりしない
- 朗らかで前向きな気持ちになる
そんな作品でした。
今回は土地神などの地方神がメインなので「アメノウズメ」などのメジャーな神は出てきません。
ですが、それぞれのヒロインも個性的で、どのルートも楽しかったです。
ラッブラブ
今作は、前作と比べるとエロい描写は少なめに感じました。
その代わり、よりいっそうラブラブです。
ヒロインと恋人関係になってからのシーンはとにかくラブラブで、読んでいるこっちも恥ずかしくなるくらい。
不満点
「アラガミ」という設定について
今作に登場する「アラガミ」という設定。
自由に行動し、好きなように神力を使い、人に害をなすカミサマ。
今作では「アラガミであるアカネの更生」という物語の主軸がありますが、更生をして人に害をなさなくなればOKなはず。
ネタバレになるので詳しいことは避けますが、作中この「アラガミのありかた」を巡って、まあまあ深刻な話になってきます。
どこに基準がある設定なの?
という感想になってしまいました。
またアイドル?
前作では「カミサマアイドル」が物語のメインでしたし、登場するヒロインたちもアイドルなので問題はありませんでした。
しかし今作でも「カミサマアイドル」のお話が出てきます。
「更生するための方法としてアイドルのレッスンをしよう。」
という流れですが、前作でさんざんアイドルを扱いましたし・・・。
という印象です。
実際は懸念したほどアイドルの話は出てきませんでしたが、それだと逆に「なぜアイドルの話を出した」ってなっちゃいましたが。
ゲーム的ではない
ここは前作と同様。
今作も選択肢は1度だけ。
ルート決定の時だけです。
やはり「話に介入している感」はゼロです。
あくまで「3つのお話を読み進める」という作品。
別に分岐しなくても「こう話したら」「こう答える」というパターンが見たかったです。
気になった点
アカネの服装
なかなか際どい服装が多いカミサマたちですが、今作は特に過激だと感じました。
特にアカネ。
ほぼビキニですし、異常なくらい大きなおっぱいで、ただの立ち絵がエロい。ゆれるし。
エロいシーンは少なめに感じていたのですが、ただの立ち絵がエロい。
と感じてしまいました。
イノリさんもなかなかですが。
視点の変化
今作は基本的に、主人公の「将」の視点で物語が進みます。
ですが時々、ヒロインの視点で語られるシーンが出てきます。
このタイプのゲームを「小説」としてみるなら、語り手の視点が増えてしまうのは、あまり好ましくありません。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロードソフト |
プレイ時間 | 4時間半 |
シリーズのプレイ状況(みなと) ※記事作成時点 |
Lovekami -Divinity Stage-(Switch) |
『Lovekami -Useless Goddess-』の総合評価・レビュー
アイドルの話が出てきてどうしようかと思いましたが、より身近な関係や話題が主で、全体的に理解しやすい話だったと思います。
「アラガミ」の設定に関しては、まだちょっとよく理解できていませんが。
最初はアカネが苦手でしたが、読み進めると印象が変わりました。
みんな良いコですが、あえてお気に入り順を述べると、
舞花、イノリ、アカネ、の順です。
というか、なぜ舞花はギャルっぽい見た目なんでしょうか。
彼女の性格や想い的に、ギャルである必要がない気がします。
これは清楚な大和撫子系キャラの新たな地平線かも。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
-
Lovekami -Divinity Stage- 感想・レビュー byみなと / 胸踊る平和なカミサマラブストーリー
カミサマアイドルとの明るい恋。ビジュアルノベル『Lovekami -Divinity Stage-』の感想・評価です。
-
Lovekami -Healing Harem- 感想・レビュー byみなと / 過激で平和なカミサマハーレム
ヤンデレカミサマが押しかけ嫁に!?妻や妾を自称するカミサマも交えてごった煮ハーレム。Switch『Lovekami -Healing Harem-』をレビューします。