「バイオハザード7 レジデント イービル 〜ビギニングアワー〜ミッドナイトバージョン」
カプコンが誇る、人気サバイバルホラーゲーム「バイオハザード」シリーズの新作。
『BIOHAZARD 7 resident evil(バイオハザード7 レジデント イービル)』
2016年6月14日、その体験版として『BIOHAZARD 7 TEASER -BEGGINING HOUR -』が配信された。
一人称視点で廃屋を探索する内容だ。
6月に配信された時点では、生きて脱出するルートはなく、2種類の バッドエンド を用意していたらしい。
2016年12月4日に、アップデートにより「別のエンド」や「探索範囲の拡張」が施された「ミッドナイトバージョン」が配信された。
公式ではこのバージョンが「最終形態」と言っている。
「戦闘」や「生還」、「真のエンド」なども体験でき、より本編の雰囲気を味わえる内容だそうだ。
今回は、この「最終形態」をプレイしてみた。
また、PS VRに対応しており、PS4proにも対応したらしい。
両方持ってないので、通常のPS4でのプレイになる。
なお、本編も体験版も、PS4、Xbox One、PCでプレイできる。
体験版のPC版は、2016年12月19日配信開始。
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概要
製品版発売日 | 17年1月26日 |
体験版配信日 | 16年12月4日 (PSストア) |
発売元 | カプコン |
開発元 | カプコン |
ハード | プレイステーション4 |
ジャンル | サバイバルホラー |
CERO | D(17才以上対象) |
公式サイト | BIOHAZARD 7 |
画像の出典 | 画像は全て、ハード本体のスクリーンショット機能で撮影したもの |
体験版のボリューム | 短いが、濃密。 |
体験版でプレイできる回数 | 無制限 |
感想とゲーム内容
プレイヤーは、とある荒廃した館で目が覚める。
とってもリアル。
今作のために開発した「REエンジン」による表現。
恐る恐る探索を開始。
「アイソレートビュー」という一人称視点を採用しており、臨場感が半端ではない。
入手したアイテムで謎を解いていくのは、とても「バイオハザード」っぽい。
今作はその視点や、行動の順番が作用するあたり、「脱出ゲーム」の様相が強い。
入手したビデオを再生すると、この館に番組収録をしにきた3人の映像が流れる。
プレイヤーはカメラマンとなり、ある程度自由に操作可能。
ビデオ映像の中で操作が可能なのはおもしろい。
このシーンでのカメラマンと、現在、館を探索している人物が同一かは不明。
そのうち、その一人が姿を消す。
捜していると隠し扉を見つけて・・・。
映像が終了したら、先ほど見つけた隠し扉へアクセス。
そこで見つけた鍵を使い、脱出を試みると・・・。
館の住人に捕まり、Bad Ending。
おそらく、この体験版をプレイした全員が、まず到達するエンディングであろう。
館の住人が発する台詞から、「家族パンチ」や「家族エンド」などと言われているようだ。
まともに台詞を発していることから「ゾンビ」とも違う。
どちらかというと、映画『シャイニング』のお父さんみたいな状態だろうか。
これでこの体験版は終了・・・
だが、ここまでに取った行動を見直し、始めからプレイをし直し、別の道を探ることで別の結末を迎えることになる。
とりあえず、ビデオを観る前に先ほどの隠し扉を開けてみましょう。
新たな発見があるはずです。
そこから先は、ご自分で。
その他、撮った写真をご紹介
気になった点
正直、非常によくできた体験版であり、これだけ濃密なゲームプレイをタダで提供することがまず凄い。
なので「気になった点」といっても、目くじら立てるほどのことではない。
が、一応挙げておこう。
- かなり暗い
窓のある日中の屋内にしては暗すぎではないか。
- 戦闘が難しい
一人称視点のため仕方ないが、距離感が掴めず思うように戦えない。
「脱出ゲーム」っぽい今作で、「戦闘」は必要なのだろうか。
- アクションボタンの表示する範囲が狭い
○ボタンでオブジェクトを動したりできるが、なかなか○ボタンが表示されない所がある。
急いでいる時で表示されないと、とても困る。
- 真エンドへの手順が複雑すぎる
時計の所までは自力でできた。が、そこまで。
到達した人、凄いな。
真エンド到達で手に入るアイテムは本編に引き継ぎできるらしい。
まとめ
この体験版は、本編には収録されない内容らしく、このためだけに作ったものだそうだ。
が、本編で味わえる要素は存分に取り入れているようで、完成度はとても高い。
「バイオハザード」シリーズは『リベレーションズ』しかプレイしてないので、「バイオハザードらしさ」については何も言えない。
それでも、今までとは明らかに違う方向性のものであることは、わかる。
かなり思い切った路線変更なんじゃないかな。
映画や、これまでの実績から「ゾンビ系ガンアクション」のイメージは強いわけだし。
そこから脱却を図った心意気は、素晴らしい。
ちなみに、サブタイトルである「resident evil(レジデント イービル)」は、海外で展開される「バイオハザード」シリーズの名前。
海外ではそもそも最初から「バイオハザード(生物災害)」ではなく「resident evil(悪の住み処・身近に潜む邪悪)」で浸透している。映画の原題も同様。
今作の海外版のタイトルは、『RESIDENT EVIL 7 biohazard』で、日本版のタイトルとは逆。
この統合にどんな意味があるのか。
そこもおもしろい要素かもしれない。
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