はじめに
子どもたちが大好きなゲーム。
ついつい夢中になってしまいますよね。
しかし、
- 宿題を放置してゲーム
- ご飯も食べずにゲーム
- 家族と会話もなしにずっとゲーム
なんて状況になっていませんか?
今日は、子どもとゲームの在り方について考えていきたいと思います。
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目次
ゲーム機は買い与えない
- 子どもの誕生日プレゼントに
- 子どもへの頑張ったご褒美に
- 子どもへのクリスマスプレゼントに
など、ゲーム機を買い与える機会はあります。
しかし、本当に買い与えていいものでしょうか。
ゲーム機は誰のもの?
私たち夫婦は子どもが生まれる前から、ゲーマーです。
自分たちで稼いだお金でゲーム機やソフトを買っていました。
その流れにより、ゲーム機は親の私たちのものであり、子どもの所有物ではないのです。
子どもがゲームしたいと思った場合、ゲーム機は親のものであるので、まずゲーム機を親から借りる必要性が出てきます。
ですので、うちではゲームをしていいか親に確認してからプレイさせています。
ですから、こっそりプレイして何時間もプレイするということを防いでいます。
買い与えたとしても、大事に扱うように指導していく必要があります。
ゲームソフトもよく調べて購入を
ゲームソフトは基本的に「親が欲しい」と思ったもののみ購入しています。
では、子どもたちが「欲しい」と言うゲームソフトは、どうしているかをご紹介します。
まずそのゲームソフトについて調べます。
メーカー、または任天堂やソニーなどにそのソフトについて書かれているサイトがあります。それを見て、どんなゲームなのかを調べましょう。
▼CERO
確認するべきものの1つはCEROです。
CEROとは倫理規定に基づいてゲームの対象年齢を決めるシステムのこと。
以下の表のように区分が分かれています。
A | B | C | D | Z |
全年齢対象 | 12才以上対象 | 15才以上対象 | 17才以上対象 | 18才以上のみ対象 |
A~Dはあくまでも参考年齢ですが、Zは18歳以上限定です。
Z指定のゲームソフトは購入者はもちろん、プレイするのも18歳以上です。
▼コンテンツディスクリプターアイコン
CEROがB以上のゲームは、なぜその対象年齢に設定されたか、わかりやすくアイコンで表示されています。
多くの場合、パッケージの裏を見ればわかります。
ニンテンドーeショップなど、ゲームのダウンロードページでも表記されています。
恋愛 | 異性愛・同性愛などが含まれている作品。 |
セクシャル | 肌の露出が多い衣装を着ているキャラクターが含まれている作品。 セクハラに当てはまる言動もある場合もある。 |
暴力 | 戦闘や格闘、戦争などが含まれている作品。 |
恐怖 | 流血や死体の描写があり、過度に恐怖感を植え付ける可能性のある表現が含まれている作品。 |
飲酒・喫煙 | 未成年者による飲酒、喫煙の描写が含まれている作品。 またそれらを肯定するような表現がある可能性も。 |
ギャンブル | ギャンブルが含まれている作品。 |
犯罪 | 殺人や強盗などの行為や犯罪者を肯定する表現が含まれている作品。 |
麻薬 | 違法な薬物を使用したり、取引するなどの描写が含まれている作品。 |
言葉・その他 | 差別用語や放送禁止用語など不快に感じる言葉の使用や、差別的な表現、反社会的な思想などの描写が含まれている作品。 |
▼総合的に判断して決める
以上をふまえて、子どもがそれをプレイして大丈夫なのかを検討しましょう。
そして、親も一緒にプレイして楽しめそうなら、最高ですね。
ですから、どのゲームソフトをプレイしたいかも、確認が必要となります。
ゲームをする場所は・・・
よく、自宅以外の場所でゲームを遊んでいる子どもを見かけます。
- お店
- 病院
- 電車やバス
- レストランなどの食事場所
など、「他人が目にする場所で」です。
しかし、これはよくないと思ってます。
自宅以外でプレイすることのなにがいけないのでしょうか。
夢中になりすぎる
ゲームは楽しいのでついつい没頭してしまいます。
周りのことは気にせず、まるで自宅にいるかのようにリラックスして。
- 寝ながらプレイして、場所を占領する
- 靴を履いたまま椅子に足をかけ、椅子を汚す
- 音量を上げてプレイし、周りの人への騒音に
など、プレイする姿勢が問題になる場合があります。
また、親や受付、看護師さんなどに呼ばれる場合がありますが、夢中になりすぎて、気づかない場合があります。
これらは親がしっかりと監督していれば、問題はないですが、こんな場合はどうでしょう。
例えば・・・
デパートに来ていて、お店のベンチでゲームに夢中。
親の「30分だけあそこのお店に行っているから、それまでここで待ってるか、なにかあったら来てね」の言葉に空返事。
気づけば親がおらず、迷子状態に。
なんてことも考えられます。
暇つぶしに持って行かない
病院の待ち時間、大変ですよね。
病院によっては、1時間以上も待たなくてはならない場合もあったりします。
なので、つい持っていきたくなるゲーム機ですが、あえて持っていかないようにしましょう。
- 病院に備え付けられているおもちゃで遊ぶ
- 病院、または自宅から持ってきた本を読む
などゲームとは違うことで、暇をつぶしていきましょう。
待ち時間を待つ という我慢の訓練も必要かと思います。
周りへの迷惑になるようなことはしない。
などができるようになれば、自宅以外でプレイしてもよいと思います。
今の環境を楽しもう
例えば、レストランなどの食事場所では、せっかくの家族との団らんの時間になります。
家族との会話を楽しみましょう。
また電車やバスなどの移動中では景色を堪能したり、お店ではショッピングを楽しみましょう。
そうは思いませんか?
子どものゲームプレイ時間
楽しい時間というものは、時間が経つのが早いですよね。
特にゲームでは、ついつい夢中になって長時間プレイしてしまう傾向にあると思います。
では、理想のゲームのプレイ時間ってどれくらいなのでしょう。
30分!? 1時間!?
よく「ゲームのプレイ時間は30分や1時間」という言葉を目にします。
確かに、ゲームソフトによっては、30分経過すると「休憩しましょう」と表示が出るものもあります。
しかし、それを守る子どもはなかなかいないと思います。
また、ゲームの内容によっては30分や1時間くらいだと、ほぼなにも進行せずに終わってしまう場合もあります。
つまり、ゲームをプレイした感覚にならない、満足感を得られないのです。
理想のプレイ時間
私たち夫婦が考える理想のプレイ時間は
1時間30分~2時間 です。
それだけの時間をプレイできれば、感覚的にも満足できると思いますし、宿題や食事、お風呂の時間も確保できると思います。
なお、休日ならば2時間30分~3時間でもいいかもしれません。
ただし、家庭学習や家のお手伝いなど、しなければならないことが優先です。
ゲームに夢中でトイレを我慢している可能性もあるので、その休憩時間にトイレに行かせましょう。
また、熱中症対策として水分を取らせるのもいいですね。
「やめなさい」ではなく・・・
ゲームをやめるように言いたい時、なんと言いますか?
- 早くやめなさい!
- 時間です!
などとは言っていませんか?
子どもに寄り添った言葉をお教えします。
▼「そろそろセーブして」
セーブ、つまり「現在の進行状況を保存すること」を指します。
ゲームによっては、オートセーブ、つまり自動でセーブできるものもありますが、手動でセーブできる機能もあります。
「そろそろセーブして」の一言で、保存して終わらせましょう。
なお、ゲームによっては、
- セーブができない状況
- セーブポイントまで遠くて、今はセーブができない
といった状況も考えられます。
そんな時は、少し待ってあげるか、次の言葉をかけましょう。
▼「スリープして」
PS4、Nintendo Switch、3DSなど、ほとんどのゲーム機にはスリープ機能が携わっています。
スリープ、つまり「現在の進行状況のまま、省電力モードにすること」ができるのです。
3DSシリーズならば、画面を2つ折りにするだけでスリープ状態ですし、Nintendo SwitchやPS4も、少しの操作でスリープができます。
セーブができない状況ならば、「スリープして」の言葉をかけてあげましょう。
注意
ゲームソフトによっては、ゲーム内イベント中はスリープが利かない場合があります。
イベント中の場合は、そのイベントが終わるまで待ってあげた方が無難です。
ゲーム以外の楽しみを見つける
家庭用ゲーム機で遊べるゲーム。
つまり、コンシューマーゲームというのですが、コンシューマーゲームと一言でいっても、様々なタイプのゲームがあります。
- アクションゲーム
- ストーリー性のあるゲーム
- 冒険ができるゲーム
- パズルゲーム
など。
そこには「展開」がありますので、おもちゃとは違った魅力があります。
しかし、「遊び」はコンシューマーゲーム以外にも、いろんなものがあります。
ボードゲーム、カードゲームなど自宅で遊べるもの。
バドミントン、キャッチボールなどのスポーツもあります。
うちの娘(8)が好きなことは、工作、折り紙、パズル、お絵かきです。
なので、ゲームをプレイしなくても、違うことで楽しむことができます。
ゲームだけでなく、ゲーム以外の「遊び」を見つけられるといいと思います。
ただし、子どもが楽しめるものではないと意味はありません。
親がやらせているだけで、子どもはイヤイヤならば、なおさら「ゲームの世界に戻りたい」と思ってしまいます。
理想の「家族とゲーム」の在り方
ゲームについて理解する
- ゲームのことなんてわからない、知らない
- ゲームは悪
そんな状態のままで、本当によいのでしょうか。
理解のない親よりも、ゲームに理解のある親の方が子どもにとってはよい親だと思います。
一緒にプレイする
子どもが好きなことです。
一緒にプレイして楽しんだり、語り合ったりできる方が子どももうれしいですし、楽しいものです。
2人以上でプレイできるゲームはけっこう発売されています。
また親子でプレイするにふさわしいゲームもあります。
それらのゲームをツールとして、親と子のコミュニケーションを図るのも1つの手だと思います。
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まとめ
私たち夫婦はゲーマーであり、3児の親でもあります。
夫婦ともどもゲーマーというと、ゲームと子どもの関係が甘々のように思われるかもしれません。
しかし、夫婦ともどもゲーマーだからこそ、ゲームと子どもの関係は時に厳しくしています。
ゲームよりもごはん。
ゲームよりもお風呂。
など、優先順位を守らせましょう。
今回語った、これらが正解だとは思っていません。
しかし、これらが少しでも参考になれば良いなと思っています。
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