評価:3
今作は大人気ゲームシリーズ『どうぶつの森』のスピンオフ作品です。
プレイヤーは、ニュータウンの不動産屋「たぬきハウジング」に入社し、住人の「こんな家に住みたい」という願いを叶えていきます。
つまり、インテリアコーディネーターになります。
経験を積んでいくと、家の内装だけでなく、家の外観や庭、学校や病院などの公共施設のデザインも手掛けることができます。
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目次
概要
ゲーム内容
コーディネートと通信講座
基本的には住人の家に行き、壁紙や床、家具などのインテリアのコーディネートをします。
コーディネートを終えると、1つアクションを覚えます。
ゲームを進めると、「通信講座」ができるようになります。
ゲームコイン を使用しますが、マイデザインが使用可能になったり、間取りを選択できるようになったりと、ゲームの幅を広げられるので通信講座を受けるべきです。
「通信講座」は14種類あり、使用コイン枚数は1~5枚。
全て受けると合計31枚使用することになります。
ただしゲーム内時間で1日1回のみしか「通信講座」は受けられません。
(日報を書くと1日が終わる)
住人のコーディネートの基本手順 その1
- 住人から依頼を受けます。
- 家に行き、住人が持ってきた家具などが入った段ボールをタッチし、開封します。
- その家具などを必ず使って、住人が理想とする部屋をコーディネートします。
- 完成したら住人に話しかけ「完成しました」を選択します。
住人のコーディネートの基本手順 その2
ゲームを進めたり、「通信講座」を受けることでできるようになります。
- たぬきハウジングの外にいる住人に声をかけ、依頼を受けます。
- 土地を選びます。
- 間取りを選びます。
- 家の外観や庭をコーディネートします。
- 家に入り、住人が持ってきた家具などが入った段ボールをタッチし開封します。(4と5は逆でもいい)
- その家具などを必ず使い、住人が理想とする部屋をコーディネートします。
- 完成したら住人に話しかけ「完成しました」を選択します。
公共施設のコーディネートの基本手順
ゲームを進めることでできるようになります。
- 事務所にいる、しずえに話しかけ依頼を受けます。
- 外観を選びます。
- 間取りを選びます。
- 公共施設に入り、まずはバインダーをタッチ。
必須の家具などの名前が書かれているので、それをタッチ。
すると必須の家具が選択できるので選びます。 - 公共施設内のコーディネートをします。(4と5は逆でもいい)
- 完成したら、しずえに話しかけ「完成しました」を選択。
なお、公共施設は全部で10種類です。
家具の増やし方
基本的に住人や公共施設の依頼を受けると、その依頼のテーマに沿った家具がカタログに載ります。
また『どうぶつの森』シリーズのamiiboフィギュアや、amiiboカードでしか手に入らない家具などもあります。
しかしamiiboカードは第1弾から第4弾まで発売されており、各100種類。
つまり400種類。

住民の役割と着がえ
完成後の住民の家に行った際、住民をつかむと、左に服のマークが出ます。
これに住民を持っていくと着替えができます。
また完成後の公共施設に行った際、住民に役割をさせることが可能です。
左にあるamiiboカードのマークをタッチ。
入れ替えることで役割が変わります。
またこの画面でチェンジしたい住人をタッチ後、amiiboカードを読み込ませることも可能ですが、amiiboフィギュアや、SPカードの特殊キャラに役割は演じてもらえません。
amiiboフィギュアやamiiboカードを使う
「New3DS」や「NFC リーダー/ライター」がないと、『どうぶつの森』シリーズのamiiboフィギュアやamiiboカードを持っていても読み込めないので注意が必要です。
しかしamiiboがなくても遊べますし、楽しめるのでご安心を。

なお『とびだせ どうぶつの森 amiibo+』のamiiboカード(キャンピングカーの絵柄のもの)は非対応です。
1・営業の電話をかける
ゲームを進めると事務所に出現する「amiiboフォン」を使って、『どうぶつの森』シリーズのamiiboフィギュアやamiiboカードの住人に営業の電話をかけることができます。
営業が成功し、その住人のインテリアコーディネートをすることになります。
もちろん、ラコスケやあさみなどのSPカード(特殊キャラカード)にも対応しています。
2・家や公共施設に招待する
完成した家(庭)や公共施設にいる時に、左にあるamiiboカードのマークをタッチ。
すると『どうぶつの森』シリーズのamiiboフィギュアやamiiboカードの住人を招待することができます。
招待した住人は話しかけても言葉は発しませんが、リアクションはしています。
また住人と同じく、服を着せかえることも可能です。
招待中、ここにいる住人のamiiboフィギュアやamiiboカードをタッチすると、その場所にある家具を覚えさせることができます。
覚えた家具はamiiboフォンを使って、カードを読み取るとカタログに追加されます。
つまり他のプレイヤーがプレイし、カタログに載っている家具などを、amiiboフィギュアやamiiboカードを介して、自分のカタログに載せることができます。

最大4人まで招待できる
良い点
家具の種類
『とびだせ どうぶつの森』の家具はもちろんのこと、期間限定配信だったものや、公共事業のものも家具として使えます。
しかも容量に関係なく、置けなくなるまで置けるのがうれしいです。
また、新作もかなり多いです。
特にうれしかったのは、天井から釣り下げられる照明などの家具。
窓の形やカーテン、ドアの変更もできるのがうれしかったです。
「なし」にもできるし、自動ドアがあるのもよかったです。
家具は家の外にも置けていいかんじです。

家具の配置
家具の配置がとてもしやすいです。
『とびだせ どうぶつの森』(アップデート前)では、なかなか面倒だった家具の配置が楽にできます。
まとめて移動やコピーも大変便利。
ただ単にコピーではなく、向きやリメイクなど、同じ状態でコピーできるのがよかったです。
また「半マス」という概念があるので、テーブルの中央に物を置くこともできるようになったし、半分のスペースの隙間を通ることも可能になりうれしいかぎり。
アクション
家具に向かって、Aボタンを押すと、家具に対しアクションをとる場合があります。

また完成された家や公共施設に行くと、役割になりきった住人たちがアクションをしてくれてうれしいです。

公共施設の音楽ホールでは、みんなで演奏
自由
住人の家や公共施設を作った際、強制的に置く必要のある家具などを置けば、完成になるし満足してくれます。
つまり、強制的に置く家具以外は自由なのです。
ユニークな家、怖い家、かわいい家など「こういうコーディネートがしたい」という願いを叶えてくれます。
この自由さがとてもいいです。
逆に、あまり作りたくないような依頼の場合「新規家具のカタログだけゲットして、強制家具を置いてさっさと終わり」という裏技もいけちゃいます。
不満点
コピー
家具をコピーできるのは、とてもよいと思います。
しかし、ちょっと不親切でもあります。
テーブルの上に乗せられる場所が埋まっていると、テーブルを選択できないため、テーブル以外のものがコピーされてしまいます。
同じ理由で回転もできません。
どんな状態でも選択ができるとよかったです。
カテゴリー分け
家具などのカタログを開くと、カテゴリー毎に並んでいます。
一目瞭然のカテゴリーはもちろんあるのですが、「このカテゴリーはなんのカテゴリー?」とわからないものも。
検索機能がしっかりとあるのでいいのですが、カテゴリーから探そうとするとちょっと大変でした。
家具をまとめて取り出しができない
何度もカタログを開いて、家具などを出すのが面倒でした。
いっぺんに複数選択したかったです。
強制家具
必ず部屋に置かなくてはいけない、強制家具。
とても自由なゲームなだけに、この強制がとてもイヤでした。
例えば、デパートに「商談して購入するタイプの高級なお店」を作ろうと思って作っていました。
けれど強制家具は「レジ」。

となってしまいました。
住民が「これを置いてほしい」と強制家具を出すのは納得ができます。
なぜなら、その家を使うのはその住民だから。
病院でイスやベッドを強制家具にするのも納得ができます。
立ちっぱなしじゃ、患者さんツライですもんね。
でもお店くらい完全に自由にしてほしいと思いました。
カメラ撮影
『とびだせ どうぶつの森』と同じく「LRボタン同時押し」で、撮影が可能です。
また通信講座でカメラが増え、撮影できるポイントも増えます。
けれど全体は撮影できません。
真上からでもなく、もっと「引き(ズームアウト)」で撮影したいのですができません。
逆に「寄り(ズームイン)」はとても撮影しやすいです。

プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 15時間 |
総評
『どうぶつの森』シリーズでコーディネートが好きだった人や、マイデザインを手掛けていた人にとっては、今作は気に入ると思います。
『どうぶつの森』シリーズが未プレイでも、部屋の模様替えや、家具や小物が好きな人なら、とても好きになると思います。
しかし『どうぶつの森』シリーズで釣りや虫採り、村づくりや村民との会話が好きだった人には、今作は向かないと思います。
人を選ぶ作品であることは間違いないと思います。

「この家具を使ってみたい」という欲求の連鎖にハマってしまう可能性もありますよ。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | ----- |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |