主人公は、名もない少年。
ある雨の夜、透明になった少女を見つける。
その少女は、得体のしれない怪物に追われている。
少年はパジャマのまま、裸足のまま、少女を助けに家を後にするのだった。
PS3ゲームの『ICO』のような雰囲気がある。
終盤にICOベンチのようなベンチが出てきますが、座れません。
残念。
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目次
概要
発売日 | ダウンロード版:2013年10月3日 パッケージ版:2014年6月5日 |
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
開発元 | アクワイア、SCEジャパンスタジオ、PlayStation C.A.M.P! |
ハード | プレイステーション3 |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
CERO | A(全年齢対象) |
公式サイト | rain ( レイン / PS3 ) |
画像の出典 | 画像は一部を除き、上記サイトより引用 |
権利表記 | ©2013 Sony Computer Entertainment Inc. |
ゲーム内容
テロップに沿って、ストーリーを進めていく。
基本的に、怪物に攻撃されないように、隠れたり、逃げたりする。
どのように危機を脱するかを考えながらのプレイになる。
怪物に攻撃されると、一撃でゲームオーバー。
ただし、攻撃される少し前に戻ってやり直しができる。
何度もゲームオーバーになっていると、ヒントを表示することが可能になる。
SELECTボタンを押すと、文章のヒントが表示される。
カメラワークは固定。
しかし、固定だからこそ、迷わせないような作りになっている。
良い点
テロップの使い方が秀逸
小説のように、状況や心情がテロップとなって表示される。
そのテロップの使い方が秀逸。
世界観を邪魔せず、そっと添えられるように表示されるテロップ。
初めて観た時、鳥肌が止まりませんでした。
ゲーム画面や音楽
冒頭などの水彩画も素敵。
また、雨の表現が素晴らしい。
音楽もいいのです。
ドビュッシーの「月の光」がメインテーマなのですが、とってもいいです。
聴いているだけで、泣けます。
また雨の音や走る音などの効果音もいいです。
ステージデザイン
冒頭を見せるだけで、敵から逃れる為にどうすればいいか、何をすべきかが分かる。
初めて、自分自身を見失った時、道をふさぐように置かれたテーブルにぶつかる。
そして、今の自分の居場所を確認できる。
事細かいチュートリアルなどなくても、よくわかるステージデザイン。
不満点
ゲーム内容の量
ストーリーの長さは、スムーズに行けば、3時間から4時間ほどで終わってしまう。
とても濃密な時間だし、ストーリーの長さはちょうどいいと思う。
長々と、水増しされても、シラけるだけだ。
しかし、ストーリークリア後の要素は、「記憶」というコレクションを集める為にもう1周するだけ。
チャレンジモードとかあればよかったのに。
ゴールに少女がいて、敵に隠れ、逃げながら、少女の元に辿り着くというチャレンジモード。
パズル要素はさらに強く、どういう手順を踏むかが重要になる。
そんなチャレンジモードがあったら、量もいい感じだったのに。
敵がひっかかる
敵がなにかにひっかかり、来ないことがありました。
普通ならラッキーなのですが、その敵をおびき寄せなければならない時にそれが発生。
怖いながらも、近づき、場所を変え、とやっていたら、無事来ました。
まぁ、力いっぱい逃げましたが。
高い場所から「下りる」と「落ちる」
あまりに高い場所から飛び降りると、ゲームオーバー。
しかし、高い場所で行き詰まり、もう降りるしかないと思っていたら、ちゃんと着地できたり。
この高い場所から「下りられる場所」と「落ちてしまう場所」があり、整合性がちょっととれて無い気がした。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード版 |
プレイ時間 | 約18時間 |
所持しているサウンドトラック | rain オリジナルサウンドトラック |
トロフィー 状況 | 100% |
トロコン 難易度 | とても簡単 |
総評
小説のような、映画のような情緒あふれる今作。
子どもがプレイしても問題ないゲームだが、ぜひ大人のみなさんにプレイしてもらいたいゲーム。
実は、今作のダウンロード版を発売後「Twitterで投稿したあなたの“声”が、素敵なスクリーンショットに変身する『“絵になる”ユーザーボイスキャンペーン』」というものを行っていました。
そして見事、私の声が素敵なスクリーンショットになりました!!
それがこれ。
壁紙として、いただきました。
実は公式ホームページでも、「ユーザーの声」として、私の作品が載っています。
一般人だと、6人の中の一人が私です。
うれしいような、恥ずかしいような・・・。
総合評価 ★★★★☆
シナリオ ★★★★★
操作性 ★★★☆☆
システム ★★★★☆
キャラクター ★★★★☆
ビジュアル ★★★★★
音 楽 ★★★★★
夫からもちょっと言わせてくれ
コンセプトと雰囲気が抜群の良作。
2周目以降で手に入る「記憶」を集めるのも、楽しい。
「死に覚えゲー」だが、ロードも早くストレスはあまりない。
ただ後半のステージが、あまり情緒なく混沌としているのが残念な点だった。
曲も素敵で、サントラは今もよく聴いている。
静かで、美しい。