はじめに
23年2月9日に放送された「ニンテンドーダイレクト」にて発表された、『世界樹の迷宮』のHDリマスター。
『世界樹の迷宮』は長く人気のあるシリーズですが、最新作『世界樹の迷宮X』が発売されたのは2018年。
しかも3DSですし、Switchからゲームを始めた人にはよくわからない作品なのではないでしょうか?
そこで今回は、『世界樹の迷宮』というシリーズがどのようなゲームなのか。
魅力を語っていこうと思います。
この記事はみなとがお伝えします。
ちなみに僕がプレイした本編作品は『世界樹の迷宮』『世界樹の迷宮Ⅳ』『世界樹の迷宮X』の3作のみ。
ですので、あくまでこの3作に共通する魅力を語っていきます。
画像は『世界樹の迷宮 I・II・III HD REMASTER』公式サイトから引用したものです。
【権利表記 ©ATLUS ©SEGA All rights reserved.】
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目次
『世界樹の迷宮』を彩る8つの魅力
自分で地図を書く
『世界樹の迷宮 I・II・III HD REMASTER』公式サイトから引用
『世界樹の迷宮』は、3Dでマス目構成されたダンジョンを1人称で探索する「ダンジョンRPG」です。
どのようなダンジョン構造だったかは、自分で地図を書いて記録することができます。
- 宝箱の場所
- 抜け道の場所
- 怪しい場所
- 安全なルート
などなど、アイコンも設定できるので思い通りの地図を描くことができます。
地図が完成すると、感動もひとしおですよ。
自由な編成とキャラメイク
『世界樹の迷宮 I・II・III HD REMASTER』公式サイトから引用
本編シリーズではパーティーキャラクターに固有の個性はなく、プレイヤーが自由に自分で設定してパーティーを組むことができます。
「職業」や「見た目」は用意されたものから、ある程度自由に組み合わせられますし、名前も自由につけられます。
性別は特に指定されないので、「見た目とはギャップのある性別」に想定してもOKです。
パーティー編成も自由で、決まった正解がないのも魅力です。
「パラディン5人」といった偏った編成でも、怒られたりはしません。
まぁ相応に難易度は高くなりますが。
「スキルポイント」を消費して自由にスキルを取得する
『世界樹の迷宮 I・II・III HD REMASTER』公式サイトから引用
レベルアップで手に入る「スキルポイント」を割り振り、新たなスキル(技や魔法)を習得したり強化したりできます。
プレイスタイルや、その職の役割に合わせて自由に設定できます。
ランダムにエンカウントする雑魚敵と、ダンジョンを徘徊する強敵(F.O.E)の存在
『世界樹の迷宮 I・II・III HD REMASTER』公式サイトから引用
『世界樹の迷宮』は、ダンジョン探索中にランダムに敵と戦います。
しかし中には、最初からシンボルが見えているタイプの敵が徘徊していることがあります。
これを今作では「F.O.E(フィールド オン エネミー)」と呼んでいます。
「F.O.E」は遭遇時点では歯が立たないほど強く、上手に逃げたり避けたりするべき相手です。
徘徊パターンは固定なので、徘徊ルートを確認したりと、とても緊張感のある相手です。
その時に落とす素材がまた強力なので「逃げる時の緊張感」と「倒せたときのカタルシス」を味わえる相手として、とても無視できない存在です。
「状態異常」や「封じ」が重要な戦闘
『世界樹の迷宮 I・II・III HD REMASTER』公式サイトから引用
『世界樹の迷宮』のバトルは、今ではちょっと珍しい「コマンド選択式のRPG」です。
パーティーメンバーそれぞれが取る行動を指定し、その通りにターンを進めるタイプの戦闘です。
難易度は高めです。
大事なのは「状態異常」と「封じ」。
状態異常の効果は他のRPGと比べてもかなり高く、例えば「毒」でのダメージでいきなり体力の半分以上を失うことも。
「封じ」は特定の部位を使う攻撃を封印する効果で、例えば「頭封じ」を受けると呪文を使うタイプのスキルが使えなくなります。
もちろん、こちらが受けると非常に怖い効果ですが、敵にもしっかり効きます。
ボス戦でも効くことが多いのも、このシリーズの特徴かもしれません。
バトル難度は高めですが、低難易度モードも用意されているのでダンジョンRPG初心者でも安心してプレイできます。
『世界樹の迷宮 I・II・III HD REMASTER』公式サイトから引用
ゲームブック風の、特徴的なテキスト
『世界樹の迷宮 I・II・III HD REMASTER』公式サイトから引用
パーティーキャラが無個性なので、ゲーム内での出来事を伝えるのは「ナレーション風のテキスト」となります。
このテキストは、ゲームブック風の特徴的な言い回しとなっています。
「君たちは○○してもいいし、しなくてもいい」
といった感じです。
そうでなくとも、これまでにない新鮮な印象を受けるのではないでしょうか。
キャラクターデザインは日向悠二氏
『世界樹の迷宮 I・II・III HD REMASTER』公式サイトから引用
シリーズを一貫して、キャラクターデザインは日向悠二さんが担当されています。
比較的硬派なゲーム内容に対し、とてもポップでカワイイ絵柄です。
このシリーズが人気作になった要因の1つと言えると思います。
リマスターでもかなりの数のキャラを描き下ろされているので、必見です。
サウンドは古代祐三氏
サウンドは代々、古代祐三さんが担当されています。
激しくカッコイイバトル曲に、探索時のしっとりとした曲。
安心する街の曲など、良曲ぞろいです。
だって『Ⅳ』の曲が特に好きなんですもん・・・。
シリーズの系譜
本編シリーズ
作品名 | 機種 | 発売日 |
世界樹の迷宮 | DS | 2007年1月18日 |
世界樹の迷宮II 諸王の聖杯 | DS | 2008年2月21日 |
世界樹の迷宮III 星海の来訪者 | DS | 2010年4月1日 |
世界樹の迷宮IV 伝承の巨神 | 3DS | 2012年7月5日 |
世界樹の迷宮V 長き神話の果て | 3DS | 2016年8月4日 |
世界樹の迷宮X | 3DS | 2018年8月2日 |
それから16年。
まさかのリマスターで驚きました。
リメイク・コラボ
作品名 | 機種 | 発売日 |
新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女 | 3DS | 2013年6月27日 |
新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士 | 3DS | 2014年11月27日 |
ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス | 3DS | 2014年6月5日 |
ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス | 3DS | 2018年11月29日 |
世界樹と不思議のダンジョン | 3DS | 2015年3月5日 |
世界樹と不思議のダンジョン2 | 3DS | 2017年8月31日 |
『新・世界樹の迷宮』は第一作の、『新・世界樹の迷宮2』は第二作のリメイク作です。
オリジナル版をベースに、キャラクターがメインのストーリーモードが足されています。
『ペルソナQ』は『ペルソナ』シリーズとのコラボ作品です。
システムは『世界樹』で、キャラクターや固有名詞は『ペルソナ』から採用されています。
『世界樹と不思議のダンジョン』は、『不思議のダンジョン』シリーズとのコラボ作品です。
こちらはシステムを『不思議のダンジョン』にしていますので、ローグライクタイプのゲームとなっています。
おわりに
人によって「どこが気に入っているか」は変わると思います。
この記事を読んで「おっ」と思う部分があれば、リマスター版を触ってみてはいかがでしょうか?
さて、今回の【週刊アトラス】はいかがでしたか?
それでは、コンゴトモヨロシクお願いします。
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世界樹の迷宮X(クロス) 感想・レビュー byみなと / 大ボリュームのシリーズ集大成
『世界樹の迷宮X』をクリア!クリア時の感想とレビューをお伝えします。プレイ時間90時間越え。大ボリュームです。