評価:3.5
今日レビューするのは、Nintendo Switch『送り犬』。
絵と文章と選択肢で進めるタイプの、ビジュアルノベルゲームです。
もともとはPC向けの同人ゲームで、そこから携帯アプリに移植され、Switch版に。
という経緯の インディーズ 作品です。
「送り犬」は東北地方に実際に伝承として語られる妖怪の一種で、夜道で人を襲うとされています。
回避方法があったり、ご利益があったりと、語られ方もさまざまなようです。
今作は、この妖怪を軸にしたホラーです。
主な良かった点
- 多種多様な選択肢とルート
- マイルドなホラー描写
主な不満点
- キャラクター設定が定まらない
- オート機能がない

ネタバレはありません。
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目次
概要
ゲーム内容
主人公は、財部(たからべ)美穂。
テキストは縦書きで、途中途中に選択肢が表示され、物語が分岐していきます。
特定のエンディングを見てからでないと出現しない選択肢もあります。
操作方法
操作方法は画像の通り。
自動文字送りやオートスキップの機能はありません。
クイックセーブでセーブしたデータはゲームを終了すると消去されるので、ゲームを終了する際は「メニュー」からセーブしましょう。
エンディングリスト
スタート画面から、到達済みのエンディングを確認できる「エンディングリスト」を表示できます。
読み返しができるわけではありません。
エンディングは35種類です。
良い点
多種多様な選択肢とルート
「エンディングが35種類」
その数でわかるように、今作にはたくさんのルートが用意されています。
- 「送り犬」を軸にしたホラールート
- 「送り犬」と関係がないホラールート
- そもそもホラーじゃないルート
と、その方向性も多種多様。

ストーリーをクリアすることで新たに出現する選択肢もありますし、とんでもない展開になるのも多く、飽きさせません。
魅力的な女性キャラ
あくまでグラフィック的な見た目の話ですが、主人公の美穂ちゃんをはじめ、特に女性キャラは魅力的に描かれています。

どことは言いませんが。
ちなみにキャラクターの性格ですと、一番カッコイイキャラはポヘ二世。
マイルドなホラー描写
「ホラー」ということで、ルートにもよりますが恐ろしい出来事は起こります。
ですが、グラフィック上では、テキストとせいぜい影くらいで、ホラーな描写はされません。
グロテスクな怪物や、血みどろな死体などが表示される心配はありません。
不満点
キャラクター設定が定まらない
多数の選択肢とエンディングが用意されている作品ですが、それゆえの不満も・・・。
ルートによって、キャラクターの設定自体が大きく異なるものもあります。

ちょっと混乱してしまいますし。
オート機能がない
文字送りは自動でしたい時も多いので、オート機能がないのは不満でした。
今作はボイス機能がないので、オートだと読み逃してしまうかもしれませんが。
オートスキップもないので、最初からプレイしなおしたい時も不便でした。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード |
プレイ時間 | 5時間30分 |
『送り犬』の総合評価・レビュー
ホラーとしては非常にマイルドで、難しいところもありません。
多種多様なルート分岐も飽きさせず、どなたにでもオススメできる作品です。
逆に、血みどろホラーを求めている人には、物足りないかもしれません。

まぁ、通常価格の990円は割高かと思いましたが。
セール時なら手を出しても良いと思いますよ。
オクリーヌ!
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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