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ゲームレビュー 解説・操作方法・攻略

BEYOND:Two Souls 感想・レビュー byとも / ジョディの数奇な人生を霊体エイデンと共に手助けする物語

2019年2月11日

Beyond: Two Souls

昨年、私たち夫婦がハマったゲーム『Detroit: Become Human』。
今作『BEYOND:Two Souls(ビヨンド:ツーソウルズ)』はそれを手がけたクアンティック・ドリームの作品です。

PS3版で発売された今作をPS4版でHDリマスターされました。
そのリマスター版をプレイしたので、ネタバレなしでレビューしていきます。

ホラー要素があると知らずにプレイ。
ビクビクしながらプレイしていました。
しかしジョディ役エレン・ペイジが好きなので、がんばってクリアしました。

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概要

 

 

ゲーム内容

「オリジナル」か「時系列」

物語の進行を「オリジナル」にするか「時系列」にするかを選びます。

「オリジナル」にすると、幼少期、思春期、青年期がバラバラに訪れます。
PS3版は、こちらのみでした。

PS4版で増えた「時系列」にすると、幼少期から順に辿っていきます。

なお、章の始めに以下のような画像が出ます。
これは時系列を左から右に表したもの

「オリジナル」にしても、これを参考に時系列を把握すると、混乱は避けられると思います。

Beyond: Two Souls

映画などで「時系列がバラバラになるとわからなくなる」という方は、「時系列」にするといいです。
なお「時系列」にすることによって「驚きが薄れる」ということはありません。

 

難易度

難易度は「カジュアルゲーマー」と「コアゲーマー」の2通り。

  • カジュアルゲーマー
    QTEのボタンが少ない
    QTEでのスティック指示が出る
  • コアゲーマー
    QTEのボタンが多くなる
    QTEでのスティック指示が出ない

Beyond: Two Souls

コアゲーマーだと上記の画像のような方向指示が出ません。
スロー再生とはいえ、難易度が跳ね上がります。

 

ボーナスアンロック

所々に思念体のようなものが浮いています。
霊体エイデンがそれに触れ続けることにより、特典映像などが見られる「ボーナス」がアンロックされます。

Beyond: Two Souls

 

QTE

随所に QTE が発生します。
操作説明は以下の通り。

  • QTE表示 → 1回押し
  • QTE点滅 → 連打
  • QTEの上に▼→ 長押し
  • コントローラー表示 → コントローラーを指示通りに動かす
Beyond: Two Souls

長押し

 

 

ジョディとエイデン

女の子ジョディと霊体エイデンを操作します。

エイデンになると

  • 物を動かす、または壊す
  • 治療をする
  • 思念などをジュディに送る(チャネリング)

などができます。

Beyond: Two Souls

 

スキップ不可

会話をスキップしたり、シーンをスキップすることはできません。

なお、クリア後もスキップできません。

 

 

良い点

グラフィックとモーションキャプチャー

ジョディ役をエレン・ペイジ。
ネイサン役をウィレム・デフォーが演じています。

今作は、俳優さんたちの動きをモーションキャプチャーで取り込み、ゲームに反映しています。

Beyond: Two Souls

特典映像より

 

動きや声はプロの俳優さんたちなので、安心して見ていられました。

またグラフィック面もPS4向けにリマスターされたので、かなりきれいです。

Beyond: Two Souls

 

選択を他プレイヤーと比較できる

選択した行動を他のプレイヤーの選択と比較することができます。(オンライン接続必須)

これがかなり、おもしろかったです。

自分の行動がレアだったり、みんなと同じだったりを見ること自体おもしろかったです。
また、自分が選択した反対の行動が存在することに驚くこともありました。

Beyond: Two Souls

 

QTE

今作の開発元「クアンティック・ドリーム」が手掛けた『HEAVY RAIN ~心の軋むとき~』と比べて考えてみました。

『HEAVY RAIN』では、コントローラーそのものを振り続ける指示が出ました。
今作にもコントローラーを振る操作が入りますが、振り続けることはしません。
振り落とすおそれが減ったので、よかったです。

また、QTEの難易度もグッと下がった気がします。(難易度カジュアルでの感想)
ストーリーにのめり込めたので、よかったです。

 

 

不満点

Y軸反転のみ

カメラ操作の変更はY軸反転のみ

X軸もY軸も反転させる私としては、慣れるのにかなり苦労しました。

 

操作性と説明不足

エイデンでなにかする際は、視点をホールドしつつ、左右のスティックを移動して放します。

左右のスティックは斜め下にさげる場合や、中央に寄せる場合などがあり、統一性に欠けます。
なにか法則があったのかもしれませんが、ストーリーに夢中だったり、一刻を争う事態だったりして、そこまで探る余裕はありませんでした。

ワンパターンで良かったのではないでしょうか。

Beyond: Two Souls

また思念を送ることができる「チャネリング」の操作性が悪く感じました。

うまく合わすことができたとしても、映像が流れるまでやや時間がかかるため、合っているかどうかもわからず、毎回試行錯誤でした。

Beyond: Two Souls

あとQTEの操作説明が特にありません。

私は『HEAVY RAIN ~心の軋むとき~』をプレイしていたので操作方法はわかったのですが・・・。
ちょっと、不親切でした。

 

 

気になった点

ストーリー

壮絶なジョディの人生を共に歩むことになります。

よくも悪くも「突拍子もない展開」に感じる時もありました。
クライマックスでは胸が熱くなりましたが、クリア後改めて考えてみると、しこりが残る感じがします。

「生」と「死」という切っても切れない存在に対して、何を感じるのか。
死生観が問われる作品でもありましたので、人によって好き嫌いが分かれるストーリーだったように思います。

 

カーラ

Detroit: Become Human』のデモ映像がボーナスとして収録されています。

『BEYOND』の方が発売は早いので、まさかこういう特典が入っているとは思いませんでした。

Beyond: Two Souls

何度見ても、泣けてきます。

 

 

プレイ状況

ソフトウェア ダウンロード
プレイ時間 約14時間
トロフィー 状況(記事作成時現在) 57%
トロコン 難易度 難しくないが、めんどう

 

 

総評

タイトルの『BEYOND』は「死後の世界」という意味です。
タイトルどおり、ホラー要素ありの今作ですが、「生」と「死」というものを改めて考えさせられます。

ちなみに、クアンティック・ドリームが手掛けた作品は『ヘビィレイン』→『ビヨンド』→『デトロイト』の順。
『デトロイト』のシステムの基礎を築きあげたのが今作の『ビヨンド』だと思いました。
選択したルートを他プレイヤーと比較できる点などで、そう感じました。

 

レビュー

総合評価
シナリオ
操作性
システム
キャラクター
ビジュアル
音楽
オススメ!
Detroit: Become Human
デトロイト ビカム ヒューマン 感想・レビュー byとも / 自分の選択が無限大に繋がるアドベンチャー

モーションキャプチャーを駆使し、アンドロイドが一般的な近未来を描いた『Detroit: Become Human』。美しいグラフィックと共に、そのリアリティーにも注目です。

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