「ウルトラマン」を題材にした、3D格闘アクションゲーム。
PS2『ウルトラマン Fighting Evolution (ファイティング・エボリューション)3』をレビューします。
「ウルトラマン」にハマり、「ウルトラマン」が登場するおもしろいゲームを探していて、今作に出会いました。
経緯はこちらのコラム 「ウルトラマン」で。
主な良かった点
- 徹底した原作再現
- 充実した参戦キャラクター
主な不満点
- 怪獣の技の少なさ
- タッグモードの仕様
それでは、感想・レビューいきます!
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目次
概要
ゲーム内容
各モード解説
▼ウルトラモード
TVシリーズの印象的な回を再現したモード。
ここでしか登場しない形態や、敵も存在します。
基本的には、使用キャラや技はミッションにより固定。
ゲームオリジナルのミッションもあります。
ミッション中の行動や残体力等で評価が下されます。
全ミッションをA以上の評価でクリアすることで解放される要素もあります。
▼バトルモード
CPU相手に5戦します。
ウルトラ戦士の場合、クリアすることで技を習得。
装備している技によっては、新たな技を習得することもあります。
▼VSモード
2Pか、CPUと対戦。
同キャラを選んだ場合、2P側は緑がかったカラーリング。
▼タッグモード
プレイヤーが2人いないとプレイできません。
2人のウルトラ戦士が、怪獣(CPU)と5戦します。
5戦目は必ずガタノゾーア。
▼カスタムモード
各キャラの技を設定できます。
技は、各モードクリアで増えていきます。
▼プラクティスモード
好きなキャラを選び、練習ができます。
▼チュートリアルモード
ウルトラマンタロウが、ゾフィーから戦闘の基本を教わる。
という設定の練習モードです。
今作は独特な戦闘システムなので、必ずプレイしておきましょう。
また、条件を満たしたうえで「チュートリアルモード」をクリアすると解放される要素もあります。
▼ビューモード
プレイアブルキャラと、ステージの鑑賞ができます。
キャラクターには、簡単なプロフィールが表示。
タイプチェンジや支援機のモデリングも鑑賞可能です。
戦闘中に流れる曲を試聴することもできる。
▼リプレイモード
自分がプレイした「ウルトラモード」と「VSモード」での最近の5戦をリプレイできます。
リプレイ中はカメラアングルを変えることも可能。
メモリーカードにリプレイデータを保存することもできます。
メモリーカードに保存しなかったデータは、ゲームを終了すると失われます。
▼オプション
- ゲーム難易度
- 「ウルトラモード」以外の戦闘制限時間
- ラウンド数
- 必殺技チャージの通常/自動
- 振動機能のON/OFF
- セーブ、ロード、オートセーブのON/OFF
- サウンド
- キーコンフィグ
の設定ができます。
ゲーム難易度は、EASY・NORMAL・HARDから選べます。
EASYでも全要素開放は可能です。
制限時間は1:00、2:00、2:40、3:00から選べます。
ただし「タッグモード」の場合、ダメージを与えた量で勝っていても制限時間が来れば負けになってしまうので注意。
良い点
徹底した原作再現
変身シーン、技のモーション、効果音やエフェクト等、TV原作の再現度がとても高いです。
フォームチェンジのあるキャラは別形態もちゃんと実装していて、戦闘中に変身できます。
必殺技でしかトドメを刺せない点も、こだわりが伺えます。
「ウルトラモード」においても、ゲームとして成立する範囲で、原作再現をしています。
巨大感 特撮感
動き一つ一つに重みがあり、巨大なキャラクターが戦っている感じが良く出ています。
まるで人間が中に入っているかのようです。
市街地や山里など、特撮で良く見るステージが用意されていて、戦闘中はビル等が破壊されていきます。
特に「夜の街」は雰囲気たっぷりで、ウルトラ戦士の目も光ったりしてカッコいいです。
充実した参戦キャラクター
TVシリーズとしては、「ウルトラマン」~「コスモス」までの、主要なウルトラ戦士と怪獣・宇宙人が参戦しています。
ゾフィーやジャスティスといった主役以外のウルトラ戦士もいて、実に充実しています。
全プレイアブルキャラを、記事の最下部に記載しておきます。
→「全プレイアブルキャラ一覧(一部ネタバレあり)」
一部ネタバレのため注意。
簡単な操作
難しいコマンド操作は一切なく、格闘ゲーム初心者でも簡単。
制限時間までに必殺技が決まらないと決着がつかないため、瀕死の状態でも逆転の可能性があります。
動作が遅いため、反射神経が必要な場面も少ないです。(遅すぎて苛つく要因にはなり得ますが・・・。)
取っつきづらい印象の「格ゲー」の中では、かなり敷居は低いと思われます。
技カスタマイズ
必殺技・特殊技・シールド技は、カスタマイズで入れ替えできます。
フォームチェンジのあるキャラは、フォーム毎に設定可能。
技の豊富なウルトラ戦士たちの魅力を、存分に吟味できる要素です。
もちろん、各技のモーションも作り込まれているので、使わない技でも一通り見ておきたくなります。
不満点
怪獣の技の少なさ
怪獣も技カスタマイズができますが、そもそもカスタマイズするほど技がないです。
必殺技が一つしかない怪獣もざらで、怪獣を使う楽しさは低め。
タッグモードの仕様
「タッグモード」の使用キャラは、ウルトラ戦士の中から選びます。
敵は怪獣(操作はコンピューター)が1体ずつ。5戦を勝てばクリア。
怪獣同士でタッグを組んだり、ウルトラ戦士と怪獣でタッグを組んだりはできません。
タッグ戦ならではの技もありますが、ごく僅か。
掴み技もタッグ専用ですが、使い勝手は悪いです。
何度も同じウルトラモード
「世界10拠点同時侵略指令」というミッションは、全ウルトラ戦士で挑戦できて、使用したウルトラ戦士の技がクリア報酬。
つまり、技を揃えるためにはウルトラ戦士全員分、同じミッションをクリアせねばなりません。
ミッション自体も「何戦もこなす必要があるもの」で、とても時間がかかりました。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 60時間 |
シリーズのプレイ状況(みなと) ※ウルトラマンを題材にしたゲーム |
ウルトラ警備隊 MONSTER ATTACK |
総評
今作で初めて知ったキャラクターも多数いますが、1キャラ1キャラ丁寧に作られているためか、気に入ったキャラは多いです。
ズシンズシンと動くさまは非常に重量感があり、「これぞ、巨大特撮3D格闘アクション!」というできばえです。
全要素を開放するのに手間と手順はありますが、実に完成度が高い「ウルトラマンゲーム」です。
願わくば、この路線で最近のシリーズも網羅した「ウルトラマンゲーム」が出て欲しいものです。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
-
ウルトラ警備隊 MONSTER ATTACK 感想・レビュー byみなと
主役は防衛チーム!怪獣の頭上を飛び回り、背後を撃て!ゲームボーイアドバンス『ウルトラ警備隊 MONSTER ATTACK』をレビューします。
全プレイアブルキャラ一覧(一部ネタバレあり)
「このキャラが使えるなら買おうかな」という方もいるかもしれないので、ここに全プレイアブルキャラを記しておきます。
隠しキャラも含めているため、少しネタバレにはなります。
名前の後ろの()は、そのキャラのタイプを記しています。
ウルトラ戦士
- ウルトラマン
- ウルトラセブン
- ウルトラマンジャック
- ウルトラマンA
- ウルトラマンタロウ
- ゾフィー
- ウルトラマンレオ
- アストラ
- ウルトラマン80
- ウルトラマンティガ(マルチ、スカイ、パワー、グリッター)
※グリッターティガは「ウルトラモード」の1ミッション限定 - ウルトラマンダイナ(フラッシュ、ミラクル、ストロング)
- ウルトラマンガイア(ノーマル、V2、スプリームヴァージョン)
- ウルトラマンアグル(ノーマル、V2)
- ウルトラマンコスモス(ルナ、エクリプス、フューチャー)
- ウルトラマンジャスティス(スタンダード、クラッシャー)
- ウルトラマンレジェンド
※ウルトラマンレジェンドは、「ウルトラモード」にて出現させてから、PS2の電源を切るまでの間だけ各モードで使える。
怪獣・異星人
- バルタン星人
- キングジョー
- ゴモラ
- グドン
- エースキラー
- タイラント
- エースロボット
- マグマ星人
- ゴルザ(強化)
- レイキュバス(冷気、炎)
- ガンQ
- ゼットン
- ツインテール
- レッドキング
- もうそうウルトラセブン
- イーヴィルティガ
- ニセウルトラマンダイナ(ミラクルタイプ)
- グローカービショップ
- ダダ
- ベムスター
- バキシム