今日のレビューはこちら! オーストラリアの開発社が手掛けた、インディーズ ゲーム『ホロウナイト』です。
2017年にPC版が発売され、2018年にNintendo Switch版が発売されました。 今回プレイしたのはNintendo Switch版です。
ジャンルは、いわゆる「メトロイドヴァニア」です。 2Dマップを探索して、新たな能力を手に入れて、行けなかった場所へ。
内容は同じなので、ご自分の環境やプレイスタイルに合わせて購入しましょう。
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目次
概要
ゲーム内容
しゃべらない主人公(騎士?)を操作し、地下世界の王国を攻略していきます。
- 洞窟
- 宮殿
- キノコの森
- 地下水道
など、さまざまなロケーションを旅します。
道中に手に入る様々な能力で、序盤は行けなかったエリアへどんどん行けるようになります。
操作方法(Nintendo Switch版)
地図
ダンジョンの地図は、各エリアの所定の場所にいる「地図職人(コーニファー)」から購入します。 地図を見るのは「Lボタン」。
購入時点では未完成の地図で、新たに訪れた場所がある場合、ベンチに座った時に更新します。
新たなエリアに到達したら、再び地図職人を探します。
ベンチとチャーム
ダンジョンのいたるところにベンチが置いてあり、座ることでセーブ・回復をします。 ゲームを再開する時は、最後に座ったベンチからになります。
装備することで効果を発揮する「チャーム」というアイテムは、ベンチに座っている時のみ、付け換えが可能です。
ジオとカゲ
今作の通貨は「ジオ」。 敵を倒したり塊を壊したりして獲得します。
プレイヤーが倒れると、全てのジオを失います。
ゲームオーバーにはならず、最後に座ったベンチから再開します。 ジオは、倒れた場所に発生した「カゲ」が持っており、「カゲ」を倒すと全額戻ってきます。 カゲを倒す前にやられてしまうと、失ったジオは戻ってきません。
『ダークソウル』や『ソルト アンド サンクチュアリ』に近いシステムです。 ただし、ジオ回収の手助けになる救済措置もあります。
クエスト
ゲーム内で達成した実績は、「クエスト」としてゲームスタートメニューで確認できます。
1アカウントで共通なので、実績を集め直したい場合は新規セーブデータではなく、別アカウントで始めましょう。
良い点
低価格で超ボリューム
非常に広大な地下世界を冒険する今作。
じっくり攻略し、エンディングに辿りついたのはプレイ時間30時間。
かなりのボリュームです。
エンディングは複数用意されていますし、拡張シナリオも最初から収録されています。
さらに高難度モードや、ボスとの再戦、各種やりこみのフルコンプなど、まだまだ遊べる内容。
約1,500円で、この超ボリューム。 脱帽です。
寂しく美しいグラフィック
グラフィックの描きこみは、本当に驚くべきものでした。
敵も、オブジェクトも、背景も、 非常に丁寧に描写されていて、その美しさに感動しました。
特にエフェクトや雨の表現、光やホコリの表現は特筆すべきところです。
こういう画で、わざわざカメラが右へ動き、外の様子も映すセンスが素晴らしい。 音楽も魅力的です。
徐々に攻略エリアが広がる楽しみ
ボスを倒したり、アイテムを手に入れたりすることで、主人公の能力はアップグレードしていきます。
それにより「今まで見えていたのに行けなかった場所」などへ進めるようになり、行動範囲がドンドン広がります。 これが非常に楽しい!
メトロイドヴァニア の醍醐味ですね。 今作ではこの部分が特に強調されていて、付与される能力は多岐にわたります。
- ダッシュ
- 壁キック
- ランタン
- もろい床を壊す
- 二段ジャンプ
などなど・・・。 新たな能力を獲得する喜びは大きいです。
かわいいキャラクター
主人公を始め、登場するキャラクターはカワイイものが多いです。 多くはムシですが、個性的で可愛らしいものが多く登場します。
モンスター図鑑
モンスター図鑑も収録しています。 情報は多くありませんが、用意されているだけでうれしいですね。
不満点
移動がめんどうくさい
能力が増えるたびに行ける場所は増えますが、基本的には徒歩で各地を回ります。 「駅」に該当する施設があり、その駅間はワープ可能ですが、広いエリアに1つずつしか駅はないので(駅がないエリアもある)、不便でした。
ストーリーをある程度進めると「夢見の釘」が手に入り、その力を成長させると「ワープポイントの作成」が可能になります。 移動の手間がかなり減りますが、ワープポイントは1つしか保存できず、一方通行です。
「夢見の釘」を育てるための「エッセンス」も、微量ですが消費してしまいます。 便利ですが使いづらい印象です。
ムシが苦手なら注意!
キャラクターがとても可愛らしく描かれている今作ですが、エリアによっては暗くて湿っててグロテスクな表現も多々あります。 そもそも敵の多くはムシであり、倒したらその死体がしばらく残るので、この部分が苦手なら注意が必要です。
- 倒したと思っても分裂して襲ってくる
- 死体に別のムシが寄生して動きだす
- 無数の卵やうごめく音
などなど、他にも嫌悪感をあおる表現があります。 デフォルメされているため生々しさは薄いですが、ある程度覚悟してプレイしましょう。
とても高難度
見た目に反して、その難度はかなり高いです。 『ダークソウルシリーズ』にも、引けをとりません。
ボスの攻撃パターンを覚えたり、罠敵の挙動を覚えたり・・・。 「初見殺し」と思われる部分も多くあり、心を折りにきます。
ジオの回収自体は救済措置もあるので問題ありませんが、難易度の設定もできません。 レベル制ではありませんし、全体的にアクションが得意な人向けの作りです。 ボスのみならず、ステージ攻略自体も高度なアクションが求められます。
その分、苦労してクリアした時の感動はひとしおですが。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード |
プレイ時間 | 約30時間(クリア時) |
総評
- 広大なマップ
- 能力のアップデート
- 魅力的なBGM
- 多くの敵、多くのボス
- 膨大なやりこみ要素
- 高難度と達成感
などなど、プレイヤーのテクニックは要求されますが、非常に濃密な冒険が味わえます。 ムシの表現が平気で、アクションが得意ならば、ぜひプレイしていただきたい名作と言えます。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
妻からもちょっと言わせてもらいます
だいぶハマっていましたが、アクション操作が難しかったり、何度も何度もボスに倒され、心が折れました。
どうしても無理な箇所をみなとに助けてもらいながらも、がんばって進んでいました。
と、そんな時に出遭ったのが、白いイモムシ。
奇声は発するし、分離するしで、ゾワゾワしてました。 そうして、進んでいくとイモムシの道。
さらには・・・。
というわけで、イモムシで断念してしまいました。
BGMもよかったですし、敵も含めてキャラクターはカワイイし、探索が楽しいしで、結構好きな方だったんですけどね。
ちなみに実物の昆虫は好き!
ゲーム内の緑のイモムシも可愛いくて好きだったけれど・・・あれは気持ち悪い。
こういうゲームがもともと合わなかったのかもしれません。
-
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