評価:4.5
今日のレビューは、『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』。
『ライザのアトリエ』は22年時点で2作出ていますが、今回は『ライザ1』をクリアしたので感想・レビューをお届けします。
PS時代から続く長寿シリーズである『アトリエ』。
今作は、その21作目(スピンオフ系タイトルを除く)になります。
主な良かった点
- 楽しい調合
- 移動が快適
主な不満点
- バトルが落ち着かない
- 活用しきれない要素
プレイしたのはSwitch版です。
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目次
概要
ゲーム内容
『アトリエ』シリーズの主なシステム
『アトリエ』シリーズは、
- 主人公が「錬金術士」
- 様々なアイテムや、依頼の品等を「調合」で作り上げる
- 調合のための素材アイテムは、採取地におもむき集めることになる
- 採取地にはモンスターがいるため、戦闘をする必要がある
主にこのようなシステムです。
主人公は、基本的には肉弾戦は得意ではなく、爆弾アイテムを投げつける等で戦います。
作品によりますが、「護衛」という形で仲間キャラに同行してもらい、一緒に戦ってもらうことになります。
仲間キャラには「友好度」が設定されていることも多く、一緒に戦ったり、イベントをこなしたりして上げていきます。
「友好度」によっては、特別なイベントが発生したり、専用エンディングが見られたりします。
作品にもよりますが、ゲーム内で「期限」が設けられていることも多く、「期限」までに目的を達成したか否かでエンディングが分岐します。
『ライザのアトリエ』では・・・
- 依頼の斡旋所というものはなく、島民からのクエストを直接受けるかたち
- クエストやメインストーリーに期限はない
- バトルはリアルタイムバトル
- 冒険中に使うアイテムはなくならない
使用回数に制限はある(アトリエに戻ると回数が回復) - 「アイテムを栽培」「採取地の生成」「アイテムの複製」といった、アイテムの取得方法がある
ぷにを育てると、より良いアイテムが得られる「ぷにといっしょ」というシステムもある - フォトモードがある
- アトリエの模様替えができる(バトルなどに影響がある)
特に「採取地の生成」や「リアルタイムバトル」は、かなり思い切ったところかと。
良い点
楽しい調合
アトリエといえば、「調合」。
調合が楽しくないと、このシリーズの魅力は激減してしまいます。
アイテムそれぞれに設定された「属性値」が重要で、序盤のアイテムでも属性値が多い物などがあり、無駄になりづらかったです。
要らないアイテムは「ジェム」に変換できますし、「ジェム」はアイテム複製に使えますので、この点でも無駄が少ないです。
投入したアイテムによっては新しいレシピを思いつくものもあり、新レシピを増やすのも楽しかったです。
発見時点では派生させるアイテムを持っていない場合もあり、先に進めようという意欲がわきました。
移動が快適
解禁まではしばらくかかりますが、ワールドマップを使ったワープが非常に快適でした。
採取地の奥地からでも、街中からでも、いつでもアトリエに戻れます。
マップの階層ごとにワープできるので、一度行っておけばいつでも採取地の奥にワープできます。
徒歩の移動もダッシュすれば速いですし、移動用のアイテムを作ればさらに速く走れます。
半面、ワープが本格解禁するまでは面倒ですが。
こちらは序盤から可能ですが、ちょっと不便でした。
小さな大冒険
「島」という閉鎖空間に住んでいるからこそ感じること。
それぞれのキャラクターが抱える問題や夢。
けっして壮大ではありませんが、それらがしっかり描かれ、彼らが成長するさまがほほえましく応援したくなりました。
かわいらしくてグラマラスなライザの見た目が話題になりましたが、プレイしてみると外見はあまり重要じゃなくなってきます。
そりゃ僕自身も最初は「胸でっか!エロッ!」って思いましたけど。
だんだんどうでもよくなりますね。
男の子たちも、よくある「イケメン」ではなく素朴で不器用だけど一生懸命な点が好印象でした。
不満点
バトルが落ち着かない
思いっきり方向性を変えたバトルですが、個人的には合いませんでした。
リアルタイムバトルは落ち着かなくて苦手です。
アトリエだとじっくり考えて、有効なアイテムやスキルを選びたい性分なのかと思います。
活用しきれない要素
- 何度か利用はしましたが、本当に欲しいアイテムは採取できない「採取地生成」
- ほとんど利用しないままラスボスを倒せてしまった「武器錬成」
- がんばって記録を出すより、ぷにや栽培の方がリターンが大きい「ラムローストくん2号」
など、あまり活用できずに終わった要素がいくつかありました。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 約60時間 |
購入した追加コンテンツ | サマーアドベンチャー!(衣装・無料配布期間中に入手) ディヴェルの抱擁(衣装・プレミアムボックス特典) |
購入した関連本 | アートブック(プレミアムボックス特典) |
シリーズのプレイ状況(みなと) ※記事作成時点 |
エリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士2~ (PS) マナケミア2 ~おちた学園と錬金術士たち~(PS2) トトリのアトリエPlus ~アーランドの錬金術士2~(VITA) メルルのアトリエPlus ~アーランドの錬金術士3~(VITA) ソフィーのアトリエ 〜不思議な本の錬金術士〜(VITA) ネルケと伝説の錬金術士たち 〜新たな大地のアトリエ〜(VITA) |
『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』の総合評価・レビュー
序盤は面倒くさい部分も多く、ライザたち若者の性格も微妙に感じていました。
ですがゲームが進むにつれ快適になり、彼らの成長もほほえましく感じるようになりました。
特に移動や採取、調合の快適さは話が進めば進むほど増していくので、これからプレイする人には、
とアドバイスをしておきます。
バトルは僕には合いませんでしたが、この方式が気にいる人もいると思います。
全体的には満足度の高い良作でした。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |