カナダの開発会社が手掛ける、1人称視点のアクションRPG『セヴァード』。
片腕の女戦士・サーシャが、奇怪な世界を冒険します。
Severed(セヴァード)は、「切断」。
タッチスクリーンをなぞること(スワイプ)で斬撃が発生し、敵を斬り刻むことができます。
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目次
概要
ゲーム内容
主人公・サーシャが目覚めると、片腕と家族の行方がわかりません。
故郷によく似た場所ですが、どこか様子がおかしい・・・。
家族と片腕を探しに、サーシャの孤独な戦いが始まります。
移動画面
移動は1人称視点でおこないます。
左スティックの左右で方向転換し、前へ倒すことで前進。
同様に「□ボタン」で左へ、「○ボタン」で右へ方向転換し、△で前進。という操作方法もあります。
区画ごとに移動します。
左上のミニマップをタップすると、マップ画面が見られます。
ここで、エリアの探索状況や、未踏の区画、未解決のシークレットなどを確認できます。
戦闘画面
エリア内で浮遊している炎に触れると、戦闘開始です。
戦闘はタッチ操作です。
方向転換する際は移動時と同じ操作です。
攻撃は、画面を指でなぞるスワイプでおこないます。
なぞった軌跡が、そのまま斬撃になります。
ズバズバと攻撃のスピードや方向など、思いのままです。
敵ごとに有効な斬り方が異なりますので、よく見て、冷静に対処しましょう。
敵の下にあるアイコンは、その敵の状態を表しています。
- 黄色いゲージは、攻撃行動をとるまでの時間です。
黄色いゲージがマックスになり、赤くなると攻撃してきます。
黄色いゲージがマックスになる前に攻撃をするか、赤くなった後の攻撃を弾かないと、サーシャはダメージを受けます。
攻撃のキャンセル方法は、敵により異なります。 - 赤いゲージは、その敵の体力です。
連続で攻撃を重ねると、画面左上の「フォーカスゲージ」が上昇します。
敵を倒した時に「フォーカスゲージ」が満タンだと、最後に「部位切断」が可能になります。
時間内に指示通りにスワイプする、いわゆる「QTE」です。
「フォーカスゲージ」は、戦闘終了後にリセットされます。
一度倒した敵は、復活しません(1部をのぞく)。
出現する敵も、その場その場で固定となります。
そのため、敵を一掃すればそのエリアは探索し放題となります。
成長システム
敵を倒した時に手に入れた「部位(パーツ)」を使い、サーシャの能力を強化していきます。
道中で手に入れた「ゾウモツ」を、お目当ての部位に変異させることもできます。
基本的に敵の数・種類は決まっているので、稼ぎプレイはできません。
お金や経験値といったものはありません。
部位を切断できなければ、バトルで得られるものはないです。
道中謎を解いたりすることで「ハートの欠片」「脳の欠片」を入手します。
一定数入手することで、サーシャのHP・MPの上限が成長します。
ボスを倒したり、アイテムを手に入れたりすることで、行動範囲・解ける謎が広がります。
良い点
ズバズバと抜群の爽快感
画面をなぞった軌跡が斬撃になる。
『斬撃のレキンレイヴ』のような、気持ちのいいバッサリ感!
「部位を切断してトドメ」というのも、死闘っぽくていいです。
凝った作りの敵たち
敵の種類は少なめですが、ひとつひとつ凝った作りです。
例えば上の画像の敵の場合、左上と右下に盾があるので、盾がない方向に斬撃を放つ必要があります。
この盾は一定のリズムで回転します。
四方向に盾を装着したタイプもいて、
「どうすれば攻撃が通るか?」
というのを考えるのも、おもしろいポイント。
敵が複数体出た時には、その行動パターンや有効な手段をすばやく判断し、方向転換をしながら的確に戦う必要があります。
とっても忙しいし、場合によっては難しいですが、上手く処理できた時の達成感は格別!
適度な難易度の謎解き
エリア内には仕掛けがたくさん。
マップで「?」として記されているところは、なんらかの隠し要素があります。
壁の怪しいところをタッチしたり、所定の行動をとったりすると、隠し通路が現れたりします。
直感的に解ける謎ばかりで、ほとんどの「?」は、その場で解決できます。
冒険のテンポを損なわず、そこそこ歯ごたえがあり、ちょうどいいバランス。
不満点
移動がめんどう
エリア内の隠し要素は、そこを探索開始した時点では解けないものもあります。
ボスを倒したり、特定のアイテムを手に入れてからでないと通れない場所も。
ストーリー進行には必須ではありませんが、「ハートの欠片」「脳の欠片」を集めるには必要ですし、真エンディングやトロフィーのためにも隅々まで探索したい。
ですが、今作には「ワープ」がありません。
後回しにした場所は、通る手段を手に入れてから再度来る必要があります。
徒歩で。
道中の扉は開けてありますし、倒した敵は再出現しないですが、かなりめんどう。
手間を減らすために、隅々まで探索するのは全部のアイテムを手に入れてからにした方がいいです。
具体的には、「足に関するアイテム」を手に入れてから。
奇抜すぎるグラフィック
あまり生々しくない描き方ではありますが、今作のグラフィックデザインは、かなり奇抜。
部位の切断や、臓物、脳など、そこそこスプラッタですし、敵もグロテスク。
展開もダークで精神的にクるものがあります。
少なくとも、万人に受けるようなデザインではありません。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード |
プレイ時間 | 7時間 |
トロフィー 状況 | 100% |
トロコン 難易度 | 簡単 |
総評
その奇抜すぎるグラフィックデザインで、第一印象はあまり良くはありませんでした。
けれど、プレイして操作に慣れてくると、思い通りに敵を斬り倒せるようになり、どんどんおもしろくなってきました。
登場人物は非常に少なく、ドラマらしいドラマもありませんが、その言動は不思議で、妙に心に残ります。
普段プレイしているゲームとは、また一味違った体験ができました。
移動はめんどうですが、全体的にサクサク進みます。
クリア・トロコンまで約7時間。
息抜きや、トロフィー稼ぎにも最適です。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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斬撃のREGINLEIV(レギンレイヴ) 感想・レビュー byとも
北欧神話を元に描かれたアクションゲーム。神である兄妹「フレイ」と「フレイヤ」を操作し、剣や弓、魔法で、巨大な敵に立ち向かいます。Wiiリモコンで臨場感あふれる操作ができます。