評価:4
今日のレビューは、23年7月20日に配信された『どこかで見た“あのゲー”ムたちを棒人間で作ってみたけれど、果たしてあなたはクリアできるのか?』です。
長いタイトルですね。
YoutubeやTwitterなどを見ていると時折流れる、スマホゲームの広告。
気になってダウンロードしてみても、広告と同じゲームは少ししか遊べない。
そんなどこかで見た「あのゲー」を、D3パブリッシャーが実際にたくさんプレイできるミニゲーム集として発売しました。
主な良かった点
- ちゃんとゲームとしておもしろい
- ゆるい雰囲気
主な不満点
- ステージ数に偏りがある
- クリア後に「リトライ」や「次へ」がほしい
プレイしたのはSwitch版です。
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目次
概要
ゲーム内容
『あのゲー』は、用意された5種類のミニゲームをひたすら遊ぶミニゲーム集です。
ステージクリア時には成績によって星がもらえますが、星3つを取れなくてもクリア扱いで次へ行けます。
ちなみに星獲得条件に「10秒↑」となっていた場合、「10秒以内」ではなく「10秒未満」でクリアが条件となります。
10秒ジャストでは星を獲得できません。
収録ゲーム紹介
▼ピンぬき
ピンをぬいて障害を取り除き、宝をゲットしたり敵を全滅させたりするゲームです。
配置されているギミックを上手く使って解いていきます。
「別のモンスターを倒してくれるモンスター」などもいるので、上手に使いましょう。
時間制限があり、早く解くほど多く星をもらえます。
全100ステージ。
▼すうじタワー
プレイヤーの数字より小さい数字の敵を倒すことで、その数字をプレイヤーが吸収し、塔を攻略していくミニゲームです。
「必ずすべての階を通らなくてはならない」「1つ目の塔をクリアしてから次の塔へ入る」というルールがあるので、どの階から攻略するか戦略が重要になります。
ちなみに、同じ数字の場合は負けになります。
時間制限があり、早く解くほど多く星をもらえます。
全50ステージ。
▼クルマだし
駐車場から、すべての車を出すミニゲームです。
車は、前から出してもバックで出してもOKです。
操作した車は指示方向にまっすぐ進み、車や障害物に当たると止まります。
周りの道路に出すことができれば、そのまま左上の出口から自動的に出ていきます。
後半のステージに登場する「ヤンキーくん(↑の画像の紫棒人間)」にぶつかると、即ゲームオーバーです。
時間制限があり、早く解くほど多く星をもらえます。
全25ステージ。
▼マネーあつめ
自動で歩く棒人間をゴールまで導くミニゲームです。
道中で拾ったマネーを使い、足場を作って障害物を越えていきます。
「Aボタン」を押している間はマネーを使って足場を作ります。
後半には通ることでマネーが増減するゲートが登場します。
ギャンブル性のあるゲートもありますので、どのゲートを通るか見極めながら攻略しましょう。
ゴール時に残っているマネーが多いほど、多く星をもらえます。
全25ステージ。
▼カラーわけ
試験管の中に入っている薬を、同じ色にまとめる(ソートする)ミニゲームです。
薬は試験管の上の色だけ移動できます。
空の試験管に移動したり、『試験管に「入れたい量が入るスペース」がある』+「同じ色」で移動ができます。
そうすると一番左の試験管には緑だけ残ります。
その場合、次に移動できるのは右から2番目の緑のみです。
移動できる色がなくなるとゲームオーバー。
すべての色をそろえることができれば、クリアです。
時間制限があり、早く解くほど多く星をもらえます。
全50ステージ。
ぼうにんげんMEMO
特定のステージをクリアすると、「ぼうにんげんMEMO」を入手します。
ちょっとした攻略ヒントが書かれている場合もあります。
獲得した「ぼうにんげんMEMO」は、ステージ選択の際に読み直せます。
ミッション
ゲームプレイの実績に応じて「コイン」や「プレート」、「しょうごう」を得られる「ミッション」という要素があります。
日替わりで出される「デイリーミッション」もあります。
ガシャ
ミニゲームやミッションで得たコインは「ガシャ」で使います。
ガシャでは「しょうごう」や「プレート」をゲットできます。
ガシャは毎日1回目のみ1,000コインで、2回目以降は3,000コインで回せます。
プレートカスタマイズ
ガシャやミッションで手に入れたプレートや称号は、プレートカスタマイズで編集できます。
称号は、前半と後半を別々に設定できます。
設定したプレートは、オンラインランキングを確認する際、別のプレーヤーに見られます。
オンライン
5種類のミニゲームのうち1つでも「すべてのステージをクリア」できれば、オンラインランキングにチャレンジできるようになります。
すべてのミニゲームで挑戦したい場合や「ぜんぶミックス」に挑戦したい場合は、全ミニゲーム全ステージクリアが必要です。
用意されているミニゲームは「かんたん」「ふつう」「むずかしい」が用意されています。
ミニゲームの内容は「その難易度の中からランダムで3つ(ぜんぶミックスは5つ)」ですので、挑戦するたびに内容は変わります。
ランキングは月毎に集計し直しになります。
良い点
ちゃんとゲームとしておもしろい
「簡単なのに失敗する」という見せ方なのは、おそらく「俺なら簡単に解ける」と思わせてダウンロードさせる戦略なのでしょうが、個人的には不快でした。
ですが、今作はちゃんとゲームとしておもしろくなるよう工夫されています。
- 解く時間によって獲得できる星の数が変わる
- 一筋縄ではいかないギミック
- 「すべての階を攻略する必要がある」などのルール付け
- ミッションによる実績解除
- コインを使ったガチャ要素
- オンラインランキングへの挑戦
などなど、パズル部分もやりこみ部分もしっかり作ってあり、好感触です。
ゆるい雰囲気
棒人間を使ったゲームですし、真剣さやシビアさとは「無縁」っぽさがあります。
途中途中で手に入る「ぼうにんげんMEMO」の内容も、とってもユルくておもしろいです。
その他の良い点
- 演出中でも、いつでもリトライができてサクサク
- 称号を集めるのがおもしろい
- ステージ数もやり込み要素もあり、価格に対してリーズナブル
不満点
ステージ数に偏りがある
今作のミニゲームは、全250ステージ。
内訳は、
- ピンぬき:100ステージ
- すうじタワー:50ステージ
- クルマだし:25ステージ
- マネーあつめ:25ステージ
- カラーわけ:50ステージ
です。
人気がありそうな「ピンぬき」を多めにしたいのもわかりますが、いくつか似たようなステージもありましたし、こんなに必要なかった気がします。
クリア後に「リトライ」や「次へ」がほしい
ステージクリア時のリザルト画面がこちら。
「OK」を押すと、ステージ選択画面に戻ります。
これが少し不満で、欲を言うと、
リトライして星3つをめざしたい。
という時や、
次だ、次!
という場合があります。
いちいちステージ選択画面に戻らず、例えば「リトライ」「ステージ選択にもどる」「次のステージへ」といったボタンが並んでいると良かったです。
誤タッチしがち
今作はタッチ操作に対応しています。
タッチ操作の方が解きやすいステージもありますが、いくつか問題があります。
特に「ピンぬき」に多いのですが、抜くべきピンが近すぎて、タッチの場合間違えて抜くことがあります。
もうちょっと配置を考えてほしかったです。
また、「クルマだし」でもタッチの感度が悪かったりします。
こちらはタイミングが命ですし、パッと反応してほしかったです。
その他の不満点
- 「カラーわけ」の薬の色が見づらい
- 「クルマだし」のヤンキーの動きがわかりづらい
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロードソフト |
プレイ時間 | 約7時間 |
『どこかで見た“あのゲー”ムたちを棒人間で作ってみたけれど、果たしてあなたはクリアできるのか?』の総合評価・レビュー
どこかで見た、人によっては「親の顔よりも見た」かもしれない”あのゲー”たち。
それがちゃんと、買いきりで、課金要素も詐欺も広告もなくプレイできます。
さすがディースリーです。
ゲームとしてもなかなかおもしろく、「これがやりたかったんだよね」となること請け合いです。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | ----- |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
妻からもちょっと言わせてもらいます
待望のゲームが発売してうれしい限りでした。
問題数も多く、単純な作りなのでわかりやすかったです。
おおむね良かったのですが、指でのタッチ操作もタッチペンでの操作も反応がイマイチでした。
ちゃんと本体設定しているにも関わらず、です。
タッチ操作の方が絶対早くクリアできるのですが、反応が悪いせいでより遅くなったので、がんばってボタン操作をしていました。
あと、リザルト画面では星が「ピュンピュンピュン」と飛んでくる演出なのですが、
と思っていたので、別な演出の方が良かったです。
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