2018年5月25日に発売された、『デトロイト ビカム ヒューマン』。
トロコン 達成しました!
今作を気になって当ブログに来たあなた。
どんなゲームなのか、いろいろ調べたいところだと思いますが・・・。
そう思い、初プレイの方のためにアドバイスとレビューをしたいと思います。
ネタバレはいたしません。
購入を迷っている方や、これから始める方に、特に読んでいただきたいです!
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目次
概要
ゲーム内容
主なゲーム内容・操作方法は、今作の体験版の感想記事で取り扱っています。
そちらをご一読ください。
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Detroit: Become Human(デトロイト ビカム ヒューマン)体験版 内容・感想・レビュー byみなと
4月26日に配信された『デトロイト ビカム ヒューマン』の体験版をプレイしました。その内容を解説するとともに、感想・レビューを書きました。
これからプレイする方に
今作には、「オススメのプレイ方法」というものがあります。
といっても、「正解」を指し示す方法ではありません。
俺が思う、「今作を最大限楽しむための方法」です。
少なくとも最初の1周目は、次のことを頭に入れてプレイしていただきたいです。
攻略情報は見ない
うちがこれを言うのも変かもしれませんが、今作に限っては「ネット等で攻略情報を検索しない・見ない」という点に気をつけてほしいです。
シナリオを進めているとどうしても、「重大な決断」に迫られることがあります。
中には、時間制限があり、即座に判断しなくてはならない場面もあります。
でも、「何が正解か」とか「どのルートに行けるか」等の情報を見ない方が楽しめます。
今作にはゲームオーバーがありません。
どのような選択をし、どのような結果になっても、物語は進んでいきます。
また、「トロフィー情報」も調べない方が良いでしょう。
今作は全て隠しトロフィーです。
トロフィー自体がネタバレですので、ご注意を。
戻らずに、プレイし通す
メインメニューの「チャプター」では、プレイ済みのチャプターに戻ってプレイし直すことができます。
ですが、最初のプレイでは「戻らずにプレイし続ける」のが、オススメです。
上でも述べたように、どのような選択をしても物語は進んでいきます。
そして、選んだ選択や取った行動は、後々のストーリーや、各主人公の行動に影響が出てきます。
「間違った選択をした」と感じても、予想外の展開に繋がる布石になるかもしれません。
「戻りたい」「やり直したい」と思うことも多々あると思いますが、まずはプレイしきってしまいましょう。
あなた自身が紡いだ物語を、体験できますよ。
雑誌を読む
ゲーム中のいたるところで見つける「雑誌」。
これには、アンドロイドが一般化された2038年の現状が、克明に記されています。
「アンドロイド」という題材で起こりうる様々な可能性・問題を最大限シミュレーションした上で考えられたと思われる、今作の舞台。
その世界の様相を、この雑誌たちで学ぶことができます。
加えて、「2038年」という時代。
2018年の現代でも問題になっている事柄が、「20年後どうなっているか」も垣間見ることができます。
このあたりも、よく練られていますし、考えさせられます。
雑誌を見つけたら、できるだけ読むようにしましょう。
興味をそそられる記事があると思います。
たまにメインメニューに戻る
通しでプレイすると、ロードも少なく快適にプレイできますが、たまにはメインメニューのお姉さんに会いに行くといいでしょう。
「ボーナス」の「ギャラリー」で、キャラクター情報を閲覧するのも良いと思います。
思いがけない発見があるかもしれません。
メインメニューのお姉さんも、いつも同じセリフを言うわけではありません。
シナリオの進行状況によっては、意外な反応をすることも・・・。
その話し方や表情も、非常に凝って描写されていますし、必見ですよ。
以上が、これからプレイを始める方に、特に読んでもらいたい部分です。
次に今作の「良い点」「不満点」を挙げます。
良い点
プレイする人の数だけ、異なるストーリー
今作には、非常に多くの選択肢が用意されています。
上でも書いたように、その選択は後々思いがけない影響を及ぼすことがあります。
ストーリーの大筋はある程度決まっていますが、細かいところで会話や行動の展開が変わっていきます。
最終的な着地点も、さまざま。
妻・ともも今作をプレイしましたが、俺が取った行動と違う部分が、とても多くの違いを生み出しています。
「あの時取った行動が、別の主人公に影響を与える」こともあり、その展開の細かさ・多さに驚かされます。
あまりにも美しいグラフィック
体験版でも驚いたグラフィックですが、本当に「美しい」です。
非常に丁寧に描かれたディティールや、光の当たり方など、息をのむほどです。
雨上がりで濡れた道路やタイルの汚れなども、かなり力を入れて表現しているのがわかります。
特筆すべきは、人物のグラフィックですね。
シワやシミなども描かれていて、実物にかなり近くなっています。
人間とアンドロイドとは顔の整い方が異なりますし、細かな差異にかなり注力してデザインされていると感じました。
こちらは「油絵」。
油絵独特の、ゴツゴツした描写がわかります。
デザインセンスが高い
ハイレベルなグラフィックに相乗して映える、デザインセンスの高さ。
服飾デザインや小物に至るまで、とても凝っていて目を見張るデザインです。
最先端の技術で作られた建築物や車両なども、近未来的でオシャレ。
逆に、開発が行き届いていなかったり、貧困に苦しむ家庭などとの対比もできています。
練り込まれた設定
舞台は西暦2038年。
アンドロイドが一般的になった社会。
そこそこ新しい型の家事用アンドロイドが、7999ドルで買える。
日本円にすると、大体80万円くらいですかね。
ローンも組めるようで、自家用車と同じくらいの感覚で買えますね。
企業の受付や、肉体労働にもアンドロイドは大活躍。
アンドロイドの普及で、失業率が増加。
エネルギーに関する利権など、社会問題も色々聞こえてきます。
非常に練り込まれて考えさせる設定ですし、もしかしたら起こりうる未来かもしれません。
他人事ではないですよね。
圧倒的な没入感・心に刺さるストーリー
プレイしていると、段々「自分がアンドロイドになった」ような感覚になります。
それほど没入感は高く、とても引き込まれます。
ストーリー展開も、心に刺さるものがあり、先がとても気になります。
以前とった行動や、出会った人物、得た情報などが、次のシナリオに影響をおよぼすこともあります。
10人が今作をプレイして、全く同じ展開で最後までいくことは、おそらくないのではないでしょうか。
それほど様々な分岐と選択肢が用意されています。
まさに、「これはあなたの物語」ですね。
カーラ 可愛い
主人公のひとり、カーラ。
彼女がとても可愛いのです。
家事用アンドロイドなのです。
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不満点
マインドパレス中に動けない
動かせるものや、手がかりなどがわかる「マインドパレス」というモード。
いろいろ調べるのに便利ですが、「マインドパレス中は時間が止まる」というシステム上、この状態では動けません。
『バットマン』や『ウィッチャー』など、同様のシステムを採用しているゲームに慣れているためか、この状態で動けないのは結構不便ですね。
「時間を止めて周りを見れる」という特性があるので仕方がないですが・・・。
QTEが多め
様々な行動を起こす時に、頻繁に「指定のボタンを押したりスティックを動かす」、いわゆる「QTE」が入ります。
没入感を高めるのに一役かっている気もしますが、もうちょっと減らしても良いかと思いました。
ちなみに難易度を「CASUAL」にすれば、操作自体は簡単になるようです。
ロードが長い
ゲームの再開(コンティニュー)時に、ロードが挟まります。
これだけ作り込んでいれば仕方がないかもしれませんが、かなり長いです。
80秒近くかかることもあります。
アクションボタンの暴発
プレイ中、さまざまな行動をするときに使用する、アクションボタン。
その多くは、右スティックの操作でおこないます。
が、カメラ操作も右スティック。
「アクション操作をしたいのに、カメラが動く。」
「カメラを動かしたいのに、アクション操作が作動してしまう。」
そういうことが、たまにあります。
スティック操作は、ムービーシーンのQTEだけで良かったかと思います。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 約50時間 |
トロフィー 状況(みなと) | 100% |
トロコン 難易度 | 難しめ。時間がかかる。 |
総評
いかがでしたか?
参考になりましたか?
- 美麗なグラフィック
- 凝ったデザイン
- 没入感の高いシナリオ
- 練り込まれた設定
この辺りを楽しみたい人には、今作はとてもオススメ。
あ、少しだけホラーな要素もありますが、「アンドロイド」であることを忘れなければ大丈夫かと・・・。
自分の行動や選択で物語が細かく分岐しますし、まさに「プレイする映画」のようなゲームです。
その物語は、プレイするあなた次第です。
きっと、貴重な体験を得られることと思います。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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モーションキャプチャーを駆使し、アンドロイドが一般的な近未来を描いた『Detroit: Become Human』。美しいグラフィックと共に、そのリアリティーにも注目です。
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