評価:4
今日のレビューは、22年1月13日発売の『アンデッドパーティ』です。
フィンランドの開発社・10tonsの作品で、原題は「Undead Horde」。
「Horde」は「大軍」という意味。
その名の通り、アンデッドの大軍を率いて生者の世界へ進攻するアクションRPGです。
主な良かった点
- 逆転可能なバランス
- ハクスラで自由なプレイスタイルを楽しめる
主な不満点
- 装備品を変える時の操作が回りくどい
- インベントリがすぐいっぱいになる

画像はクリックすると拡大します。
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目次
概要
ゲーム内容
主人公は、ネクロマンサー(死霊使い)のオルセン。
アンデッド軍を率い、人間の領地を奪い、世を支配するのが目的です。
バトルシステム
死者の軍団を率いるネクロマンサーが主人公の『アンデッドパーティー』をプレイしています。
なかなか良い声。(みなと)#アンデッドパーティー #NintendoSwitch pic.twitter.com/rO1qmBw3lj— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) January 13, 2022
オルセンは死体に魔法をかけ、アンデッドとして復活させて使役します。
軍団には「着いてこい」と「進撃しろ」の2種の命令を下すことができ、切り替えて戦います。
軍団全体に一括で命令をするので、個別に命令をすることはできません。
軍団は無制限に増やせるわけではなく、オルセンのステータスである「コマンドキャパシティ」で決まります。
ユニットそれぞれにコマンド値が設定されていて、コマンドキャパシティが許す限り使役できます。
ユニットは倒した生者をその場でアンデッド化して使役できるほか、一定数倒した生者は拠点でユニットにできます。
倒された味方ユニットは、もう復活しません。
再び拠点で召喚するか、敵を倒して味方にしましょう。

通常ユニットなら無料で、キャパシティが許す限りいくらでも呼び出せます。
ボスキャラは、倒した直後ならその場で仲間にできます。
後で呼び出す場合は有料ですが、強力なのでできるだけ連れていきたいところ。
オルセン自身も戦います。
近接武器や魔法攻撃を使えますし、アイテムも使えます。
どれも連続で使うにはリキャストタイムが必要ですし、魔法やアイテムの使用にはマナ(MP)が必要になります。

使用したらなくなるタイプのアイテムや装備品は、ほとんど出てきません。
どのタイプの装備品も、複数の効果が付いている場合があります。
どのような効果が付いているかはランダムです。
不要なアイテムはその場で売却できます。
レベルアップすると、3種類のカードから1つを選び、成長させるステータスを選べます。
エリアの制圧
全体マップで青いアイコンが敵拠点、紫のアイコンがオルセンが支配した地です。
ワープポイントを見つけた場所には、ワープポイントから簡単に飛べます。
各エリアは、存在する生者を全て倒し、敵の持つ建物を全て壊すと獲得できます。
獲得しなくても次へ進めるところも多いです。

ピンチになったら無理せず拠点に戻り、回復した方が良いでしょう。
制圧したら、そのエリアは敵が出現しなくなります。
拠点
拠点では、
- 倉庫にアイテムを預ける
- 石像からユニットを召喚する
- 買い物をする
- エリア制圧の証書を渡して報酬を得る
といったことが可能です。

ショップのアップグレードもできます。
また、条件が整えば倒したボスキャラもユニットとして召喚可能です。
シークレット
エリアによっては見つけづらい宝箱やスイッチがあります。
それらは「シークレット」となっており、ワールドマップで残っているシークレットの数を確認できます。
2周目
ラスボスを倒した後に手に入るオブジェクト(眠りの骨つぼ)を調べると、二周目を開始することができます。
オルセンのステータスやアイテムなどを引き継いだ「強くてニューゲーム」で、エリアの状況はリセットされます。
周回を増すごとに敵は強くなり、不思議なことが起きやすくなるようです。

良い点
逆転可能なバランス
「死体を復活させて操る」というシステムは、大軍を率いて戦わせる今作の形式と非常にマッチしていました。
戦えば敵は死にます。
敵が強ければこちらの戦力も削られますが、死んだ敵を復活させれば、即自分の味方になります。

仲間が全滅したら一時的にシールドが貼られるのも親切でした。
これに何度助けられたか。
ゲームオーバーになってもペナルティが重くないのも、助かった点です。
編成のしやすさ
拠点でサクサクとユニットを召喚できますし、道中でも簡単にアンデッドを調達できます。
不要なユニットがいればステータスメニューから簡単に追放可能なので、編成はかなり手軽におこなえました。

ハクスラで自由なプレイスタイルを楽しめる
今作は、手に入る装備品の追加効果がランダムで何を残すか取捨選択する、いわゆる「ハクスラ」のシステムを採用しています。(厳密には違う意味ですが)

プレイスタイルによって欲しい効果は異なりますし、手に入る装備品の効果で一喜一憂するのも楽しかったです。
ちなみに僕は「近接武器は倒壊優先」「杖は増援系」をメインに使っていました。
不満点
装備品を変える時の操作が回りくどい
装備品を変える時は、
- インベントリ(持ち物)の中から選択し、
- 装備する部位までカーソルを持ってきて、
- 決定する
という手順が必要です。
これが何ともわずらわしい。

インベントリがすぐいっぱいになる
持てるアイテムは16個まで。
装備中のものはカウントしないので、実際は23個まで持つことができます。
「カギ」などのストーリー上必要な貴重品も、この中に含まれてしまいます。
なので、カギを何個か持っているだけで荷物がいっぱいに。
そもそもハクスラ系はアイテムがガンガン手に入るので、この持ち物の少なさは痛いです。

「拾う前に性能確認して、その場で売却」とかできれば良かったかも?
気になった点
倒壊したところにあるお金を拾えない
敵の持つ建物を壊すとお金が手に入ります。
ですが、倒壊した場所にお金が落ちていると拾いに行けません。
ちょっと↑の画像だとわかりづらいですが、左上の建物の中にお金が落ち、にっちもさっちもいかない状態です。

と思いました。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロードソフト |
プレイ時間 | 13時間 |
『アンデッドパーティ』の総合評価・レビュー
奇抜な見た目で人を選ぶ作品ではありますが、わかりやすく遊びやすいゲーム性で、オススメできる作品です。

レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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