ゲームレビュー

ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印 レビューbyみなと

2017/07/31

アクアプラスから発売された、ダンジョンRPG『ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印』をレビュー。
2013年にPSP版も出ているが、フリープレイで配信されたVITA版をプレイ。
そのため、PSP版とVITA版との違いについては未検証。

『ToHeart2 ダンジョントラベラーズ』の続編ではあるが、物語の繋がりはないようだ。
基本的なシステムは共通しているようだが、前作は未プレイなので、そこには触れない。

2017年4月20日に、今作の続編にあたる『ダンジョントラベラーズ2-2 闇堕ちの乙女とはじまりの書』が発売予定。
これは、今作の結末とは別の結末を迎えた、「もしも」の世界が舞台らしい。

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概要

発売日 2014年9月25日
発売元 アクアプラス
開発元 スティング
ハード PS VITA
ジャンル 3DダンジョンRPG
CERO D(17才以上対象
公式サイト ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印
画像の出典 画像は全て、ハード本体のスクリーンショット機能で撮影したもの
PSストアのページ ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印(PS VITA)

 

良い点

パーティー編成の自由度が高い

  • ストーリー上で仲間になるキャラは総勢16人(有料ダウンロードコンテンツを含めるともっと)
  • それぞれのキャラクターは職業系統が決まっている(例・アリシアはファイター系)
  • レベルが15に上がると、その系統の中級職に
  • レベルが30になれば上級職にクラスチェンジできる
  • 各系統3つの上級職が存在し(マジックユーザー系は4つ)、合計16種の上級職でパーティー編成が可能

レベルアップで獲得するスキルポイントを振り分ける事で、同じ職業でも異なる性能に仕上げる事ができる。
レベルリセットを行えば、スキルポイントを振り分けなおすことが可能。
その際、戻すレベルを1、15、30、50、90の中から選ぶことができ、大幅な戦力ダウンを避けられる。

 

緊張感のある戦闘

戦闘の難易度は低くはなく、単純に殴っているだけではダメ。
補助役や回復役、攻撃役等役割分担を考えて戦うのが楽しい。

雑魚戦といえども気は抜けない。
ちょいちょい段違いに強い敵が現れるため、ボス戦並の緊張感がある。
戦闘中でなくとも、あらかじめパワーアップ系などのスキルをかけておくことが可能な点も、おもしろい。

今作はどこでもセーブが可能なので、まめなセーブと、ダンジョン脱出手段の確保が大事。

 

「封印書」のシステム

主人公・フリードは、「マモノの封印」が可能な特別職・ライブラ。
司令塔であり、戦闘には参加できないが、常にパーティーを率いて行動し、撃破したマモノを自動で封印する。
撃破した同種のマモノが9体に達すると、拠点(王立図書館)で「封印書」に変えることができる。
「封印書」を作成する事で、そのマモノのステータスや出現場所等、詳細が判明する。
また、「封印書」をパーティーメンバーが装備することで、それぞれ異なったステータス補正がかかる。
シナリオが進むと、武器や防具に「封印書」を合成することで、その効果を装備品に移せるようになる。
「封印書」は、9体倒す度に作成可能。
余ったものは売っても良い。

ボスマモノの場合、撃破するとフリードのみが装備できる「大封印書」を作成できる。
パーティー全体に効果が及ぶ特殊な封印書で、合成も売却も不可。

「9体撃破」というハードルはあるものの、新しいマモノと戦う楽しみの1つになっている。

 

不満点

「萌え」に偏り過ぎ

主人公・フリードを除く、パーティーメンバー「討伐隊」は、全員「女性」。
それどころか、対峙するマモノ達のほとんども、見た目はコスプレした「女性」。だいたい半裸。
しかもその容姿は幼い美少女で、いわゆる「萌え絵」ばかり。

ボスクラスのマモノを撃破すると、そのマモノのエロいイベントが発生。
ほぼ一枚絵と、寒い会話で終了する。

そういうキャラや、そういうマモノがいても良いが、そんなのばかりなのはおもしろくない。
誤解のないように言っておきますが、俺は「萌え」も「エロ」も好きですよ。

これはまだソフトな方

 

シナリオやキャラクターに魅力が無い

まず主人公からして好きになれなかった。
性格を書き出してみる。

  • 端正、クール、頭脳明晰、有能・・・まぁ、いいでしょう。
  • 不幸体質自慢・・・・・・・・・・・実際はそれほど不幸な目に遭わない。
  • やや「やれやれ」系・・・・・・・・なめとんのか。
  • なんとなく偉そう・・・・・・・・・王立図書館には配属したてなのに。
  • 鈍感・・・・・・・・・・・・・・・ハーレムものによくある。
  • 女体に無頓着・・・・・・・・・・・マモノで慣れているのか?

その他、上手く言葉にできないけれど鼻につく言動や性格。
たまに熱いセリフも言ってくれるが、俺にとっては感情移入も、共感も、応援もできない主人公だった。

こちらは館長のイリーナ。しゃべっているのが主人公フリード

 

シナリオに関しても、ご都合主義や陳腐な展開が続き、つまらなかった。
明らかに怪しい言動をしている人物や、不可解な指令に対し、明確な対策を取らないキャラクター達。
特に思い入れもなく、なぜか仲間になる人達。
スパイの可能性も考慮しなさいよ。

あと、一部のイベント内のみではあるが、笑いを取るのに「パロディ」や「メタ発言」を多用するのは好かん。

『スカイリム』のパロディ。しかもコレ、誤用らしい

 

腹立たしいダンジョン構成

トラップ、ワープ、落とし穴、見えない壁、一方通行、ダークゾーンなどなど・・・、ダンジョンRPGとしては別に珍しくもない仕掛けだが、その配置が実に性格が悪い。
無駄に同じ場所を回らされるため、どうしても時間がかかる。

”味方のみ”魔法が使えなくなる「魔法封印ゾーン」というものも存在する。
敵は魔法使い放題。理不尽。

幸い、メインシナリオで攻略するエリアは、そこまで意地悪い構成ではない。
サブクエストで行けるようになるダンジョンや、クリア後のダンジョンがキツイのだ。

 

獣人族の扱い

今作の世界では、獣の姿で文化を持つ「獣人族」という種族がいる。
人間と友好関係を築いているらしく、図書館内やダンジョン内でも商売を営むなど、目にする機会は多い。
しかし、なぜか「敵」として獣人族と遭遇(エンカウント)することがある。

物語の都合上、獣人族が「敵」扱いで出現していいのは1ダンジョンのみであり、他で出てくるのは意味不明。
しかも、ボスマモノのお供として出現することも多く、戦闘力も高め。
「魅了」とか「催眠」とかの特殊能力で獣人族を使役しているならまだしも、そういう訳でもなさそう。

「民族間の友好」などおかまないなしの「荒くれ」が多少いても不思議ではないが、数が多いし、それなら人間の「荒くれ」も出現しないと辻褄が合わない。
獣人族はいくら倒しても「封印書」にできないので、戦っても得られるものが少ない。

 

ダンジョン内での会話が支離滅裂

ダンジョンを攻略中、パーティーメンバーが何か発言することがある。
それに対し、別のメンバーが返答したりするのだが、会話が成り立たない。

エル「さあ!次はどっちに行くの?」
メフメラ「そうなの?」
とか、

メルヴィ「みんなの役にたったよね?」
フリード「わからんではないが・・・」
とか、

適当なセリフ1と、セリフ2が表示されるだけで、ただの賑やかし。
必要ある?これ。

 

トロフィー「マモノ覆滅」

「マモノを20000体倒す」という条件の トロフィー だが、このトロフィーの取得は諦めた。
他のトロフィーは比較的簡単に取れるものだが、このトロフィーだけ条件がオカシイ。
プレイ時間80時間を超えてもなお、「マモノを5000体倒す」ことすら達成してないのだ。

裏ダンジョンをひたすら攻略していればいずれ取れるかもしれないし、雑魚をひたすら狩る作業をすれば取れるかもしれない。
が、そこまでする気になれなかった。

 

プレイ状況

ソフトウェア ダウンロード版
プレイ時間 80時間
シリーズのプレイ状況(みなと なし
トロフィー 状況 90%
トロコン 難易度 簡単。だが1つだけ問題あり

 

総評

ダンジョンRPGというジャンルのゲームは、好きでよくプレイする。
「エロ」や「萌え」推しのゲームも好き。
なので今作に期待はしていた。
しかし、プレイして得た感想は、「『萌エロ』で何もかも許されると思うな」だ。

近いコンセプトのゲームでも『デモンゲイズ』の方が遥かに良い。

楽しい部分は確かにある。
パーティ構成やスキル選び、戦闘も楽しい。
メフメラ(仲間の1人)は好きだ。
だが、それだけで今作を称賛する気にはならない。
もちろん、これは俺個人の評価であり、今作を気に入っている人もいると思う。

PSストアのページはこちら
→ ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印(PS VITA)

全体評価   ★★☆☆☆

シナリオ   ★☆☆☆☆
操 作 性  ★★★☆☆
システム   ★★★☆☆
キャラクター ★★☆☆☆
ビジュアル  ★★★☆☆
音   楽  ★★★★☆

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