「3Dマリオ」の元祖。
ニンテンドー64と同時発売(ローンチタイトル)の不朽の名作、N64『スーパーマリオ64』をレビューします。
2004年12月2日発売のニンテンドーDSソフト、『スーパーマリオ64DS』についても少し触れます。
『マリオ』シリーズ初の3Dアクションであり、今作ならではの様々なアクションが誕生。
スタートからゴールまで一本道であった従来のシリーズとは異なり、ステージに隠された「パワースター」を取ることでステージクリアとなる、「箱庭型」のアクションゲームです。
「パワースター」はステージ中に複数用意されていて、取り方、取る順番もある程度自由。
「パワースター」を集めた数によって挑めるステージが増えていき、ゲームクリアには最低70枚の「パワースター」が必要。
ゲーム内の「パワースター」は全部で120枚。(DS版は150枚)
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目次
概要
良い点
動かしているだけで楽しい
みなとにとって、今作がニンテンドー64で初めてプレイしたゲームであり、初めて動かした「3Dアクション」。
そのため、今作の全てが新鮮でした。
- 「3Dスティック」でグリグリ走るマリオ
- 三段跳び、バック宙、幅跳びなど、多彩なジャンプアクション
- 壁キック、崖つかまり、木のぼりなど、「高さ」を活かしたアクション
- パンチ、キック、スライディングなどの格闘能力
最近のマリオではお馴染みのアクションもあれば、今作以降あまり見ないアクションもあり、「3Dアクション」の実験的要素を数多く盛り込んでいると思われます。
最初のステージを置いておいて、ピーチ城内外を意味なく走り回っていました。
DS版では、ルイージ、ヨッシー、ワリオが操作キャラに加わり、それぞれ違う個性を発揮しています。
箱庭ステージの「自由さ」
「1つの結果に対し、様々な手段を選べる自由」
これはかなり好きな要素です。
例えば「ボスの場所に辿り着く」という結果に対し、
- 普通に道なりに進んでも良い
- 大砲でひとっ飛びしても良い
- ワープを駆使しても良い
他のマリオでもある程度攻略の自由さはありますが、今作は段違い。
時間制限も、基本的にはありません。
思わぬ行動が思わぬショートカットになったり、失敗してもアクションテクニックで無理矢理きりぬけたり、独特の「おおらかさ」があります。
新しいアイデアがいっぱい
初の「3Dマリオ」ということもあり、これまでにない仕掛けやアイデアを沢山盛り込んでいます。
- カメラを持った「ジュゲム」が常にいる
- 「絵」に入ることでステージスタート
- 甲羅に「乗って」サーフィン
- スティックをグルグルして、クッパを振り回す
- 目玉の敵は、周りをグルグル回り、目を回して倒す
- コインを100枚集めると「パワースター」ゲット
- 赤コインを8枚集めると「パワースター」ゲット
- 「透ける能力」と「すり抜けられる壁」
- 水位を変えて攻略するステージ
- 何もかも大きい場所と、何もかも小さい場所を行き来して攻略するステージ
- 「絵」への入り方で、中の様子が変わるステージ
- 空飛ぶじゅうたんに乗って進むステージ
まだまだ沢山!
どれも挑戦的で、新鮮で、発想もとても「自由」。
ちなみに、マリオが初めて「掛け声」を発するようになったのも今作からです。
ミニゲームも充実
まず、ソフト起動後すぐにできる「顔いじり」。
「ミニゲーム」と言っていいかわかりませんが、3Dのマリオの顔を、好きなように引っ張って遊べます。
引っ張った状態で固定もできて、かなり酷い顔にもできる。
固定を解除するとゴムのように戻るのもおもしろい。
本編内にも「スライダー」で遊べるステージがあり、競争や タイムアタック もできます。
ルートを間違えたりコインを取り逃したら、連続ジャンプキックで少しずつ戻れるという裏技っぽいテクニックもあります。
DS版では、本編と独立したミニゲームが多数収録されており、ハマるものも多いです。
DS版のミニゲームの多くは、次作『Newスーパーマリオブラザーズ』にも収録されています。
不満点
時間制限の「変身」
マリオと言えば「変身」。
今作にも「羽マリオ」「メタルマリオ」「透明マリオ」の3種が用意されています。
各変身は、その変身アイテムを出現させるステージをクリアする必要があります。
変身アイテムはブロックに入っていて、ブロックを壊すと変身アイテム「帽子」が現れ、「帽子」を取ると該当する姿に一定時間変身します。
時間が切れたら元のマリオに戻り、変身ブロックも元に戻る。
一つ一つの能力は強力だし、時間制限内に攻略する緊張感はありますが、「能力を持ち越して、別のステージを攻略」といった楽しみはありません。
羽マリオの操作が難しい
上述した「羽マリオ」。
大砲か三段跳びで飛びあがると飛行モードに移行するのですが、この操作が難しい。
思うように方向転換できず、思うように上昇せず、何度墜落したことか・・・。
この「変身」を手に入れるステージは、最初から「羽マリオ」状態で空に投げ出され、訳もわからぬままよく落っこちました。
おなじみのキャラクターがいない
まず、「ルイージ」がいません。
DS版で華々しい復活を遂げますが(扱いは悪い)、やはりいないのはさびしいです。
敵キャラも、新キャラが多数出ている代わりに、今までの敵キャラは少なめ。
ハンマーブロスや、ゲッソー、メットやカロンもいない。
ノコノコは一応いますが、一部ステージのみの登場で、希少。
ハナチャンはボスキャラとしてのみ登場。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 不明。何周しているかもわからないくらい |
購入した関連本 | スーパーマリオ64 (ワンダーライフスペシャル―任天堂公式ガイドブック) |
所持しているサウンドトラック | 30周年記念盤 スーパーマリオブラザーズ ミュージック |
シリーズのプレイ状況(みなと) ※「3Dマリオ」に限定 |
スーパーマリオ64DS(DS) スーパーマリオギャラクシー2(Wii) スーパーマリオ 3Dランド(3DS) スーパーマリオ 3Dワールド(WiiU) |
総評
64版は、本当に何度も何度もプレイしました。
120枚の「パワースター」を集めては消し、集めては消し・・・。
DS版は150枚コンプリートを一度したきりで、ミニゲームばかりプレイしました。
64版をプレイしていた当時、周りでは今作についての様々なデマが飛び交っていました。
- 「ピーチ城の地下には、さらに下があり、隠しステージがある」
- 「『たかいたかいマウンテン』の大砲を使うと、青い「パワースター」が取れる」
- 「ゲーム開始直後に、壁キックで城の屋上に行くとルイージに会える」
などなど、当時はネットもあまりなく、こんなようなウワサが絶えませんでした。
現在でも最速クリアタイムが更新されるなど、未だに人気がある今作。
「名作過ぎて、他がダメ」などとも言われますが、そうは思わない。
今作のシステムは確かに革命的ですが、アラはあるし、DS版で改善された部分も多いです。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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