評価:4
18年10月25日に発売された、プログラミングパズル『セブン・ビリオン・ヒューマンズ(7 Billion Humans)』。
『ヒューマン・リソース・マシーン』や『グーの惑星』を開発した、Tomorrow Corporationの作品です。
プログラミング知識が薄いみなとが、クリアしエンディングに到達!
感想・レビューいってみます。

「分かった気になっちゃう」ゲームです。
18年10月27日に公開したファーストレビューをリライトしてお届けします。
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目次
概要
ゲーム内容
機械が発達した世界。
エネルギーも無限で、全人類は働く必要がない。
でも、ヒトはシゴトを求めるもの。
そこで機械たちは、70億人の人類全員が働ける職場を用意。
そんな職場での、お話。
操作方法
操作方法は、
- タッチパネル
- 左Joy-Con
- 右Joy-Con
の、3種類。
Joy-Conの場合は画面に向けてポインターのように使います。
プログラミング
各ステージ毎に「お題」が用意されているので、社員に指示を出して「お題」をクリアしましょう。
使える指示(コマンド)は、お題ごとに変わります。
例えば↑のステージの場合、「step」「pickUp」「drop」が使えます。
右側のエリアにコマンドを置いて、左下の実行ボタンで再生。
上から順に実行していきます。
お題の通りの結果が得られれば、クリアです。
評価
お題には「行数目標」と「スピード目標」が設定されています。
より少ない指示でお題を達成することを目指すのが、「行数目標」。
お題達成までの実行時間(実行ボタンを押してから、クリアするまで)を、できるだけ早くするのが「スピード目標」です。
必ずしも、同時達成できるものではありません。
また、どちらも達成しなくてもクリア扱いにはなります。
問題やコマンドによっては、「クリアする場合もあるけど、失敗する場合もある」ということもあります。
問題にランダム要素がある時、このような結果になる場合があります。
失敗するケースがある場合、上司には叱られますが、50%以上の確率でクリアするようなら、クリア扱いになります。
もちろん「100%クリアできる解法」が存在しますが、覚えておきましょう。
課題をスキップ
「解けないな~」と思った問題は、スキップすることが可能です。
上司さんをタッチして「課題をスキップ」を選択しましょう。
スキップは5回まで可能です。
スキップした問題を、後でクリアすると回数は回復します。
良い点
パズルゲームに落としこんだ「プログラミング」
コマンドを並べ、実行。
問題点を見つけて、手直しして、また実行。
何度でもやり直しができます。
そうしてバシッと狙い通りに動くと、とても気持ちが良いです。
プログラミングを、分かった気になっちゃいます。
ただクリアするだけではなく、「より少ないコマンドで」「より早く」などを考えて指示を考えるのも、楽しい。
「トライ&エラー」が苦でなければ、とても良い「プログラミング体験」になります。
- 実行
- 一時停止
- コマ送り
- 早送り
と、プログラミングを走らせた後の操作も助かる機能が多く、快適でした。
解き方は1つじゃない
問題は、指示された結果が得られれば、どんなコマンドでも構いません。
解き方は1つではないのです。
人によって、解き方は様々になると思います。
「行数目標」や「スピード目標」を追い求めると解き方は少なくなりますが、場合によっては目標を大きく上回る解法が思いつくこともあります。
秀逸なローカライズ
さすがは「フライハイワークス」といったところでしょうか。
今作はアメリカ発のインディーズゲームですが、日本語訳に違和感はありません。
それどころか、下手な邦ゲーより日本語が秀逸なところさえあります。
社員1人1人が異なるセリフを発しますし、とてもこだわった作りです。
不満点
奇抜なキャラクター・描写
ギョロっとした目の社員たち。
あまり、良い見た目とは言えません。
これは苦手な人が多そうです。
また、プリンターに押しつぶされたりシュレッダーに入ったり、ちょっと描写がキツいと感じる場面もあります。
一応、ご注意を。
タッチ範囲
各コマンドは、タッチしてドラッグすると位置を移動できますが・・・。
けっこうピンポイントでタッチしないと動作しません。
特に「if」は、「if」と書いてある範囲しか触れないので、うまく動かせません。
少しでも右をさわると別の項目が開いてしまいます。
指示エリアを「拡大/縮小」できると良かったです。
ただ、タッチ操作で携帯モードでプレイすること自体は、とても快適でした。
ランダムテストが遅い・中断できない
問題をクリアした際、クリアスピードの平均を求めるため、25回のランダムテストが内部実行されます。
短い問題の場合は瞬時に終わるランダムテストですが、かなり長くかかるものも。
内部での処理とはいえ実行時間がかかってしまうのは仕方がないとは思いますが、ランダムテストが終了するまで操作を受け付けないのは困りもの。
明らかに「失敗した」と思った解法でも中断できないので、少し時間の無駄になってしまいます。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード |
プレイ時間 | 約70時間 |
総評

と思って、買ってみました。
なかなか難しかったですが、なんとかエンディングに辿りつきました
とっつきづらい印象の「プログラミング」。
今作をきっかけに、学んでみてはいかがでしょうか?
今作のヒント記事を作成しています。
「ヒントは見たい。けど答えは見たくない」という方は参考にしてください。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
妻からもちょっと言わせてもらいます
2020年から小学校で「プログラミング教育」が必修化。
「プログラミング言語」ではなく、「プログラミング的思考を学ぶ」のが目的らしいです。
この『セブン・ビリオン・ヒューマン』は遊んで学べる「プログラミングパズル」として、とても良いと思います。
難易度は高いですが・・・。

プログラミングパズルゲーム『ヒューマン・リソース・マシーン』と、続編『セブン・ビリオン・ヒューマンズ』 がセットになっています。
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