今日のレビューは、『Celeste（セレステ）』。
カナダの開発社「Matt Makes Games」が贈る、インディーズ 横スクロール2Dアクションゲームです。
数々の賞を獲得した、とても評価の高い人気作です。
ストーリークリアし、エンディングに到達したのでネタバレなしの感想・レビューいきます！
全て「アシストなし」でクリアしました。
プレイしたのはNintendo Switch版です。
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目次
概要
ゲーム内容
プレイヤーはマデリンという少女を操作して、霊山「セレステ山」の登頂を目指します。
ただの山ではなく、遺跡や洞窟など様々なロケーションを登っていきます。
足場はほとんどなく、ジャンプやダッシュを駆使して攻略します。
マデリンの年齢は明記されていませんが、車の運転もできますし、お酒も飲める年齢です。
マデリンの名前は変更可能です。
操作方法・キーコンフィグ
- 移動する
- ジャンプ
- ダッシュ
- つかむ
基本的には、この4アクションで攻略します。
「ジャンプ」や「ダッシュ」は8方向にできます。
「ダッシュ」は空中でも発動できますが、連続使用に制限があります。
「つかむ」で壁に貼り付けますが、その状態で上下移動をしすぎるとずり落ちます。
設定画面でボタンの割り当てを変えることができます。
使いやすい設定にしておきましょう。
チャプター
ゲーム進行はチャプター（ステージ）を選択して攻略する形です。
クリア済みのチャプターを再度プレイすることも可能です。
進行度はチェックポイントごとに保存されます。
「中断セーブ」して、中断したところから再開することもできます。
収集・やりこみ要素
- チャプターのあちこちに浮いている「イチゴ」
- 高難度ステージがアンロックされる「B面カセット」
- 隠されている「ハートクリスタル」
など、チャプター中には収集できるものが用意されています。（カセットとハートは各チャプターごとに1つずつ）
どれも普通にプレイするより、獲得は難しくなっています。
エンディングの到達自体は、これらの収集要素は無視しても問題ありません。
さらに高難度のモードやクリア後要素等を楽しみたい場合は、挑戦してみましょう・
『Celeste』PICO-8版
特定の条件を満たすと、『セレステ』のプロトタイプ（PICO-8）をプレイできます。
操作方法は本編とほぼ同じですが、よじ登ることができなくなっています。
発見後は、ゲーム開始画面からでもプレイできます。
アシストモード
非常に高難度の作品ですが、アクションが苦手な人でもプレイできる「アシストモード」が用意されています。
「ON」にすることで、下記の各アシスト機能を設定できるようになります。
- 進行速度
ゲームスピードを10％刻みで遅くできます。（50%まで） - スタミナ制限なし
壁に貼りついてもずり落ちなくなります。 - エアダッシュ
空中ダッシュできる回数を変更できます。（「デフォルト」→「2」→「無限」） - 無敵モード
死ななくなります。
落下もしないし、針に触れても大丈夫。
エアダッシュを「無限」にし、無敵モードを「ON」にすると、誰でも簡単にクリアできるようになります。
この状態でも トロフィー は獲得できるようです。
ただし、ゲームファイルに「アシスト」のマークが付きます。
良い点
唯一無二の達成感が味わえる
「アシストモード」を使わない場合、今作はものすごく難しいです。
- 落ちると即死
- 針に触れても即死
- 得体の知れない何かに触れても即死
しかもそれらが、あたり一面。
針の穴に糸を通すような繊細な操作を求められます。
こんなん、無理じゃん！
そう思ってからが、今作のだいご味です。
まだまだ序盤なのに死にまくりよ。
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) May 18, 2020
こりゃ大変だ。(みなと) #Celeste #いっせいトライアル #NintendoSwitch pic.twitter.com/DQUpBtmxud
何度も何度も死にまくり、少しずつ最適の操作方法をあみだし、手が自然と動くようになり、切り抜ける。
その達成感は、言い表せないほどです。
いよおぉぉし！！
と、声を出してしまいます。
今作をクリアするのに、合計1900回以上死にました。
それでも心が折れなければ、いずれクリアできると思います。
自分自身のプレイスキルが成長しているのがわかります。
リトライが早いのも助かりました。
「イチゴ」を無視すれば、難易度はグッと下がります。
親切な「アシストモード」
根気があればクリアできる作品ですが、それでも鬼のような難しさなので人には勧めにくい・・・。
と思いきや、今作には丁寧な「アシストモード」が実装されていました。
設定項目もいくつかありますし、どうしてもクリアできない人は設定してみましょう。
「達成感」は減ってしまいますが、今作には他にも魅力があります。
心が上向きになる物語
「セレステ山」の登山は、まさに自分との戦い。
死ぬたびに少しずつ上手くなり、だんだんスムーズに登れるようになります。
ストーリーにおいても、その部分は重要な点です。
マデリン自身が、自分の境遇や過去と向き合い、どう成長するのか。
他者との関わり方や、自分自身に対する考え方を、どのようにとらえていくのか。
プレイヤー自身もマデリンと境遇を重ね、成長できるのではないかと思います。
特に終盤はとても感動的で、泣けるシーンもありました。
登山を盛り上げる音楽
音楽も、かなり良かったです。
シーンに合っており、攻略の進行状況により変化する音楽は鳥肌ものでした。
アップテンポの曲も多く、ノリノリな気分にもなれます。
「B面」はアレンジ曲が流れますし、音楽に対するこだわりは無視できませんね。
bandcampさんで楽曲を聞くことができますよ！（試聴回数に制限あり）
「散らかった心」や「よみがえり」がお気に入りです。
充実のやり込み要素
エンディング到達後も、遊べる要素はいくつも残っています。
- クリア後の追加ストーリー
- 高難度モードの「B面」
- 「B面」の、さらに先
- 「イチゴ」や「ハートクリスタル」のコンプ
- PICO-8版のクリア
などなど、全て極めようとしたらかなりの時間プレイできるのではないかと。
B面の難易度、鬼畜か！(みなと) #Celeste #いっせいトライアル #NintendoSwitch pic.twitter.com/4eMpH8fStv
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) May 21, 2020
「B面」ホント難しくて、できる気がしないですが・・・。
不満点
マデリンの見た目
今作は全体的に隙がなく、ほとんど不満もないのですが・・・。
しいて言えば、マデリンの見た目の年齢が幼すぎる点でしょうか。
小中学生くらいに見えてもおかしくない見た目ですが、働いていますし、車も持っていますし、お酒も飲めます。
いや、まぁそういう子どももいるかもしれませんが。
いったい何歳なのでしょうか？
人物としては、かなりリアルな悩みを持っている人なので、よけい気になりました。
プレイ状況
| ソフトウェア | ダウンロード版 |
| プレイ時間（記事作成時点） | 約11時間 |
総評
「非常に難しい」という話は聞いていましたが、確かにそうでした。
ですが「アシストモード」のおかげで誰にでもオススメできますし、ストーリーも想像以上に良かったです。
人気なのも納得です。
「根気」に自信がある人は、ぜひアシストモードは「OFF」で挑戦してみてください。
とても大きな達成感を得られますよ。
通常クリア自体は8時間ほど。
ですがクリア後も充実した内容で、長時間楽しめます。
レビュー
| 総合評価 | |
| シナリオ | |
| 操作性 | |
| システム | |
| キャラクター | |
| ビジュアル | |
| 音楽 |
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