20年1月30日発売の、『コーヒートーク』。
Nintendo Switch版をクリアしました。
ストーリーのネタバレなしの感想・レビューです。
サキュバス、エルフ、吸血鬼、人狼、オーク、ネコミミ、海棲人・・・そして人間。
プレイヤーは、さまざまな種族が住む世界で営むカフェのオーナー。
あたたかい飲み物を片手に、ゆったりした気持ちでプレイするのがオススメです。
その点をふまえて、読んでいってください。
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目次
概要
ゲーム内容
プレイヤーはカフェのバリスタとなり、お客様の話に耳を傾けつつ、注文されたドリンクを提供します。
提供したドリンクによって、会話や物語が変化します。
ドリンクの提供
ベース、メイン材料、サブ材料の順番に選んでいきます。
同じ材料でも、メイン材料とサブ材料を逆にすると生まれないドリンクもあります。(下記画像参照)
そんな時は、グラフを参考にしましょう。
▼ラテアート
ラテ系の飲み物を作ると、ラテアートができます。
「リセット」で初期状態に戻るので、自由に描いてみましょう。
スマホ
Yボタンでスマホを取り出すことができます。
- Tomodachi!!
友だちとなったお客様リスト。
親交が深まるほど、詳しく見ることができます。 - Brewpad
メニュー表。
新作メニューが作られるたびに、自動で登録されていきます。 - The Evening Whispers Stories
短編小説を読むことができます。 - Shuffld
BGM一覧。
BGMを変更できます。
その他
- タッチ操作に対応
- バックログ完備
ゲーム内容 ~モード解説~
ストーリー以外のモードを簡単に解説します。
エンドレス
▼フリーサーブ
自由にドリンクを作ることができます。
新作ドリンクはメニューとして登録されます。
▼チャレンジモード
注文されたドリンクを時間内に作成していきます。
希望通りのドリンクが提供できると、ボーナスとして制限時間がのびます。
ギャラリー
物語が進行したり、条件を満たすとギャラリーが解放します。
ギャラリーの中にはコンセプトアートもあります。
良い点
BGMや効果音が良い
カフェの雰囲気にピッタリのBGMが流れます。
ストーリーを邪魔することなく、むしろストーリーに彩りを与えています。
#コーヒートーク のBGMを聞きながらのコーヒーは2割増しで美味い。
雨の音もいいよね。(とも) #NintendoSwitch pic.twitter.com/GmrpYlS4EY— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) January 31, 2020
また、コーヒーを淹れる音も最高です。
#コーヒートーク 。ドリンクを淹れる時の音が最高! (とも) #NintendoSwitch pic.twitter.com/U9OOqAZOC5
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) January 31, 2020
種族を超えた愛情と友情
サキュバス、吸血鬼、人狼など、種族の垣根がない世界。
やはりそこには差別もあったりします。
しかし、ストーリーは「差別と闘う」というよりも「絆を確かめ合う」という感じ。
種族を超えた絆、親子の絆などほっこりするストーリーになっていて、とても良かったです。
その他の良い点
- バックログ完備
- 既読スキップ完備
- 短編小説がおもしろい
- 個性的なキャラクター
不満点
BGMは最高だけれども・・・
1曲1曲が長いです。
どれもが同じフレーズの繰り返し。
それが約5分間から6分間流れます。
もう少し短くして、テンポよく聞きたかったです。
ラテアートが丸投げ状態
特に説明がないラテアート。
いろいろ試してみて、わかってくる程度です。
ストーリー的にもラテアートは重要ではないので、仕方がないのかもしれません。
しかし、ラテアートの見本を見ながら、いろんなラテアートを試したかったです。
文字が小さくて読みづらい時がある
時々、文字がかなり小さくなることがあります。
「小声で話している」ということなのですが、元々の文字が小さめなので、さらに小さくなり読みにくかったです。
気になった点
バックログの表示が変
バックログをよく利用していましたが、時々、改行が変で文字の半分が消えていたり、文字が重なっていました。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 7時間 |
所持しているサウンドトラック | パッケージ版特典サウンドトラックCD |
総評
ドリンクを作成していくと、中には聞いたことのないドリンクに出会います。
調べると、本当にそういったドリンクが存在しています。
とても興味を持ちましたし、実際に飲んでみたくなりました。
7時間程度でクリア(おそらくトゥルーエンド到達)できたので、値段を考えると少し割高かもしれません。
ちょっぴり大人な会話劇を楽しみたい方に、特にオススメしたいです。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
夫からもちょっと言わせてくれ
提供するものによって物語が分岐する、『VA-11 Hall-A(ヴァルハラ)』のフォロワータイトルとされる今作。
『ヴァルハラ』をクリア済みの観点から今作を見てみると、「かなり洗練されたな」という印象でした。
良くも悪くも「先駆者」の『ヴァルハラ』は荒削りな部分がありますし、かなり尖ったタイトルです。
扱っているテーマも攻めてます。
対して『コーヒートーク』は、もっと遊びやすく、テーマも共感を得やすく、人にすすめやすい作品だと感じました。
- レシピを発見する楽しみがある
- エンドレスモードで試行錯誤できる
- ロードが日付で選べてリプレイしやすい
- あっと驚く謎も用意されている
この辺りは、今作ならではの魅力と言えます。
とは言え、「『ヴァルハラ』が劣っている」と思っているわけではありません。
強烈な個性や生々しい会話、レシピの多様さは、『ヴァルハラ』ならではの部分がありますし。
『コーヒートーク』を楽しんだ方は、『ヴァルハラ』もプレイされると良いと思います。
「あぁ、なるほど。これがあったから『コーヒートーク』は生まれたんだ」
と実感できることでしょう。
ただ、『コーヒートーク』が「ちょっぴり大人」なゲームだとすると、『ヴァルハラ』は「がっつり大人」なゲームです。
猥談に抵抗がある人は、ご注意を。
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