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レイヤーズ・オブ・フィアー:レガシー 感想・レビュー byみなと / 一人称視点を活かした画家の狂気体験ホラー

2020年7月16日

Layers of Fear: Legacy (レイヤーズ・オブ・フィアー:レガシー)

今日のレビューは、『Layers of Fear: Legacy (レイヤーズ・オブ・フィアー:レガシー)』。
一人称視点のホラーアドベンチャーゲームです。

苦悩に歪む画家として、絵に向き合う。
そこで目にするものは夢か幻か。

プレイしたのはSwitch版です。
ストーリー的なネタバレは控えめで、感想・レビューいきます。

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概要

 

 

ゲーム内容

今作は一人称視点のゲームです。

自宅兼アトリエである洋館を探索していきますが、ふとしたきっかけで現実ではありえない変化が館に現れます。

  • 調べることで、部屋や扉の先に変化が起こる
  • 画家の苦悩っぷりがよく分かる文書の数々
  • 狂気をはらんだ絵画作品がそこらじゅうに

Layers of Fear: Legacy (レイヤーズ・オブ・フィアー:レガシー)

ひと通り歩き回ったらキャンバスに戻り、描き足す。
そうして少しずつ絵が完成されていき、最終的には・・・。

というのが大まかな流れです。
マルチエンディングです。

ゲームオーバーはありません
倒れてしまう箇所はありますが、直前から再開できます。

 

操作方法

Layers of Fear: Legacy (レイヤーズ・オブ・フィアー:レガシー)

Layers of Fear: Legacy (レイヤーズ・オブ・フィアー:レガシー)

携帯モードでもプレイ可能ですが、Joy-Conのモーション操作も可能です。

「ZRボタン」の「操作」ですが、押しっぱなしで右スティックを動かすことで扉の開閉などができます。
物を調べるのも「ZRボタン」。

「早歩き」がありますが、プレイ中にスピードが求められることは、ほぼありません。

「左スティック押しこみ」の「トーチ」は、追加エピソードで使用します。

 

Layers of Fear: Legacy (レイヤーズ・オブ・フィアー:レガシー)

手紙などを読む際は、「Xボタン」で字幕表示できます。

 

セーブ・章

今作は自動セーブです。

セーブタイミングは「部屋を移動した時」。
再開する際は「キャンバスの部屋」から再開されますが、扉を開けると中断した部屋につながります

「絵に描き足した時」が、章が進むタイミングです。
章を選んで再開することもできますが、進行状況はリセットされます。

 

追加エピソード「Inheritance」

本編クリア後に「Inheritance」という追加エピソードをプレイできます。

同じ家が舞台ですが、「画家の娘」として当時を追体験する内容です。
ホラー要素は、本編より抑えめです。

 

 

良い点

高クオリティのグラフィック

Layers of Fear: Legacy (レイヤーズ・オブ・フィアー:レガシー)

今作はグラフィックのクオリティが非常に高いです。

↑のようにじっくり見られるオブジェクトは、スティックで回転させることもできます。
どの方向から見てもしっかり作られていて、とても丁寧なグラフィックです。

 

Layers of Fear: Legacy (レイヤーズ・オブ・フィアー:レガシー)

「絵」を題材にしていますし、「絵」に対するこだわりはかなりのもの

飾られている絵や出現する絵、変化する絵などで心境や状況を表現するさまは、見事でした。

 

「一人称視点」を巧みに利用した視覚効果

Layers of Fear: Legacy (レイヤーズ・オブ・フィアー:レガシー)

部屋の奥にある棚を調べる。
手紙があるので読んでみる。

振り返ると、さっきはなかった扉が出現している。

例えばこんな感じに、視点移動によって巧みに部屋の状況を変化させています

見回す、アイテムを入手する、見上げる、調べる。
さまざまな行動が、部屋に変化をもたらすきっかけになります。

視界の「外」で、いつの間にか変わっている部屋の状況。
この表現手法には驚きました。

まさに「一人称視点」だから実現できた仕掛けです。

 

「音」が恐怖を盛り上げる

今作はヘッドホンを使用してのプレイを推奨しています。

スタート画面のピアノも美しい旋律ですが、本編では「音」による恐怖表現が秀逸でした。

  • 不穏な効果音
  • 電話ベルの音
  • ネズミの鳴き声
  • 蓄音機の音

などなど。

逆に「音声OFF」でプレイすると怖さも半減。
怖いのが苦手な人は、お試しあれ。

 

 

不満点

操作性は良くない

Layers of Fear: Legacy (レイヤーズ・オブ・フィアー:レガシー)

  1. 視界の中心にあるカーソルを、右スティックのカメラ操作で動かす
  2. カーソルが調べられるオブジェクトに触れると、「ZR」で調べられる
  3. ドアや棚なら、「ZR」を押しっぱなしにして、右スティックやモーション操作で開く

こんな感じに物を調べますが・・・。
まず、中心のカーソルがかなり小さく、調べられるポイントを見つけづらいです。

次に、「掴んだ後に開く・閉じる」という動作がめんどうです。
もっと言うと、うまく開閉できなかったりカメラが動いたりして思うようにいきません。

開けても意味のない棚が無数にあるのも、この行動のめんどくささに拍車をかけています。

 

見づらい・わかりづらい

場面によってはとても暗く、自分がどこにいるかすら分からなくなるところも。

追加エピソードでは視界がかなり低くなるシーンがあります。
暗くはありませんが、部屋が非常に見づらくてイライラしました。

グラフィック面では高クオリティですが、どうしても近い雰囲気の部屋を巡るので進行状況がよく分からなくなることもありました。

 

 

気になった点

かなり人を選ぶ

「ホラー」とはいえ、今作はおぞましい幽霊や血みどろの死体などが登場するわけではありません。
終始「画家の狂気を描いている」と言っていいでしょう。

サイケデリックで脈略のない、突然訪れる恐怖表現は人を選ぶと思います。

 

物語は断片的に語られるセリフや、手紙から読み解く必要があります。

ストレートでわかりやすい物語や、直接的な恐ろしさに期待している人は、今作は合わないと思います。

ビックリ系の怖さは、そこそこあります。
ネズミが出ますので、苦手な人はご注意を。

 

 

プレイ状況

ソフトウェア ダウンロード
プレイ時間 約8時間(うち追加エピソード2時間)
シリーズのプレイ状況(みなと
※記事作成時点
なし

 

 

総評

「一人称視点」の作品自体は苦手な方で、あまりプレイしていません。
ですが、今作はその「一人称視点」を利用した独特な表現方法で、かなり感心する恐怖体験ができました。

グラフィックも美しく、絵描きの苦悩がよく伝わりました。

ただ、個人的には操作性の面で合いませんでした。
マルチエンディングではありますが、気が滅入る内容でもありますし、繰り返しプレイしたくなる作品ではありません。

 

レビュー

総合評価
シナリオ
操作性
システム
キャラクター
ビジュアル
音楽
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