評価:4.5
今日のレビューは、『Lovekami -Healing Harem-』です。
今作はテキストと絵で進行し、選択肢でストーリーが分岐する、いわゆる「ビジュアルノベル」です。
今作は、PC用のアダルトゲーム『恋神-ラブカミ-』の派生作品『LoveKami -Pureness Harem-』の家庭用版です。
『恋神』本編は家庭用にはなっていません。
Switch版『Lovekami -Divinity Stage-』や同じくSwitch版『Lovekami -Useless Goddess-』の世界観を共有する続編ですが、物語やキャラクターのつながりはないので、今作からプレイしてもOKです。
主な良かった点
- 必要なシステムがそろっている
- かわいらしく平和でありながら、攻めたキャラと物語
- ラッブラブのエッロエロ
主な不満点
- ゲーム的ではない

ストーリーのネタバレは、ありません。
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Lovekami -Useless Goddess- 感想・レビュー byみなと / ラブ度UPなトラブルカミサマストーリー
迷惑なカミサマの更生はうまくいくのか!?『ラブカミ -Useless Goddess-』の感想・レビューです。
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目次
概要
ゲーム内容
現代社会と、少しだけ違う世界のお話。
神様を信じなくなった現代人の前にカミサマたちが降臨して、少し経ったあとの物語です。
見た目は人間と変わりない、カミサマたち(ただし、全員美少女)。
基本的には土地を守ったり、人々にとって善い存在ですが、中には本人の意思とは関係なく祟りをもたらす「タタリガミ」と呼ばれるカミサマもいます。
今作は、そんなタタリガミの「雨津ユカリ」というカミサマが、神職である主人公に求婚するところから始まります。
舞台はこれまでよりずっと田舎の町になりました。
ヒロイン
今作の攻略対象のヒロインは3柱のカミサマ。
↑ の画像で言うと、
- 左:静森(しずもり)カエデ cv.春乃いろは
- 中:雨津(あまつ)ユカリ cv.南里一花
- 右:未園(みその)シオン cv.上原あおい
です。
中盤までは共通の物語を進行しますが、中盤に出てくる選択肢で各ルートに進みます。
選択肢は全編通して1回だけです。
操作方法
良い点
必要なシステムがそろっている
このシリーズの定番ですが、
- バックログ
- クイックセーブ・ロード
- 豊富なセーブスロット
- オート
- 既読スキップ
- メッセージウインドウOFF
などなど、ビジュアルノベルを読み進めるうえで必要なシステムを完備。

これでタッチ操作にも対応してくれれば完璧なのですが・・・。
かわいらしく平和でありながら、攻めたキャラと物語
- ユカリは「嫁」を自称
- カエデは「妻」を自称
- シオンは「妾」を自称
今回登場する3柱のカミサマはライバル関係となるので、時折ギスギスすることはあります。
ですが、強く誰かが傷ついたり、深刻な事態になるような物語ではありません。
とても優しい物語とキャラクターで、ほんわかした気持ちでプレイできるかと思います。
とは言え、まったく毒がないかと言うとそうではなく、ユカリというヤンデレカミサマがいることで非常に強い印象を残す作品となりました。

という攻めたキャラで、とても驚きました。
ですが、このユカリがまたカワイイのです。

声優さんの演技もレベルが高かったです。
ラッブラブのエッロエロ
シリーズを3作プレイしてきましたが、今作が最もエロくて最もラブラブしていると感じました。
まず、ヒロイン全員が最初からラブ度マックス。
主人公は特別な力を持つ神主なので、彼女たちの負の力を中和させることができます。
これほど説得力のあるハーレムも、そうそうないです。

しかもこの主人公、言動や考え方が比較的しっかりしているうえに優しさや愛情にあふれているので、そういった面でも納得がいきました。
そして、主人公に対するカミサマたちのアプローチも過激。
立ち絵は、どこがとは言いませんがめっちゃ揺れます。
ユカリを筆頭に、なかなかのエロエロラブラブっぷりを披露してくれます。
・・・実用的です。

正直言うと、オリジナル版も気になってしまいました。
背景も綺麗
前2作は都会だったり街中だったりであまり気にしていませんでしたが、今作では背景美術もレベルが高いと感じました。
特に↑の滝のシーンは見事で、見応えがありました。
不満点
ゲーム的ではない
シリーズ全体の共通点ですが、今作も選択肢は1度だけ。
ルート決定の時だけです。
やはり「話に介入している感」はゼロです。
あくまで「3つのお話を読み進める」という作品。

と思いました。
そのための選択肢がいくつかちりばめられていると、やりがいも増えたかと。
気になった点
視点の変化
今作は基本的に、主人公の「彰」の視点で物語が進みます。
ですが時々、ヒロインの視点で語られるシーンが出てきます。
このタイプのゲームを「小説」としてみるなら、語り手の視点が増えてしまうのは、あまり好ましくありません。

前の作品でもありましたが、やはり個人的にはあまり好きではありません。
誤字が多め
音声では「嫁」と言っています。
他にも
誤「長い」
正「長居」
誤「真っすぎるほど」
正「真っすぐすぎるほど」

ちょっと今までに比べて「誤字が多い」と感じました。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロードソフト |
プレイ時間 | 6時間 |
シリーズのプレイ状況(みなと) ※記事作成時点 |
Lovekami -Divinity Stage-(Switch)
Lovekami -Useless Goddess-(Switch) |
『Lovekami -Healing Harem-』の総合評価・レビュー
「現代社会にカミサマが介入した世の中」という状況に関しては予備知識があった方が良いですが、そこに目をつむれば今作だけプレイしてもOK。
タタリガミはきちんとタタリガミでしたし、3柱とも異なる魅力と個性で、どのルートも楽しんで読み進めることができました。

あえてお気に入り順を述べると、
ユカリ、シオン、カエデ、の順です。
まさかヤンデレを好きになるとは、自分でも意外です。
幸せな気分になれる恋愛アドベンチャーをご所望なら、今作はうってつけ。
3作の中で、一番のお気に入りになりました。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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